広島に行く人も広島におる人も

ブログカテゴリ

  • トップページ

    広島の写真集

    広島の街(広島の街マップ)

    広島の風景

  • 広島の郊外

    広島のニュース

    広島の店

    広島の会社

    広島の人

    広島から始めよう

    広島の作り話

    Title

    English site

カテゴリー

  • トップページ
  • 広島から始めよう
  • 広島のチーム
  • 広島のニュース
  • 広島の人
  • 広島の会社
  • 広島の作り話
  • 広島の写真集
  • 広島の店
  • 広島の文化
  • 広島の街
  • 広島の郊外
  • 広島の風景

広島ブログ


  • 広島ブログ

    Linkfree_180x50

Recommended


  • 021019
    ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)
    伊藤計劃

広島の郊外 : 安佐動物公園


広島に古くからあるレジャースポットと言えば、安佐動物公園でしょう。

安佐動物公園ウェブサイト

市内バスセンター(広島紙屋町)からだとバスで40分ほどでしょうかね。
アストラムラインでも上安から行けますが、降りてからちょっと距離があるので、バスか自家用車の方がいいと思います。

RIMG0301
.

全国的に有名、と言うわけではないですが、一通りの動物は揃ってますよね。
ライオン、キリン、ゾウ、サイは当然として、バクやニホンカモシカ、オオサンショウウオなどなど。
半日はたっぷりと楽しめるぐらいには、います。

特にサイは、全国の動物に子供を送り込んでいるメスのサイがいるようで、右に左に行ったり来たり。
ライオンのメスはガラス張りのブース(1メートル程の距離です!)でグルグル回り、キリンは"たいぎそう"に草をついばみ、羊とヤギは触れる事もできます。

RIMG0288  RIMG0291
(冬だからかやたらとのんびりしたキリン)
.

RIMG0294  RIMG0302
(すっかり年老いたサイと、夢を食べるバク)
.

やっぱり印象的なのは、入ってすぐの猿山と、すぐ右手にいるフラミンゴでしょうかね。
もうずっと、いる。ここばかりは子供の頃と全く印象が変わらないですね。
あぁ、安佐動物公園に来たなぁ、ってすごく思う場所です。

昔に比べると訪れる人も減ったんでしょうけど、それでも休日ともなると、結構親子連れが来てますね。
たまには、動物と触れ合う週末ってのもいいですよね。
まだちょっと寒いかな。先日行った際も、結構雪が残ってましたから。

でも、これから春にかけて、是非訪れてみてはいかがでしょう。
せっかく動物園のある素敵な都市に住んでいるんですから。
なんか、昔訪れたことを、断片的にですけど思い出して、うれしくなりますよ。

RIMG0304  RIMG0305
(入園してすぐ右手にあるフラミンゴの池)

「広島の郊外」 Top Page

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■



投稿情報: 22:58 カテゴリー: 広島の郊外 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

広島の郊外 : 厳島(宮島) Part3: 宮島の景色

 
(広島の郊外 : 厳島(宮島) Part1: 宮島口へ)
(広島の郊外 : 厳島(宮島) Part2: 厳島神社へ)


厳島神社を堪能したら、そろそろお腹が空いてきたんじゃないでしょうか。
宮島は、厳島神社はもちろんのこと、その他にも素晴らしい建造物や自然、通りに溢れています。
それらを散策する前に、まずはお昼ご飯を。

RIMG0094
.

厳島神社の裏手を流れる御手洗川という小川(上の写真)を遡っていくと、やがて紅葉谷(もみじだに)公園という、宮島だけでなく、広島を象徴する様な、紅葉の木の豊かな公園があります。

その手前にあるのが、有名な旅館「岩惣(いわそう)」さんです。厳島神社からだと五分ほどですかね。
紅葉谷の入口にある風流な旅館に泊まるには相応の金銭と気概が必要でしょうが、お昼ごはんぐらいでしたら、もう少し手前にある別館で気軽に食べることができます。

私はこの日はあなごめしをご馳走になりましたが、いやぁ、美味しかった。
上野の少し硬めに〆たあなごも味わい深いですが、少しホクホクさせたこちらのあなごも、実に豊かな味わいで、クセはほどよく、タレは濃すぎず薄すぎず、あなごの量もたっぷりで、大変満足させていただきました。
もちろん、懐石なんかもあるので、ゆっくりと贅沢に楽しみたい方はそちらもいいかもしれません。

RIMG0102  RIMG0103
(岩惣さん別館と、本館(本店)へと続く坂道)
.

RIMG0107  RIMG0106
(風情のある岩惣本店正面と、その前から続く紅葉谷公園)
.

