広島に行く人も広島におる人も

ブログカテゴリ

  • トップページ

    広島の写真集

    広島の街(広島の街マップ)

    広島の風景

  • 広島の郊外

    広島のニュース

    広島の店

    広島の会社

    広島の人

    広島から始めよう

    広島の作り話

    Title

    English site

カテゴリー

  • トップページ
  • 広島から始めよう
  • 広島のチーム
  • 広島のニュース
  • 広島の人
  • 広島の会社
  • 広島の作り話
  • 広島の写真集
  • 広島の店
  • 広島の文化
  • 広島の街
  • 広島の郊外
  • 広島の風景

広島ブログ


  • 広島ブログ

    Linkfree_180x50

Recommended


  • 021019
    ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)
    伊藤計劃

広島の郊外 : 鹿島

 
RIMG3052市内から車をとばして1時間半。呉を超え、音戸をわたって、さらに倉橋島、桂浜を超えていけば、最終的にたどり着くのが、鹿島です。
おそらく、陸続きで行けるところとしては、広島県最南端の島なんじゃないでしょうか。一周6キロほどの、歩いても回れるような、小さな、美しい島です。

「広島の郊外」 Top Page

広島の郊外 : 呉 2013 (1)
広島の郊外 : 呉 2013 (2)

広島の郊外 : 音戸
広島の郊外 : 倉橋島
広島の郊外 : 桂浜

この鹿島とその周辺、季節にもよりますが、私が知る限り、瀬戸内でも有数の釣りスポットらしく、それで訪れた方も中にはいらっしゃるかもしれません。
昔は釣り客なんかも結構いたんですかね。それ以外で鹿島を訪れたことがある広島の人も、そう多くは無いんじゃないでしょうか。

鹿島に向かうには、倉橋島をずんずん進むだけ。結構、登ったり、下ったり、くねくね曲がった道を走るので、車に弱い方は注意した方がえぇです。しばらくすると、対岸にこんもりと盛り上がった丘のような島が見えてくると思います。それをさらに行くと、やがて、早瀬大橋を小さくしたような橋が頭上に見え、後はそこに向かって急坂を上がっていくだけ。
まぁ、船の運航や景観が損なわれないよう、最大限配慮した結果、相当上のところに橋を造るってことになったんでしょうね。昔はぽんぽん船(連絡船)だけじゃったけぇね、と鹿島で出会ったお婆ちゃんが言ってました。島の人にとっては、学校に行くにも、病院に行くにも、買い物に行くにも、生命線になる橋です。

RIMG3046 RIMG3053 RIMG3054
(倉橋島と鹿島とをつなぐ、鹿島瀬戸橋。そして橋の上からの景色)
.

橋を渡って右に折れると、やがて漁港に出ます。このあたりからの風景ってのは、私の中でのベストオブ瀬戸内。特に夏場の夕暮れは、風もなく、夕凪の中で微かな波の音と、ゆっくり沈んでいく夕日に、時間を忘れます。私は広島生まれ、広島育ちですが、それでも鹿島の風景には常に心を揺さぶられます。
言っても呉から1時間ぐらいですが、ここにあるものは、まるで別世界です。目に見える景色だけじゃなくて、もう風景が違うんですよね。すごく純度が高い。

店の一つもない島ですが、防波堤に転がってウトウトするだけで、最高の贅沢です。時折倉橋島との間を通る小舟が、風を作り、波を作って目を覚ます。そんな繰り返しが、いつまでも続きそうです。
実際住むと、その繰り返しが退屈になるんでしょうが、広島市内や呉市内に住む人には、そりゃあ贅沢な怠惰ですよね。

RIMG3048 RIMG3050 RIMG3047
(波は穏やか極まりなく、なもんで水の透明度と言ったらない。漁港にはチラホラ釣り客の姿も)
.

