広島の誇りであるだけでなく、日本の聖地、世界の文化遺産、宮島を「郊外」と呼んでいいのか、という気もしますが、三回に渡って、宮島への旅をお届けしたいと思います。
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でも触れましたが、宮島は次回の大河ドラマ「平清盛」ゆかりのそれは美しい島です。
正式には「厳島」になるのかな。宮島、と言うのはもちろん「厳島神社」に敬意を払い愛着を発した、「お宮さんの島」という意味です。
広島市内からだと、広島駅、横川、西広島(己斐)からJR山陽本線が、そして同じく広島駅・西広島を初めとする駅から路面電車で行くことができます。
基本的にはJRの方が早いですが、旅情を楽しむなら広電がおススメです。
市内多くの電停からは直通の「宮島口行き」が出ています。
宮島口まできたら、そこからは今度は船で厳島に渡ります。この船もやはりJRと広電があって、電車とセットがお得ですが、JR船の方が、大鳥居には近づきます。少しですけどね。
でもね、慌てちゃいけません。時間はまだたっぷりある(笑)
まずは宮島口の散策です。
といっても、ここでイキナリもみじ饅頭では風情が無いですね。
宮島口にしかないもの。それは「うえの」の「あなごめし」です。
薄味のタレのかかったご飯の上に、しっかりと味の締まった穴子が瓦の様に並べられています。
鰻丼とは全く異なる、独特のクセと、じんわりとした味わいがあります。
これを食べたら鰻なんてまがい物としか思えない。
店舗で食べるのもいいですが、持ち帰りもあるので、弁当を買って船に乗るのもいいですね。
天気のいい小春日和がいいかなぁ。空気が締まっていて、それでいて暖かくて。
(左:宮島口の象徴舞楽蘭陵王像、奥は厳島の弥山(みせん)。右:あなごめしのうえのさん)
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さぁて、宮島口を堪能したら船に乗りましょう。
乗船時間は十五分ほどですかね。
宮島の素晴らしさは世界遺産とは思えない安さでいけるところにもあります。
一般観光地価格どころか普通の船より安い。
船は十五分~二十分間隔で出ていて、JRでも広電でもいいやって方は、十分も待たなくても乗船できます。
両駅から船着場までは二分ですからご安心を。
うえのもJR駅前、駅から宮島口までの道すがらにあります。
(左:宮島口船着場(左が広電、右がJR)。右:JR船乗り場)
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さぁ船が動き出したら、穏やかな瀬戸内海に、牡蠣いかだ(広島、冬の味覚)の浮かぶ風景が。
正面にはもちろん、厳島が。左手には安芸の子富士が、右手ずっと奥には大竹の工場群が見え、ぼんやり風に吹かれていると、モノノ数分で大鳥居が右前に見えてきます。
ちなみに宮島は満潮頃に船で渡るのが最も堪能できる時間帯です。
やがて船は左に曲がって宮島側の船着場へと向かいます。
でも、その続きはPart2で。
(広島の郊外 : 厳島(宮島) Part2: 厳島神社へ)
(左:船から見える厳島神社の大鳥居、奥は神聖なる弥山。右:瀬戸内海に浮かぶ牡蠣いかだ)
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