以前、広島の郊外 : 大和ミュージアムでも少し取り上げましたが、呉の街です。
下の写真は呉駅と呉そごうです。
呉は船の街。戦前は海軍基地、造船場として、戦後は造船とそれに伴う鉄鋼業の街として栄えました。
もちろん、宇品(広島港)からも呉行きの船が出ています。
広島の他の街と比べても(40年前の)モダンな建物が多いのは、そういった風土によるものでしょう。
実際には平野部分は非常に狭く、後ろに灰ヶ峰の夜景で有名な江ノ藤山があり、前には呉港。
地形としては鎌倉に似た感じですかね。
ご多分にもれず、重工業の栄えた地方中規模都市らしく、90年代から人口が減り続け、シャッターの下りた店だけが目立つ街になってしまいました。
実際、駅前の呉そごうも青息吐息の状況で、閉店の話が幾度と無く上がっています。
写真は呉駅から五分ほど、めがね橋あたりの風景なのですが、何と人のいないこと!
この日は確かに、ものすごく暑い夏の日だったのですが、日曜日にこれほど人がいないことが、街の状況を端的に表しています。
広島市からの距離、街並み、街の歴史と近隣の自然。どれをとっても、素晴らしい。
広島の人 : 豊田雅子で紹介した尾道なんかもそうですが、街の魅力に溢れてる。
試験的に広島と呉を結ぶ呉高速も無料化されており、広島高速も整ったことで、市内との距離はグッと縮まってきています。
西条あたりとも高速が繋がりますしね。
呉自体も色々と活性化のための努力をしていて、屋台街を作ったり、大和ミュージアムを宣伝したり。
成功しているとは言いがたいものも多いですが、イベント事の日に訪れてみたほうが楽しいですよ、やっぱり。
平日がちょっと寂しい街になってしまっているだけに、ね。
呉の郊外の風景といえば、切り立った山間に立つ家々。
海軍基地。大和ミュージアム。呉線とトンネル。美しい紺碧の海。灰ヶ峰の夜景。
趣向に合わせて、どれも中々楽しめます。
呉の郊外の話は、また別途書きますね。
一番のおススメは、別にありますから。
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