海鳥が飛び交うのを眺めながら防波堤でのんびり時間を過ごすもよし、段々畑が並ぶ島の反対側に回って散歩するもよし、ゆっくりと鹿島の空気を味わってください。お店とかないんで、食糧、飲み物は持って行って!

初夏もいいですが、夏の終わりから秋にかけて、これからの季節もおススメです。
広島におる人も、行かれる人も、気が向いたらぜひ訪れてみてください。

****************************************************

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

「広島の郊外」 Top Page

【関連する過去ブログ】
広島の郊外 : 桂浜
広島の郊外 : 能美島
広島の郊外 : 倉橋島

広島の郊外 : 呉 2013 (1)
広島の郊外 : 呉 2013(2)

広島の郊外 : 音戸
広島の郊外 : 厳島(宮島) Part3: 宮島の景色

広島の風景 : 山間の緑
広島の風景 : 2012年 -広島の夏
広島の風景 : 夏の終わりと秋の始まり
広島の風景 : 広島の夏と花火大会

広島の風景 : 広島みなと夢花火大会

****************************************************


■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

-

投稿情報: 10:04 カテゴリー: 広島の郊外 | 個別ページ | コメント (0)

広島の郊外 : 桂浜

 
RIMG3039呉の街からさらに足を延ばして15分、呉宮原の工場地帯を眼下に眺めながら車で飛ばせば、瀬戸の音戸にたどり着きます。
今回取り上げるのは、その先にある、絶景の海水浴場です。

「広島の郊外」 Top Page
広島の郊外 : 呉 2013 (1)
広島の郊外 : 呉 2013 (2)

音戸第二大橋は前回訪れた際にはまだ架かりかけでしたが(広島の郊外 : 音戸)、今回数年ぶりに訪れてみたら見事なアーチを描いて、かつての大橋とともに二重の赤い楕円を並べていました。

これ、江田島・能美島方面に向かう方にとっちゃ、相当便利になったんじゃないでしょうか。音戸のグルグルを登って降りてするのも郷愁を誘って楽しいですが、速さで言ったら10分は短縮されますよ。
音戸の観光地化も睨んででしょうが、こりゃあまた、えらいもんを架けたもんです。もともとの音戸大橋との相性もえぇし、狭い音戸水道に赤いアーチがふたつ並んどる姿は、青い空の日ならいっそう美しく見えます。

今回は、この音戸新大橋(第二音戸大橋)を超えて、もうちょっと先(車で、というか車一択ですが、大体20-30分ぐらい)、ちょうど夏の海水浴におススメの倉橋島は、風光明媚で知られる桂浜(かつらがはま)に行ってみましょう。

RIMG3030 RIMG3055
(呉市内からはわずかに15分、親子?兄弟?美しいアーチを描く音戸大橋)
.

瀬戸内海に面する広島県は、多くの海水浴場で知られる県ですが、なぜか県民の多くははるばる島根県の浜田まで数時間かけて海水浴場に行ったりします。ナタリー、そして呉ポーなき今、県民はなぜもう一度瀬戸内の美しさを見直さんのでしょうか。
そんな広島の海水浴場の一つに、倉橋島の桂浜があります。

桂浜(かつらはま・かつらがはま)と言えば「竜馬ぜよ」の土佐・高知県が有名ですが、何をおっしゃる、土佐の桂浜よりも、倉橋の桂浜の方がはるかに美しい!!(太平洋の雄大さは無いですが・・・)

水の透明度と言ったらありませんよ。下の写真を見てください。瀬戸内の静かな波は、太陽にキラキラと光り、松並木は風にもまれておらず、ピチャピチャとなる波打ちのさざめきが実に耳にやさしい。日本海の荒いだけが取り柄の海水浴場にはない、穏やかな美しさがそこにはあります。

RIMG3037 RIMG3035 RIMG3040
(冒頭の写真も桂浜のものだが、どこを切り取っても絵になる美しい風景の海水浴場。夏場だけじゃなく、のんびりと散歩できるオフシーズンもよい)
.