お腹が一杯になったら、紅葉谷を少し散策するもよし、岩惣周辺に建つ古い建物、家々、路地裏を散策するもよし、です。
特に最近注目を集めているのが、「町家通り」と呼ばれる通りで、参道商店街よりも、一本岩惣さん寄りの通りです。
こちら、セレクトショップというか、食器や衣類、和紙、酒といったものを置いた小さなお店がならんでいて、結構どこも商品がキッチリとしています。
町家通り、と呼ばれるだけあって、風情も良いし、例えば元々酒屋(酒問屋)さんだったお店が、そのまま日本酒のセレクトショップになっていて、特に広島の地酒を中心に販売している、という感じで、商品も珍しいものもあったりして、ナカナカです。

路地裏の散策は、結局もみじ饅頭なんかをつまんでしまって、何のためにもみじ谷を歩いたんだ、ってなりがちなんですが、まぁそれはそれで楽しみの一つ、ということで。
もみじ饅頭は食べたらついでに作っているところも見てみましょう。小さめのお店だと、大概、外からも見られるようになってます。
見ているうちに、じゃあ今度はついでにチーズも、なんてならないように気をつけてくださいね。

RIMG0113  RIMG0114
(左:紅葉谷公園にある四の宮神社。右:岩惣の近くにある元古い民家)
.

RIMG0129  RIMG0131
(町家通りの風景。左はカフェ。右は酒のセレクトショップ)
.

RIMG0096  RIMG0098
(左:宮島には古い路地裏の風景が残る。右:もみじ饅頭を作っている機械)
.

それから、もう一つおススメなのは、千畳閣という、厳島神社を見下ろす丘に建てられた建造物です。
ここは、文字通り千畳はあろうか、というガランとした板張りの社屋に神様が祀られていて、そこからは厳島神社、瀬戸内海に浮かぶ大鳥居を眺めることができ、弥山(みせん)も美しく眺めることができます。
夏場なら、さぞや風が汗を冷まして心地よいことでしょうねぇ。
紅葉谷や弥山の木々が青々と萌えて。そうそう、もみじは秋の紅葉もモチロンですが、春の新緑も実に清々しく、美しい。
私はどちらかと言うと晩春ぐらいが好きかなぁ。花も結構咲いてますしね。

さて、町家通りから千畳閣まで戻ってきたご褒美は、陸続きになった大鳥居ではないでしょうか。
最初、厳島神社に参拝する前から4-5時間が経過していたならば、丁度良い頃合です。
少し足元に気をつければ、大鳥居の傍まで歩いて行くことができます。

大鳥居は近づいたって大鳥居ですが、海辺の低い角度から眺める厳島神社というのもまた美しいですよ。

RIMG0115  RIMG0116
(小高い丘の上に建つ千畳閣。中に射し込む光りの具合が、どの季節においても美しい)
.

RIMG0119  RIMG0124
(左:千畳閣から見た厳島神社と弥山。右:かなり潮の引いた海岸線)
.

宮島(厳島神社)は季節によって見せる姿を変えてくれ、また、お祭りも多いです。
一月の百手祭に始まり、カキ祭り、四月の桃花祭、に夏は管絃祭と玉取祭。そしてなんといっても、宮島水中花火大会。秋に入れば菊花祭があり、大晦日は鎮火祭。
水中花火大会などは、花火もそうですが、その宮島の風景、島全体が高揚した景色にまさに祭り(祀り)の原風景とでも言うんですかね。そういうものを感じることができます。

また、今回は行きませんでしたが、弥山でトレッキングするのもいいでしょうし、今は改装中ですが宮島水族館もナカナカです。
とにかく、天気さえ良ければ一日中いて、しっかり満喫できる島であることは間違いなし。

楽しい時間を過ごしたらフェリーに乗って宮島口に戻りましょう。
宮島口から市内へ戻るのはガタゴトと路面電車に揺られるのがいいかな。
私は、必ずといっていいほど、帰りは寝てしまいます。

皆さんも、歩いて、食べて、観て、見て、満て、楽しい夢に揺られながら、帰って下さい。
.

