師走深まり、今年もあと少しですね。皆様、お正月はいかがお過ごしでしょうか?
広島に帰省されてらっしゃる方も多いんじゃないでしょうかね。
広島から、郷里に帰られている方もいらっしゃるかもしれません。皆様、運転等お気をつけてください。
さて、前回「広島の郊外 : 三滝(1)」で紹介させていただいた三滝の続きでしたね。
多宝塔に出迎えられて、思わずテンションが上がってしまった私の前に、ふとY字の分岐路が。右へ折れれば三滝山(宗箇山)に続く山道、左に折れれば三瀧寺本堂へ続く参道(右写真参照)。
ぐるりと回って同じところに出るとはいえ、同じ「サンドウ」とは思えぬ、大きな違いに、なぜか私は右へと歩を進めてしまいました。
魔がさしたのか、霊験あらたかな三滝山に魅入られたのか、山登りなんてのは、中学生以来とかですからね。ずいぶんと前のことです。
しかも、その後、予定があったりで、一時間で回ってこなくちゃならない。見ればちょうど一時間ほどで回れると書いてあるものの、こっちは初心者ですからね。
ちょっと急ぎ足で、一人物静かな三滝山の中へと入っていったわけです。
しばらく行くと立て看板が立っていて、大したことない「ハイキングレベル」にも関わらず、なんだか山登りをしてる、という実感が沸いてきて、ちょっとわくわくしました。
枯れ落ち葉を踏みしめながら、大 した装備もなく、ただ黙々と登っていったわけですが、 イノシシとまでは言いませんが、季節が違えば、狸でも出てくるんじゃないか、なんて思うような道のりで、しかも枯れ葉が滑って登りにくい。当たり前じゃないか、と言われそうですけど。
そこから少し行けば、鉄塔があって、少し見晴らしが良くなります。広島は黄砂やら何やらで、霞む日が多い街ですが、朝方だと、もう少し澄んでいるかもしれません。
山頂の景色もいいですが、ずっと木々に覆われた道を歩いてきて、ふと周囲の景色が晴れた時の気持ちもなんとも言えず良いですね。
私が行った日は遠くに霞んだ安芸の子富士が見えました。やっぱり、見えると何だかうれしいものです。
巨大な磨き石があるのが、山頂までの道のりで言うと7-8割ぐらい行ったところですかね。なるほど、あともう少しかー、なんて思ってましたが、痛い目見ました。
ここからが、三滝山のキツイところなんですね。
で、ふと、その歩きづらい山道を歩きながら、私思い出しました。そう、間違いなく、私は三滝山にその昔登っていたのです。いつの事だったのでしょうか。小学生じゃあちょっと難しいから、中学生の頃でしょうかね。
そう言えば、どうも見たことあるような既視感があったのは、そういうことだったのか、と一人納得しながら、既にパンパンに張った足を前に出します。(決して三滝山は険しい山ではありません。ただ単に私が運動不足なだけ)
しかし山頂まで残り数百メートルとなってからは、本当に厳しかったですよ。坂が急で、初めの頃の数百メートルとは訳が違う。ゴールがすごく遠くに感じられました。
それでもどうにか山頂に着くと、結構高齢の方も多く休んでいらっしゃって、わが身の運動不足を恥じましたね。年が倍以上の方でも、ニコニコと水筒の水を飲みながら談笑しておられました。
さて、山頂についてキリがいいので今年の更新はここまでにしましょうかね。
下りにも、また美しい風景があったので、それはまた来年。
本年も、長々とお付き合いいただきまして、どうもありがとうございます。
来年は運動不足解消を目標に、もうちょっと違った視点で、また広島の風景、文化、歴史を見ていければなぁ、と思っております。
そして何より、皆様を退屈させない、もうちょっと面白い記事が書けるように。
ほいじゃぁ、みなさん、どうかえぇ正月を送ってください!
よいお年を!!
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広島の郊外 : 三滝(1)・広島の郊外 : 三滝(2)・広島の郊外 : 三滝(3)
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