広島市の西端、猿侯川に囲まれるように綺麗な形をした山があります。
黄金山と呼ばれるその山は、頂上に電波塔を頂き、春になると桜に覆われます。
北を国道二号線が通り、南と猿侯川を挟んだ西にはマツダの工場が位置し、幼い頃はすごく遠い場所にあるような気がしました。
今では、比治山トンネルが通り、段原から宇品にかけての再開発が進んだことで、もう郊外というよりは市内、という印象です。(もっとも、地理的には元々市内ですが・・)
山と言っても、比治山同様、自転車でも登れる程度の高さで、登ると市内が一望できます。
天気のよい日には瀬戸の島々も一望でき、市内ほど近くの隠れた名所でしょうね。
今後、広島高速が整備されれば、温品あたりから一気につながることになり、訪れる人も増えるんじゃないでしょうか。
黄金山自体は閑静な住宅街、といった趣で、交通の便があまり発達していないことが幸いして、大型商店もほとんど無く、落ち着いた雰囲気を出してくれています。
もっとも、山は上に登るほどに大そうな門構えの家々がならび、やや庶民離れした空気が流れ、下に下がると皆実町あたりの庶民的な雰囲気に近づきます。
なんといっても桜のシーズンが一番の賑わい。
比治山の宴会桜もいいですが、黄金山の桜も素敵ですよ。
青空に映える美しい形をした春の黄金山(上)と、頂上の電波塔(下)
山頂付近から一望できる市内(上)と、瀬戸内海(下)
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