この桂浜、かつては村上水軍に荒らされたんでしょうが、実に神聖な場所のようで、桂浜(桂濱神社)を抱いて石灯籠が並び、厳島神社の管絃祭で使用される御座船はこの桂浜から献納される慣わしになっています。現物も置いてあって、想像力を掻き立てられますね。夕凪の静かな闇夜に、海に向かってかがり火を焚いて船がゆっくりと進みゆく姿は、実に壮麗な姿に思えます。

ちなみに、神聖だからなのか、科学的理由なのか、倉橋島を有名にしているもう一つのものが、「御影石」と呼ばれる、島で採れる「石」です。石が有名?と思っちゃいけません。倉橋島のものは、桜御影と呼ばれる桜色をした御影石で特に美しいらしく、国会議事堂の外壁の大半はこの「倉橋島の御影石」で作られているそうです。
実際島には採石場なのか、切り立った石切り場が多く見ることができます。ただ美しいから、というだけでなく、倉橋島の神聖さも議事堂などに使われた理由かも知れませんね。そんなわけだから、桂浜の石鳥居も、石灯籠も壮麗で、凛としている。

RIMG3041 RIMG3042 RIMG3043
(桂浜神社は古い造りの神社ですが、得も言われぬ趣があって、気持ち安らぐ神社です。ただし蜘蛛の巣に注意!!)
.

RIMG3034 RIMG3033
(温泉施設の向こう側には切り立った石の壁が見える。御影石を使ったもうちょっと良いお土産物を開発すればいいのに)
.

桂浜には、御座船の他にも、浜の端には朱印船も置いてあったりして、改めてこの付近が重要な拠点であったことをうかがわせます。時間があればそっちも行ってみてください。
また桂浜のすぐ裏には、(誰が金を使ったか知らないが)ものすごく立派な温泉施設があり、海水浴場のそばにはちょっとしたバーベキュー施設のようなものもあります。車で5分ほど行ったところにもまた別のバーベキュー施設もある。

夏の海水浴に、あるいは夏の夜のちょっとした冒険に、呉からちょっと足をのばして、今年は桂浜に行ってみてはどうでしょう?

RIMG3032 RIMG3038
.

さて、散々桂浜をほめてきましたが、次回はそんな桂浜以上に(?!)美しい港町を紹介したいと思います。
海水浴はできませんが、夏のこの季節、ぼんやりと波止場に腰かけて夕暮れを眺めているだけで、その景色と音に心が洗われる、そんな港町です。楽しみにしていてください!

****************************************************

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

「広島の郊外」 Top Page

【関連する過去ブログ】
広島の郊外 : 呉 2013 (1)
広島の郊外 : 呉 2013(2)

広島の郊外 : 呉
広島の郊外 : 呉の郊外(呉宮原)
広島の郊外 : 音戸
広島の郊外 : 厳島(宮島) Part3: 宮島の景色

広島の風景 : 呉線
広島の風景 : 2012年 -広島の夏
広島の風景 : 広島の夏と花火大会
広島の風景 : 広島みなと夢花火大会

広島のニュース : 江田島フェスタで花火復活

****************************************************


■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

-

投稿情報: 20:20 カテゴリー: 広島の郊外 | 個別ページ | コメント (0)

広島の郊外 : 呉 2013 (2)

 
RIMG3018 広島の郊外 : 呉 2013 (1)
「広島の郊外」 Top Page

フライケーキを齧り齧り歩く呉の街。相も変わらずこまごまとした通りに色とりどりの看板がひしめき、街角ごとに匂いの変わる楽しさがある散歩です。

前回(広島の郊外 : 呉 2013 (1))も書きましたが、数年前と景色は変わらないけど、なぜかまたちょっと元気を取り戻しつつあるような気がするのは天気のせいでしょうか。
ひいき目込みで見て、福山や尾道よりもシャッターの下りた店も少なく、幟が昼から出てる店も多いんですよね。昼下がりになると仕込みの音が響き、酒や食材を積んだ軽トラックが狭い道を行きかう音が聞こえてくる。

