「広島におる人」ならご存知だと思いますが、広島駅は新幹線の止まる北口よりも、在来線の止まる南口の方が随分栄えています。
歴史的にも山に囲まれた北側よりも、豊な川が流れ市場がすぐ傍にあった南口が栄えてきましたし、交通の便も断然南口が優勢です。
南口からは広電(市内電車)やバスが数多く出ており、市内のほとんどの場所に行くことができます。
市内中心部の八丁堀までであれば広電・バスで10分ほどで着きます。
では駅前が栄えているか?というと、これが物足りない。
後から駅を作った新神戸=三宮の関係はともかく、元から駅があったはずなのに、どうも市内の中心部からポツンと外された印象が否めません。
1999年には駅前に福屋系列のエールエールが完成し、駅前の再開発も一歩前進しましたが、駅前通を挟んで向かい側の再開発は止まったまま。
こちらは広島駅から見た南口の風景です
こちらがエールエール(左側)と奥に見える南口駅ビル(ASSE)
南口駅ビル(ASSE)
そこで新たな核として市が期待したのが、マツダスタジアムです。
南口から徒歩十分ほどのところにあるこの「新たな市民の球場」をテコに広島駅周辺の活性化を目指しています。
広島駅がそれほど栄えない最も大きな一つの要因は、多くの企業を抱える中規模駅が近隣に無いからだと言われています。
マツダもJR圏外にあり、企業人が広島駅を使用して仕事をする機会がほとんどない。
かろうじて通勤に使われる程度ですが、JR停車駅でさほど大きな住宅地を抱える駅もない。
むしろ中学生・高校生ぐらいが一番多いかもしれない。
ただ、私個人は広島駅周辺の少しのんびりした雰囲気が嫌いではないです。
市内電車の音がゴトゴトと響き、駅前の噴水である広場で誰かが誰かを待っている。
タクシー乗り場に行くとかすかに漂ってくるお好み焼きの匂い。
よほどの通勤・通学時間帯(+カープ試合時)でない限り、駅前はのんびりしています。
こちらが駅前の風景
上からバス乗り場、広電乗り場、タクシー乗り場
改札を出ると、右奥がバス乗り場、左奥が広電の乗り場、右手前に噴水広場、左手前にタクシー乗り場があります。
もし広島を始めて訪れる人がいたら注意してください。
タクシーには中型と小型があり、値段が違います。
噴水広場に腰掛けて、どれを使って市内に出るか、ぼんやりと考えてみてください。
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