RIMG0135  RIMG0136
(宮島はもちろん、フランスのモンサンミッシェルと友好都市です)



より大きな地図で 広島の街 を表示

広島の郊外 : 厳島(宮島) Part1: 宮島口
広島の郊外 : 厳島(宮島) Part2: 厳島神社

「広島の郊外」 Top Page

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■



投稿情報: 22:23 カテゴリー: 広島の郊外 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

広島の郊外 : 厳島(宮島) Part2: 厳島神社

 
(広島の郊外 : 厳島(宮島) Part1: 宮島口へ)

さて、いよいよ船が宮島側の船着場についたら、厳島神社の参道を歩きましょう。
船着場から厳島神社までは早足で行けば十分ほど。でもね、やっぱりゆっくりと歩きたい。
鹿と遊んで、もみじ饅頭をつまんで。それからだって、きっと宮島の神様は怒ったりしませんから。

RIMG0051  RIMG0053
(左:船着場。右:船着場を出るとすぐに鹿が出迎えてくれる)
.

RIMG0056  RIMG0058
(左:厳島神社へと続く参道。右:冬場なので角を削られた鹿)
.

厳島神社へと続く参道は、最初は海岸を、続いて商店街に入って、最後にまた海岸にでます。
この日は季節柄、焼き牡蠣を扱った店が多かったですね。(広島の風景 : 広島、冬の味覚)

それからもみじ饅頭。これは広島におる人なら、「こしあんのならここ」、「いやぁここのつぶあんじゃろ」、「あの店のチーズもえぇよ」と、中の『餡』によって、ひいきの店が変わったりすることでしょう。
必ずしも有名店が美味しいわけじゃないんですが、やっぱり作りたては美味い。
皮がまだ温かくてね。どこの店も、一個から食べられるし、嫌な顔されるどころか、お茶まで出してくれる。
観光地にも関わらず、お茶飲んでも押し売られるなんてことはめったに無いです。

商店街に入ると、すぐに巨大杓子(しゃもじ)が置いてあります。なんでも世界一の大杓子だそうで。
宮島のしゃもじというのは有名で、何と言うか、まぁ幸運を呼ぶアイテム、という感じでしょうか。
元々は、神聖な弥山(みせん)の木に、厳島神社で豊饒の願掛けをして、ということだったんでしょう。
かさばらないし、重たくないし、お土産としても実におススメです。

RIMG0133  RIMG0064
(左:チーズもみじが美味しいミヤトヨさん、軒の上の大きなしゃもじが目印。右:世界一の大杓子(しゃもじ)、しゃもじはもみじ饅頭の餡を混ぜるのに使っている店もあるらしい)
.

二、三個もみじ饅頭をつまみながら歩いたら、いよいよ参道入口の鳥居が見えてきます。
宮島水中花火大会の舞台でもある海岸線には石灯籠が並び、やがて奥に、海に浮かぶ大鳥居が見えてくる、宮島でも最も美しい景観の一つです。
丁度、満潮直後がいい、と行ったのは、この時間に海に浮かぶ大鳥居が見えるからです。
この後、参拝を終えて、再び散策・食事などをして、戻る頃には大鳥居に歩いて渡れる、という塩梅。

海に浮かぶ大鳥居は実に美しいですよ。
天気の良い日だと、海がキラキラ光ってね。宮島の周辺は、ビックリするぐらい海が綺麗で、透明度が高いんです。
自然のお陰なのか、人の努力なのか、なんなのか、とにかく海が綺麗。
大鳥居が見えたら、もう厳島神社はすぐ傍です。

神社の入口には馬小屋があって、昔は生きた本当の馬がいたもんです。
今は作り物になっちゃったけどね。昔の白い老馬が居たころは、何だか本当に神聖な感じがしました。
でも、狭い馬小屋に入れられて、ちょっとだけかわいそうな感じもしたから、まぁ仕方ないでしょう。

RIMG0066  RIMG0127
(左:商店街を抜けた所にある鳥居。右:広島電鉄株式会社寄贈の石灯籠)
.

RIMG0068  RIMG0070
(左、右:海に浮かぶ大鳥居)
.

RIMG0077  RIMG0079
(左:海に浮かぶ本殿、朱色が緑に映えて実に美しい。右:本殿入口)
.

さて、入場料を納めて、手や口を清めたら、いよいよ本殿に参拝しましょう。
白木作りの廊下が、身を引き締めてくれます。

満潮から潮が少しずつ引いていく時間帯、足の下からは波の音が聞こえてきます。
ザザァザザァという柔らかい音が耳に心地よく、湖面の静まり返った内池を見たり、日差しの入り込む曲がり角から海の向こうの大鳥居を眺めたり、とても美しい時間の流れる道です。

本殿に参拝を済ませると、正面の大鳥居に向かって、海に突き出た廊下を進んでください。
ここは四月には桃花祭というお祭りで、舞楽が演じられる舞台でもあります。
それから、今度は能舞台へ。こちらは小ぶりで、本殿と比べると一見簡素な造りですが、その芳醇な年季と、海に浮かぶ能舞台を、廊下から眺める、という斬新な趣向にまったく感心させられます。

RIMG0084  RIMG0085
(左:廊下より大鳥居を望む。右:本殿正面の海に浮かぶ廊下)
.