呉の道は、中通(通称「レンガ通り」)というアーケードを中心に縦横に、きれいに格子状に流れます。
南東側に本通(国道185号線)がでーんと走り、反対の北西に境川が流れる。南に行けば国道31号線、そして呉線が通っていて、さらに行けば大和ミュージアムがあって呉宮原へと通じる。
逆にレンガ通りの北側の先は市役所に通じて、斜めに流れた境川に吸収される。そこから横に出れば広島呉道路の入り口があります。

それらに囲まれたレンガ通りとその周辺は、飲み屋、キャバレー、純喫茶、デパート、おもちゃ屋、一膳めし屋、衣料品店、お好み焼き屋、駐車場、呉服屋、御茶屋にスナックと、ジグソーパズルのように、通りの色を鮮やかに描きながらも雑然としています。
かつて、「呉の街を肩で風切って歩きたかったんよ」と言われた飲み屋街と、おもちゃ屋は、実は目と鼻の先にあり、如何にも呉じゃのぅ、と思わず苦笑いしながら、あっちこっちと歩き回るうち、ついつい二つ目のフライケーキに手が伸びます。

RIMG3013 RIMG3017 RIMG3008
(福屋デパートのあるレンガ通りを一本脇に入れば、スナックやスタンドが並ぶ飲み屋街。それが呉の街)
.

街角を歩いていると、そこらじゅうで「海軍の街」を感じることができるのも呉の特徴ですね。街中に船の模型があったり、海軍服を売っていたり。広島の郊外 : 呉 2013 (1)の冒頭の写真にあるのも、船のイカリのオブジェですし、そのあとの写真の境川の橋にあるのは、ランプのオブジェでしょうか。
あ、ここにこんなものが、と探しているわけでもないのに目に飛び込んでくる。

いいんだか悪いんだか、過去を引きずっていると言ってしまえばそれまでなんでしょうけど、やっぱり呉にとっては船こそが街の礎を築き、海軍こそが街を発展させたんですよね。やっぱり、海の街なんです。
海賊と恐れられた、村上水軍の頃から、ずっと。その空虚ともいえるプライドが、愛すべき呉の象徴。

RIMG3022 RIMG3009
.

あと呉=海軍のラインで忘れてはいけないのが、珈琲ですよね。
呉は珈琲に限らず、実はお茶のお店も多い。「喫茶を嗜む」、そういう気概あるんでしょううね。市内からお茶を買いに行ったりする人も多いです。その線で言えば、パン屋さんもよく目につきます。珈琲屋さんはいわゆる純喫茶的なお店から、新しいカフェまで、実に様々なお店が並んでいます。
特徴的なのはどのお店も間口が広く、比較的オープンな点でしょうか。一見暗そうな純喫茶のお店でも曇った窓ガラス越しに店内を覗くと、案外明るい雰囲気だったりします。

むしろ意外なのはお好み焼き屋さんが少ない点ですよね。広島県内の主要都市で人口あたりのお好み焼き屋なんて統計をとったら、もしかすると呉はかなり少ない方なんじゃないかと思います。

【広島を美しい街にする提案⑤】 広島メシを、見直そう
広島の会社 : オタフクソース(1)

気概・文化なんて面もあるんでしょうが、きっとたぶん戦後の食糧事情なんかもあるんじゃないかな。ボロクソに壊された市内と、海軍貯蔵物資が戦後に闇市に弾けだしていち早く賑わった呉と。
なんでもかんでも海軍の高貴なイメージを持ち出して、呉では洋食が栄え~なんて自賛しちゃいけません(笑)。

RIMG3011 RIMG3057 RIMG3014
(珈琲屋とカフェ。そしてお茶屋。並木通りよりも喫茶店は多いんじゃないだろうか)
.

