百聞は一見にしかず。
いや、むしろ、文句ばっかりゆぅとらんと、一回見に行きんさいや。
と言うことで、行ってきましたソレイユ。
正式には「イオンモール広島府中ソレイユ」と言い、1998年に閉鎖されたキリンビール広島工場跡地にできた、キリンビアパーク広島の敷地内にあるモールを「ソレイユ」と言います。
出来たのは2004年なんですね。もう7年も経ったのか、と思うと、時の流れは早いというか何と言うか。
市内からだと、広島駅の新幹線口から送迎バスが出ていて便利です。
むろん、ソレイユの存在が、マツダスタジアムと共に、広島駅北口(新幹線口)の再開発を活性させた訳ですし、広島(環状)高速計画も、このソレイユがある程度の成功を収めた事で一気に弾みがつきました。
ソレイユの特徴を一言で挙げるなら、何でもかんでも「デカイ」。
売り場、映画館数、駐車場、何でもデカイ。
この「デカイ」と言うのは、実は西区にソレイユ以前からあるアルパークとの大きな違いで、アルパークは「多い」。
つまり、各店舗のサイズを変えず、集約させたのがアルパークなら、ソレイユはサイズもデカくした。
これが、それまでのデパート型を引き摺ったアルパークと、工場的な精神で「モール」を作り上げたソレイユの一番の違いでしょう。
(入口もデカければ、売り場もデカイJUSCO in ソレイユ)
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むろん、このデカさは、ターゲットの絞込みからきたものです。
ソレイユのターゲットは、「車で来る若い夫婦」。特に「小学生以下の子供がいる夫婦」。
これは徹底されていますね。
私みたいな徒歩で一人がノコノコ行く者は相手にしてない。
だから、立地もデカイ場所が確保できて車で行きやすい場所、ってことになる。
広島高速も織り込み済みだったんでしょうが、立地的にはいい場所を選びましたよね。
想定していたその後の流れと、ソレイユが作ったその後の流れを切り分けるのは難しいですが、「当たった」と言っていいと思います。
広島には比較的大きなスーパーが少なく、かつほとんどが都市型のスーパーだったので、こうした郊外型の目ガスーパーと言うのはあまりなかった。
原型は段原にあるSATYでしょうね。これはほぼ間違いない。
その後、宇品に類似のものが出来たりもしましたが、クオリティー面でもソレイユが上だったと思います。
(中も開放感があって、もちろん新幹線からもその姿は見える)
.
行ってみて思うのは、まぁ、そりゃ楽しいだろうなぁ、と。
半日は余裕で過ごせる。服を見て、小物を見て、映画館かゲームセンターにでも行って、メシ食って。
それぞれ躊躇するほどの値段じゃないし、服や小物は見るだけならタダだし。
感覚としては昔のデパートに近いかも知れないですね。値段と交通手段は違うけど、「なんでもある」って感覚が近い。庶民のデパートって言い方が良いかは分からないですが、好き嫌いは別にして、暇な休日につい行っちゃう、って気持ちは分からなくも無い。
もっとも、本通り派としては、福屋なんかも含めて、市内の店舗にも負けて欲しくないですよね。
もとより、ソレイユ側が差別化してくれてる訳で、じゃあ、そうじゃない人、例えば一人で買い物に行くオジサンとか、あまり一度にたくさんは買わない自転車のオバサンとか、会社帰りのOLとか、そういうターゲットに対して、市内の店舗が、じゃあどう売っていくのか、ってことだと思います。
例えば、福屋の八丁座や、天満屋のジュンク堂はそれを意識してますよね。似てるようで、ソレイユのものとは違うのは、行けば分かる。
そこから先は好き好きってヤツですから。
有り体な結論ですが、こうして選択肢が増えてくれるのは消費者としては嬉しいですし、広島の街に愛着がある者としては、ソレイユや類似のモールの隆盛で街の一軒店舗が消滅していくのは哀しい。
ただ、アルパークの時もある程度そうでしたが、こうした大型モールの登場で、街の流れと言うか、道路やマンションの建設も含めて、そういったものってすごく大きく変わっていくんだなぁ、と改めて感じました。
(あと、ふと、思いました。もうちょっと頑張れ観音マリーナ・・・)
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