RIMG0089  RIMG0091
(左:朱色の美しい廊下。右:歴史を感じさせる味わい深い能舞台)
.

厳島神社は美しく、自然と人口建造物との調和が素晴らしく、季節や天気によって味わいが変化し、何度行っても飽きることはありません。
世界中の文化遺産を見ても、なかなかこんな場所はないんじゃないかな。

ただ、宮島の魅力はそれだけじゃないんです。
そこが、この島の素晴らしい所。

厳島神社参拝を終えた後の散策は、Part3で。
(広島の郊外 : 厳島(宮島) Part3: 宮島の景色へ)



より大きな地図で 広島の街 を表示

広島の郊外 : 厳島(宮島) Part1: 宮島口
広島の郊外 : 厳島(宮島) Part3: 宮島の景色

「広島の郊外」 Top Page

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■



投稿情報: 21:19 カテゴリー: 広島の郊外 | 個別ページ | コメント (1) | トラックバック (0)

広島の郊外 : 厳島(宮島) Part1: 宮島口

 
広島の誇りであるだけでなく、日本の聖地、世界の文化遺産、宮島を「郊外」と呼んでいいのか、という気もしますが、三回に渡って、宮島への旅をお届けしたいと思います。

広島のニュース : 連続ドラマ小説「てっぱん」始まる
でも触れましたが、宮島は次回の大河ドラマ「平清盛」ゆかりのそれは美しい島です。
正式には「厳島」になるのかな。宮島、と言うのはもちろん「厳島神社」に敬意を払い愛着を発した、「お宮さんの島」という意味です。

RIMG0070

広島市内からだと、広島駅、横川、西広島(己斐)からJR山陽本線が、そして同じく広島駅・西広島を初めとする駅から路面電車で行くことができます。
基本的にはJRの方が早いですが、旅情を楽しむなら広電がおススメです。
市内多くの電停からは直通の「宮島口行き」が出ています。

広島の街Top Page :「広島の街マップ」

宮島口まできたら、そこからは今度は船で厳島に渡ります。この船もやはりJRと広電があって、電車とセットがお得ですが、JR船の方が、大鳥居には近づきます。少しですけどね。

でもね、慌てちゃいけません。時間はまだたっぷりある(笑)
まずは宮島口の散策です。
といっても、ここでイキナリもみじ饅頭では風情が無いですね。

宮島口にしかないもの。それは「うえの」の「あなごめし」です。
薄味のタレのかかったご飯の上に、しっかりと味の締まった穴子が瓦の様に並べられています。
鰻丼とは全く異なる、独特のクセと、じんわりとした味わいがあります。
これを食べたら鰻なんてまがい物としか思えない。

あなごめし「うえの」のウェブサイト

店舗で食べるのもいいですが、持ち帰りもあるので、弁当を買って船に乗るのもいいですね。
天気のいい小春日和がいいかなぁ。空気が締まっていて、それでいて暖かくて。

RIMG0028  RIMG0031
(左:広電宮島口駅。右:JR宮島口駅)
.

RIMG0034  RIMG0036
(左:宮島口の象徴舞楽蘭陵王像、奥は厳島の弥山(みせん)。右:あなごめしのうえのさん)
.

さぁて、宮島口を堪能したら船に乗りましょう。
乗船時間は十五分ほどですかね。

宮島の素晴らしさは世界遺産とは思えない安さでいけるところにもあります。
一般観光地価格どころか普通の船より安い。
船は十五分~二十分間隔で出ていて、JRでも広電でもいいやって方は、十分も待たなくても乗船できます。

両駅から船着場までは二分ですからご安心を。
うえのもJR駅前、駅から宮島口までの道すがらにあります。

RIMG0033  RIMG0039
(左:宮島口船着場(左が広電、右がJR)。右:JR船乗り場)
.