実は我々一行は、呉から足を延ばして音戸方面へと遠征したのですが、帰り際、呉に戻って珈琲を飲もうとしたら、まだ夕方5時前なのに、「もう5時には店を閉めるんよ」と言って断られてしまいました。「なんやそりゃ」とかなんとか言いながら、そこから十メートルあまり、とぼとぼと別の店に「まだえぇでしょうか」とヤケに下手になって暖簾をくぐると、今度は頼んでもないのに和菓子は出てくるわ、自家製のブルーベリーは出てくるわ。
思わず、さすが呉!!(笑)
この愛すべき商売っ気の無さ。これが呉気質ってもんでしょう。

RIMG3027でもまぁ嬉しかったです。正直、もうちょっと寂れとると思ってたし、空き店舗にチェーン店が続々進出してたらヤダなぁ、と思いながら行ったので安心しました。やっぱり、呉は呉。

決して光輝く洋々たる前途が待っている街ではないでしょうが、若い人が新しいお店を開いてるのもチラホラ見えました。呉にUターンしてきた人たちでしょうかね。経営は苦しいでしょうが、応援したくなります。
我々一行も、「なんか呉また来てもえぇね」と言いながら帰路につきました。なんだか知らないけど、満足しました。「呉らしさ」が楽しかった。

過去と現実のはざまを、得意の海軍気品と港町特有のいい加減さですり抜け、世間ずれをあざ笑う広島市民を意地でも鼻で笑う。なんだか板についてきた「呉根性」がパズルのような街の隅々に宿り続けている限り、呉人たちは、愛すべき街の景色を残していってくれるような気がします。

黄色い呉線はそんな呉人を乗せて、(季節外れの鯉のぼりが引っかからん限り)明日もまたガタゴト瀬戸内を走ります。

****************************************************

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

「広島の郊外」 Top Page

【関連する過去ブログ】
広島の郊外 : 呉 2013 (1)

広島の郊外 : 呉
広島の郊外 : 呉の郊外(呉宮原)
広島の郊外 : 音戸
広島の郊外 : 厳島(宮島) Part3: 宮島の景色

広島の風景 : 呉線
広島の風景 : 変わりゆく広島駅東側の風景
広島の風景 : 2012年 -広島の夏
広島の風景 : 安芸の子富士
広島の風景 : 山間の緑

広島のニュース : 呉市営バス、民間移譲
広島のニュース : 相次ぐデパート閉店
広島のニュース : 変わる広島の街 ~①八丁堀天満屋の閉店と変わる広島繁華街の風景
広島のニュース : 江田島フェスタで花火復活

広島の会社 : 福屋
広島の会社 : オタフクソース(1)

****************************************************


■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

-

投稿情報: 23:23 カテゴリー: 広島の郊外 | 個別ページ | コメント (0)

広島の郊外 : 呉 2013 (1)

 
RIMG3026以前から何度か取り上げている「呉」。広島市内から電車・車で30分の港町。戦前・戦後を通じて、海軍、自衛隊、造船、鉄鋼と、なんだか重たい産業で栄えてきた街。

広島市民からは、嘲笑の対象にすることしばしば。曰く「呉線が鯉のぼりに引っかかったけぇ止まったらしい」、曰く「民家より空き家が多いんよ」。などなど。それでも広島人、そして瀬戸内におる人々が気になって気になって仕方がない。そんな街が呉なんですよね。

広島の郊外 : 呉
広島の郊外 : 呉の郊外(呉宮原)
広島の風景 : 呉線

「広島の郊外」 Top Page

呉そごうがつぶれ、市営バスが運行をやめ(広島のニュース : 呉市営バス、民間移譲)、大和ミュージアムもブームが終わり、ラーメン屋台も話題に上がらん。呉は大丈夫なんかいの?
そんな心配して行った呉の街。まずは境川のほとりに車を止め、お昼ご飯を食べに出かけましょう。

市内から呉を訪れるには呉線も実に風情があっていいんですが、車で行っても便利なのが、呉の街中には駐車場が多いんですよ。路上メーターの駐車場から立体駐車場まで、ここにそんなに要るん?というぐらいある。
境川沿いのメーター駐車も、いっぱいってことはあまりないです。

RIMG3024 RIMG3025 RIMG3028
(牡蠣船の浮かぶ境川。呉の市内を縦に流れ、何の変哲もなければ大して流れてもないが、呉人の心の支えになっている不思議な川。夜には屋台が並び、酔っ払いがベンチで寝る。脇にはメーター駐車場が並ぶ)
.

街中に入るとお昼時だからか、並ぶお店からぷーんと良い匂いが漂ってきます。揚げ物の匂い、コーヒーの香り、ほうじ茶を炒る香りに、カレーの匂い。あれもいいね、これもいいね、と物色して歩くと、すぐにレンガ通りにつきました。呉の中心街、レンガ通り。その散策は後回しにして、まずはお昼ご飯を定めます。

「どこでもえぇけぇ早ぅ食べようやぁ」「カレーは重いのぅ」「ここは昼はやっとらんのかねぇ」、そんなことを言いながら我々一行が入ったのは、古くからある定食屋の「いせ屋」さん。濃紺の暖簾に、鮮やかな白で店名と一緒に「田舎洋食」と書かれているのが目を引きます。

「田舎洋食ってなんやぁ」「肉じゃがうまそうじゃ」「はぁここでえぇわぃ」と、ガヤガヤ言いながら暖簾をくぐってカラカラと引き戸を開けると、満面に甘辛い匂いが漂ってきて、元気なおばぁちゃんが出迎えてくれました。
実はこの「いせ屋」さん、海軍の街、呉の名物「肉じゃが」を作り続けている老舗。レシピは戦前の海軍の作り方を忠実に再現したもので、そのほか、カレーやハヤシライスのようなソースのかかったカツ丼など、和洋折衷を地で行くような定食屋さんです。

RIMG3019 RIMG3012
(田舎洋食のいせ屋さん。この周りはごはんやさんが多い。レンガ通りの入り口にはそごう亡き後、呉唯一の大型デパート、福屋さんががんばっています)
.

肉じゃがは呉のほかにも舞鶴が元祖を主張していますが、レシピがちょっと違うようですね。もともと東郷平八郎元帥がヨーロッパでビーフシチューを食べて、ぜひ我が国でもこの様な美味いものを、といって作ったのが肉じゃが。似ても似つかないような気もしますが、当時のことですから、和風を取り入れ、醤油と砂糖で味付け。確かに具材はほとんど一緒。
舞鶴のものは水で炊きますが、呉の肉じゃがは水を入れません。いせ屋さんの野菜から出る水だけを使って炊きつけた肉じゃがは、しっかりと味が利いていて大変おいしかったです。

「おなか一杯じゃ」と腹をさすりながらガラガラっと外にでると、気持ちの良い梅雨晴れの天気。数分前に腹がいっぱいだといったクセに、近くの「福住」さんでこれまた名物のフライケーキを買います。こちらは言わばドーナッツ。海軍の栄えた呉では、こういった洋物を半ば「ムリヤリ」和系食材で作り上げた昭和のグルメがいっぱい残っています。
揚げたてのフライケーキは、外側はサクサク。中はしっとり。ずっしり重い小麦粉の懐かしいドーナッツ。家でおかんが揚げてくれたような、そんなドーナッツです。

RIMG3020 RIMG3021 RIMG3023
(いせ屋さんから福住さんへは「純喫茶ぶらじる」さんを挟んで二十メートルほど。長くはないですが、商店街の雰囲気自体が魅力的。行くならお昼時がおススメです)
.