さぁ船が動き出したら、穏やかな瀬戸内海に、牡蠣いかだ(広島、冬の味覚)の浮かぶ風景が。
正面にはもちろん、厳島が。左手には安芸の子富士が、右手ずっと奥には大竹の工場群が見え、ぼんやり風に吹かれていると、モノノ数分で大鳥居が右前に見えてきます。

ちなみに宮島は満潮頃に船で渡るのが最も堪能できる時間帯です。
やがて船は左に曲がって宮島側の船着場へと向かいます。

でも、その続きはPart2で。
(広島の郊外 : 厳島(宮島) Part2: 厳島神社へ)

RIMG0050  RIMG0044
(左:船から見える厳島神社の大鳥居、奥は神聖なる弥山。右:瀬戸内海に浮かぶ牡蠣いかだ)


より大きな地図で 広島の街 を表示
 

広島の郊外 : 厳島(宮島) Part2: 厳島神社

「広島の郊外」 Top Page

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■



投稿情報: 22:16 カテゴリー: 広島の郊外 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

広島の郊外 : 海田(海田市)

 
黄金山を横目に見ながら猿侯川を渡ると、やがてマツダの工場群が見えてきて、海田に至ります。
黄金山からだと10分ほど、市内からだと20分あまりでしょうか。

広島の街Top Page :「広島の街マップ」

かつて山陽道の要所として栄えた海田には、その後もマツダの工場が作られたり、陸上自衛隊の駐屯地が作られたり、広島市中央卸売市場が移動してきたり、と西側隣の向洋と併せて戦後も栄えてきました。
中でもマツダの本社・工場がやってきたのは大きかったでしょうね。街の位置づけがガラッと変わったんだろうと思います。
それが無かったら、西広島(己斐)みたいな街になっていたかもしれない。

DSC01307  DSC01308
(マツダの本社と工場群。車から撮ったため、ナナメになってしまった・・・)
.

今も海田は要所であることに変わりはないですね。
海田はJRの駅で言えば、海田市になり、広島駅前からだと、天神川、向洋、ときて、三つ目の駅になります。
海田市を境に呉線と山陽本線は分岐し、道路もまた、呉に向かう国道31号線と瀬野や西条へ向かう国道2号線に分岐します。

昭和の終わりごろから少し景気の悪くなってきた海田周辺ですが、天神川駅周辺が栄え、また広島高速ができる中、また再び注目を集めるエリアになってきそうです。

海田から瀬野川沿いに進めば、工場や大型スーパー、日用品の店などが見えてきます。
私自身の思い出で言えば、タカキベーカリーの工場でしょうか。
アンデルセンの系列になるタカキベーカリーの工場からはいつもパンの匂いが流れ、またクリスマスシーズンになると、大きなツリーイルミネーションが国道沿いにお目見えします。
なんか、この時期は何だかんだでここに行くか、この前を通っていたような気がしますね。

また、海田から呉方面に向かって進めば、物流センターがあったり、自衛隊駐屯所があったり、という風景です。
そうそう、筆で有名な熊野は海田とその隣の矢野との間の道を東に向かって登っていくとあります。
海田からだと二十分ほどですかね。山間の静かな街です。

DSC01309  DSC01310
(海田にある陸上自衛隊駐屯地)
.

海田自体は特に休みの日に行ったからといってすることの無い街なのですが、そういった場所にあるだけあって、やたらと通っている記憶があります。
またむしろそういった街だからこそ、何かをする所が栄えると言うよりも、ついでに立ち寄る場所が栄えていたりもします。ホームセンターだったり、カー用品のお店だったり、まぁ車で郊外に行くついでに、という感じですね。

先に述べた広島高速ができても、直接海田に着くわけではないですからね。
市内中心部へのアクセスが格段に良くなるわけでもない。瀬野バイパスの話も頓挫しそうですしね。
ただ、工場や倉庫の多い場所ですから、それでもいいのかも知れません。

海田でのおススメを一つあげるとすれば、安芸の子富士が綺麗に見える点でしょうか。
海田から坂南にかけては子富士を横から見ることの出来る数少ないエリアです。

DSC01312  DSC01321
(左:海田から坂に至る街並み。右:中央が安芸の子富士)

 

「広島の郊外」 Top Page

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■



 

投稿情報: 18:45 カテゴリー: 広島の郊外 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

広島の郊外 : 早瀬大橋

瀬戸内海に浮かぶ倉橋島と東能美島を結んでいるのが早瀬大橋です。
呉
からなら車で30分余り。音戸からだったら倉橋島の北半分をぐるりと回って15分ぐらいですかね。

音戸大橋よりも知名度はずいぶん下がりますが、ザリガニの様な形をした能美島・江田島を陸続きにしている重要な橋です。
音戸大橋が真っ赤なのに対して、こちらは白い色。
真っ直ぐに伸びる幾何学模様の橋が山の中腹からぐぅんと伸びていて、音戸に劣らず美しい橋です。

DSC01404  DSC01405
.

早瀬の周りには牡蠣イカダが浮かび、遠くにはキラキラと眩い塩の山が望めます。
のんびりとした海をタンカー船がノソノソと横切り、備蓄タンクに進んでいく姿はやはり呉宮原あたりと比べると一層ゆったりとしていて、釣客の気分すらも弛緩させます。

季節柄そろそろ広島の牡蠣が全国的に出回る頃ですが、まだ美味しくないですよね。
やっぱりもっと冷えてこないと。海水が。
せわしない年末が過ぎて、本当に美味しくなるのは年が明けてからじゃないかなぁ。
私はそう思ってるんですけど。

この早瀬沖から東能美島・江田島にかけての牡蠣は早い潮流に揉まれてるから、小ぶりですが身が引き締まっている、と聞いたことがあります。
美味しい広島の牡蠣を食べたら、ちょっと他の牡蠣は食べられない。
岩牡蠣とか、好きな人にはいいんでしょうが、ちょっとブヨブヨしてて私には厳しい・・・

それから良質のプランクトンの多い牡蠣イカダがあって、潮の流れも結構あるから、この辺りは釣客も多いみたいですね。
私はこの辺りで釣ったことは無いですが、車で走っていてもチラホラ見かけます。
.

DSC01398  DSC01406
.

DSC01408  DSC01409
(左上:は塩の山とタンカー、右上:早瀬大橋より眺める、左下:潮の流れに沿って置かれる牡蠣イカダ、右下:牡蠣イカダの向こうに見える備蓄タンク)

呉から音戸を回ってゆっくりと倉橋に入り、早瀬大橋を渡って釣り糸でも垂らしたら、どっぷり日も暮れてきます。
帰りは船ですかね。
江田島・三高・高田あたりから宇品(広島港)に向けてフェリーが出ています。
一日しっかり遊んで、日の沈んだ港から聴く瀬戸内海の音は、なんとも言えない充足感です。
(船の中で寝てしまうことは、間違いないです笑)

DSC01414  DSC01415
(写真は三高港より。三高港の傍には、牡蠣の加工会社がある)
.

ちなみに、この三高こうの傍からスタートするのが、江田島市沖美町のカキカキマラソンです。
次回は2011年3月6日だそうで、もう34回目ですか。早いですね。

当日は牡蠣はもちろん(しかも殻つきの新鮮なやつ)、瀬戸内の美味しい魚介類も食べることが出来るんで、走らん人も是非行ってみてください。
もちろん行く時は早瀬大橋を通って。

 

「広島の郊外」 Top Page

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■



 

投稿情報: 20:17 カテゴリー: 広島の郊外 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

広島の郊外 : 音戸

呉を超え、呉宮原を過ぎ、しばらく進むと、音戸が見えてきます。
音戸の瀬戸、と歌なんかにも歌われる、小さく、風光明媚な海峡です。

DSC01383
.

音戸には赤く大きな橋が架かり、広島・呉方面から行くと、ツツジで有名な音戸公園があり、そこからは音戸を行き来する船と、運がよければ群青色の海に白い渦潮がいくつも浮かび上がっている姿をみることができます。
赤い橋を渡れば、今度はオモチャの様にグルグルと渦巻く橋の降り口があり、倉橋島に入ります。

かつては渡船が行き来し、賑やかだった音戸の瀬戸。
倉橋島側には、その面影を残す旅館と、小さな渡船の小屋の姿を確認することが出来ます。
連続ドラマ小説「てっぱん」でも尾道の渡船が何度か画面に出てきましたが、こちら音戸の渡船はもう少し小規模ですかね。
でも、渦がある分、こちらの方が船頭の”ウデ”が必要だった、と聞いています。

DSC01378  DSC01385
(左はツツジの木に囲まれる呉側の上り口、右側は倉橋島側の上り口)

.
しかし、この美しい音戸の景色も、あと少しで変わってしまうかもしれません。
ちょうど渡船が発着していた辺り、つまり音戸大橋から広島市側数百メートルの所に、新しい大きな橋が出来ようとしていました。

これ、できたらちょっとショックだなぁ。
確かに音戸はかつては船の難所であり、現在では大橋が車の難所になっていますし、季節によっては渋滞もします。
呉海軍と、江田島海軍の陸上からの交通を不便にしているのも、この橋でしょう。
でも、ねぇ。
せっかくの美しい音戸の景色が変わってしまうのか、と思うと、本当にやるせないですよ。

DSC01382  DSC01389
(左の写真は奥が呉で、左に建造中の支柱が見えます。右は工事現場)

.
いつ、橋が完成する予定なのか分からないですが、今の景色を、情緒溢れる音戸の瀬戸を見るなら、この秋が一番かも知れないです。来年のツツジの季節には、もう橋が大方完成していることでしょう・・・