食べてばっかりですっかり長くなってしまいました(笑)
呉の街はなんだか数年前に訪れた時よりも元気そう。大型店舗が無くなった分、個々の個人店舗ががんばっているのかな。

次回はフライケーキを片手に食後の散歩に出かけてみましょう。
食べ物だけじゃなく、街の風景もやっぱり「呉の街じゃのう」と思わず漏れる散歩になりました。

(広島の郊外 : 呉 2013 (2) へ続く。)

****************************************************

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

「広島の郊外」 Top Page

【関連する過去ブログ】
広島の郊外 : 呉
広島の郊外 : 呉の郊外(呉宮原)
広島の郊外 : 海田(海田市)
広島の郊外 : 早瀬大橋
広島の郊外 : 音戸
広島の郊外 : 厳島(宮島) Part3: 宮島の景色

広島の風景 : 呉線
広島の風景 : 2012年 -広島の夏
広島の風景 : 安芸の子富士
広島の風景 : 山間の緑

広島のニュース : 呉市営バス、民間移譲
広島のニュース : 相次ぐデパート閉店
広島のニュース : 変わる広島の街 ~①八丁堀天満屋の閉店と変わる広島繁華街の風景
広島のニュース : 江田島フェスタで花火復活

広島の会社 : 福屋
広島の会社 : オタフクソース(1)

****************************************************


■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

-

投稿情報: 21:24 カテゴリー: 広島の郊外 | 個別ページ | コメント (0)

広島の郊外 : 可部(2)

 
RIMG3102古くから栄えた可部の街ですが、元号が平成に変わるころから変化が訪れます。
一つには、広島経済全体の低下。特に県北経済の低迷。過疎化。それからバイパス道路の整備。それに昭和の終わりに整ったアストラムラインが可部の手前で広域公園に折れたこと。

それらに伴い、次第に可部の街を通る人口の全体量が低下するとともに、可部がただの通過地点になってきました。

広島の郊外 : 可部(1)

「広島の郊外」 Top Page
広島の風景 : 山間の緑
広島の風景 : 緑の広島
広島の風景 : 七つの川① 「太田川放水路」

中でも特にバイパスの整備が痛かったと思いますよ。
バイパスができる前には、県北、もしくは遠方から中国道を通ってやってきた車は、千代田インター経由で山陽自動車に下りるか、可部から国道54号線を通って市内に入るかしかなかったので、「ちょっくら可部あたりで一休みして、さぁ市内に行こうかのぅ」という江戸時代の宿場町さながらの光景があり得たのが、バイパス使えば市内まで可部をすっ飛ばしてあっという間ですからね。一休みなら市内入ってからしようやぁ、となる。

可部に住む人には便利になったこの道路整備も、実は可部の街自体の存在意義を薄めてしまった。中筋より遠い通り道、というイメージ。さらにアストラムラインが可部線に遠慮したのか微妙に線路を違えたことで、むしろ可部線沿線が衰退しましたよね。このあたりは、古市とかでも言えることですが。
「54号線が混むけぇのぅ」と言っていた時代の方が幸せだったわけです。

RIMG3085 RIMG3087
(新しく整備されたバイパスと、出店相次ぐ郊外型の大型店舗。かつての個人店舗は衰退が止まらない)
.

そしてついに、2003年、JRは可部線の可部駅 - 三段峡駅間廃止を行います。可部は図らずも終着駅になってしまったわけです。これは結構な波紋を呼び、反対運動もあったものの、現在に至るまで路線廃止は続いたままです。どうやら2015年を目途に、可部駅から旧・河戸駅周辺まで1.6kmの延伸(電化復活、2駅新設)が予定されているらしいですが、三段峡まで伸びていた時代と比べると、はるかに短い距離になります。

一頃の廃線ブーム(鉄道の通らなくなった線路の風景をめでるブーム)も落ち着いて、現在の線路は草が生え、街に溶け込み、冒頭の写真にもあるように、なんだか遺跡みたいになっちゃった。かつては県北の人が、仕事のために、あるいは街の匂いを思い浮かべながら「ようやく可部まで来たのぅ」と思いをはせた景色と興奮は、もうそこには見当たらない。
フランス国旗のような赤と青と白の鮮やかな車体が、わずかな区間とは言え、再び走り出すまであと2年。そんな予感すらさせないのどかな光景です。

RIMG3101 RIMG3072
(可部駅から続く線路は、駅から数百メートルで打ち止め。車体の色は昔から変わらない特徴的なものです)
.