この音戸ですが、倉橋島側に渡って江田島・能美島側にしばらく行けば、美しい海岸と真っ白に輝く塩の山。そして行き交う小型タンカーの姿が見え、晴れた日であれば、とても素敵な景色を見ることが出来ます。
こちらも、音戸に負けず劣らずおススメですよ。

DSC01392  DSC01398
(左写真、海の先はは呉宮原の工場群。右写真は真っ白な塩の山とタンカー船)

 

「広島の郊外」 Top Page

 

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■



 

投稿情報: 18:48 カテゴリー: 広島の郊外 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

広島の郊外 : 呉の郊外(呉宮原)

 

広島の郊外 : 呉の最後で、「一番のおススメはまた書きます」と書いたままでしたが、呉の街から車で十分ほど行った所に、その景色はあります。

DSC01361

大和ミュージアムの少し先、急坂を上ると、途端に景色が開けます。
紺碧の海と、入り組んだ呉の港の先に見える瀬戸内海の島々。その間にニョキニョキと突き出た大型クレーンと、錆付いた工場の屋根。
丘の上には、有名な高校のそびえる、呉宮原の風景です。
工場は主に、(株)IHIマリンユナイテッドの呉工場。
ちょうど、正岡子規の句碑がある辺りからの景色です。

坂を下りると見えてくる、ドックに並ぶ潜水艦や護衛艦も圧巻ですが、こちらも実に壮観な風景。
もう少し先、つまり昭和町辺りに行くと、今度は日新製鋼(株)さんの呉製鉄所が見えてきます。
錆びた鉄塔、複雑に曲がりくねった鉄の管。濛々と上がる灰色の煙と炉から漂う火の気配。
この宮原から昭和町にかけての3つの風景は、在りし日の呉の賑わいと、プライド、それに残り香の様な興奮を感じさせてくれるに十分な風景です。

DSC01358  DSC01359

DSC01361  DSC01363
(左上からIHIさんの工場入口、木とクレーンがかわいらしく同じ方向を向く。左下に行って、瀬戸の島々とクレーンの壮観な景色、そして屋根の色と形が特徴的な工場)

 

DSC01356  潜水艦
(呉宮原高校と、自衛隊ドック。道路の反対側にはレンガやコンクリート造りの倉庫が並ぶ)

 

DSC01364  DSC01365

DSC01370
(左上から製鉄所入口、大きさに圧倒される製鉄所の風景と、下は複雑に入り組んだ配管)

 

数年前までは、製鉄所から煙の出る日が減り、クレーンは頭をたれ、錆び付いた鉄の管だけが目立つ風景だったのですが、どうしたことか、最近はまた活況を呈しています。
その活況が呉の街の賑やかさと直接繋がらないのは残念ですが、突き抜けるような晴天の昼下がりに煙を吐き、ガタガタと音を鳴らし、紺碧の海の上で旗のひらめかせる鉄の塊。
そんな風景だけでも、十分に一見の価値があります。

できれば、工場の稼動している平日がいいですね。
呉線と呉市営バスを乗り継いで行ってもいいですが、結構な広範囲ですので、車で行った方が自由度は高いです。
場合によっては工場内の見学も可能ですし、こちらは主に休日になりますが、海軍基地内の見学ができる日もあります。秋の社会科見学に、訪れてみると、いいですよ。

 

「広島の郊外」 Top Page

 

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■



投稿情報: 12:49 カテゴリー: 広島の郊外 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

広島の郊外 : 呉

以前、広島の郊外 : 大和ミュージアムでも少し取り上げましたが、呉の街です。
下の写真は呉駅と呉そごうです。

DSC01347
 

広島駅からJR呉線で約三十分。広島湾沿いの景勝をすり抜けながら、単線でガタゴト進むと、旧軍都呉につきます。
呉は船の街。戦前は海軍基地、造船場として、戦後は造船とそれに伴う鉄鋼業の街として栄えました。
もちろん、宇品(広島港)からも呉行きの船が出ています。

広島の他の街と比べても(40年前の)モダンな建物が多いのは、そういった風土によるものでしょう。
実際には平野部分は非常に狭く、後ろに灰ヶ峰の夜景で有名な江ノ藤山があり、前には呉港。
地形としては鎌倉に似た感じですかね。

ご多分にもれず、重工業の栄えた地方中規模都市らしく、90年代から人口が減り続け、シャッターの下りた店だけが目立つ街になってしまいました。
実際、駅前の呉そごうも青息吐息の状況で、閉店の話が幾度と無く上がっています。

DSC01350  DSC01351  DSC01352  DSC01353

 

写真は呉駅から五分ほど、めがね橋あたりの風景なのですが、何と人のいないこと!
この日は確かに、ものすごく暑い夏の日だったのですが、日曜日にこれほど人がいないことが、街の状況を端的に表しています。

それでも呉という街のポテンシャルは決して低いとは思いません。
広島市からの距離、街並み、街の歴史と近隣の自然。どれをとっても、素晴らしい。
広島の人 : 豊田雅子で紹介した尾道なんかもそうですが、街の魅力に溢れてる。

試験的に広島と呉を結ぶ呉高速も無料化されており、広島高速も整ったことで、市内との距離はグッと縮まってきています。
西条あたりとも高速が繋がりますしね。

呉自体も色々と活性化のための努力をしていて、屋台街を作ったり、大和ミュージアムを宣伝したり。
成功しているとは言いがたいものも多いですが、イベント事の日に訪れてみたほうが楽しいですよ、やっぱり。
平日がちょっと寂しい街になってしまっているだけに、ね。

呉の郊外の風景といえば、切り立った山間に立つ家々。
海軍基地。大和ミュージアム。呉線とトンネル。美しい紺碧の海。灰ヶ峰の夜景。
趣向に合わせて、どれも中々楽しめます。

DSC01334  潜水艦

 

呉の郊外の話は、また別途書きますね。
一番のおススメは、別にありますから。 

 

「広島の郊外」 Top Page

  

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

 

投稿情報: 21:59 カテゴリー: 広島の郊外 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

「広島の郊外」 Top Page

【広島の郊外】

<県南>

DSC01329広島の郊外 : 呉 2013(2) New12b
広島の郊外 : 呉 2013(1) New12b

広島の郊外 : 早瀬大橋
広島の郊外 : 音戸
広島の郊外 : 呉の郊外(呉宮原)
広島の郊外 : 呉
広島の郊外 : 大和ミュージアム

広島の郊外 : 能美島
広島の郊外 : 倉橋島
広島の郊外 : 桂浜 New12b
広島の郊外 : 鹿島 New12b

--

<県北>

広島の郊外 : 可部(2) New12bRIMG2307
広島の郊外 : 可部(1) New12b

広島の郊外 : 三滝(3)
広島の郊外 : 三滝(2)
広島の郊外 : 三滝(1)

広島の郊外 : 戸坂(2)
広島の郊外 : 戸坂(1)

広島の郊外 : 中筋
広島の郊外 : 古市

広島の郊外 : 安佐動物公園

--

<県東>

RIMG1177広島の郊外 : 福山(4)
広島の郊外 : 福山(3)
広島の郊外 : 福山(2)
広島の郊外 : 福山(1)

広島の郊外 : 尾道(3)
広島の郊外 : 尾道(2)
広島の郊外 : 尾道(1)

広島の郊外 : 竹原(4)
広島の郊外 : 竹原(3)
広島の郊外 : 竹原(2)
広島の郊外 : 竹原(1)

広島の郊外 : 瀬野
広島の郊外 : 西条
広島の郊外 : 広島空港

--

<県西>

広島の郊外 : 厳島(宮島) Part3: 宮島の景色RIMG0072
広島の郊外 : 厳島(宮島) Part2: 厳島神社
広島の郊外 : 厳島(宮島) Part1: 宮島口

広島の郊外 : 五日市(3)
広島の郊外 : 五日市(2)
広島の郊外 : 五日市(1)

 

--

<その他>

広島の郊外 : 広島高速
広島の郊外 : ソレイユ
広島の郊外 : アルパーク

広島の郊外 : 海田(海田市)
広島の郊外 : 黄金山

広島の郊外

広島の街Top Page :「広島の街マップ」

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■  



投稿情報: 21:12 カテゴリー: 広島の郊外 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

« 前 | 次 »

最近の記事

  • 広島のニュース : 広島東洋カープ 前田智徳選手 引退
  • 広島のニュース : 広島東洋カープ CS進出決定
  • 広島の風景 : 変わりゆく広島駅南側の風景
  • 広島の郊外 : 鹿島
  • 広島の郊外 : 桂浜
  • 広島の街 : 牛田(牛田本町)
  • 広島の街 : 牛田(牛田早稲田)
  • 広島の郊外 : 呉 2013 (2)
  • 広島の郊外 : 呉 2013 (1)
  • 広島の郊外 : 可部(2)

アーカイブ

  • 2013年9 月
  • 2013年8 月
  • 2013年7 月
  • 2013年6 月
  • 2013年5 月
  • 2013年4 月
  • 2013年3 月
  • 2013年2 月
  • 2013年1 月
  • 2012年12 月
フィードを購読