なんか、竹原とか尾道とかって枯れても花があるんですよ。福山はもちろん、広島二番目の都市として、くすぶりつづける匂いがある。
可部は、確かに旧街道沿いにいろいろな建物は残ってるんですが、景色から色も抜かれた感じがして仕方ないんですよね。たぶん、理由はともかく、自発的街を捨てた人の多い瀬戸内の街とは違って、可部の場合、バイパスや電車みたいな外からの現象で、なんとなく人口は変わらないのに、街の景色や人の流れだけが変わっちゃったからだと思うんです。先の三都市とは逆パターンですよね。あちらは景色はそのままに人が減った。

だから寂しさも危機感も街になくって、ただ、なんか店が無くなっていく。駅が無くなっていく。
唯一の希望が、前回取り上げた、旧街道沿いの「安芸の街並み」です。やっぱり、これを最大限に残し、また、活かしていくのが一番だと思いますよ。
生活の便利さは、既にバイパスで担保されたわけだから、今度は「街としての魅力」を真剣に考えた方がいいです。じゃなきゃ、今度は可部線の延長(再稼働)によって、本気で通り道になりかねない。せっかく市内から電車に乗って30分ぐらいで着くわけですからね。魅力があれば、もうちょっと人が訪れると思います。
街道の中継地点として栄えた街の、「目的地」への挑戦ですね。

RIMG3074 RIMG3103
(駅の新旧、表と裏。私には古い方がずっとずっと魅力的です)
.

がんばれ可部!と言いたい街ですが、次回はもう一つ、「がんばりんさいや!!」と言いたい街の代表格、呉を久々に訪れたいと思います。

市内の人からバカにされ、嘲られ、それでもなぜか憎めず愛され続ける街、呉。
そごうがつぶれても、大和ブームが終わっても、モダンと場末の昭和の匂いをぷんぷんさせながら、呉らしい前向きさたたえて、今日も呉線は瀬戸内を走ります。

****************************************************

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

「広島の郊外」 Top Page

【関連する過去ブログ】
広島の郊外 : 可部(1)

広島の風景 : 山間の緑
広島の風景 : 緑の広島
広島の風景 : 春の訪れ
広島の風景 : 2012年 -広島の夏

広島の風景 : 呉線
広島の風景 : 路面電車
広島の風景 : 七つの川① 「太田川放水路」

広島の郊外 : 竹原(1)
広島の郊外 : 三滝(1)
広島の郊外 : 戸坂(1)

広島の郊外 : 中筋
広島の郊外 : 古市

広島の会社 : 広島高速交通(アストラムライン)

****************************************************


■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

-

投稿情報: 22:44 カテゴリー: 広島の郊外 | 個別ページ | コメント (0)

広島の郊外 : 可部(1)

 
RIMG3084広島市北部の街の中でも、最大の街の一つが可部です。
先週「可部大文字祭り」が行われたので、行かれた方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。

安佐北区の主要都市であり、旧街道・可部海道・可部バイパスが、南北に流れ、その両側をさらに太田川と根ノ谷川に囲まれた、前後に膨らんだ風船のような街です。

「広島の郊外」 Top Page
広島の風景 : 山間の緑
広島の風景 : 緑の広島
広島の風景 : 七つの川① 「太田川放水路」

現JR可部線の最終駅であり、広島駅からは30分余り。「現」と書いた訳は、また後ほど話しますが、市内からは電車のほかに、バスセンター(広島紙屋町)からバスで行くこともできます。ほら、写真のオレンジ色のバス、広島におる人なら、お馴染みのバスですよね。広島交通(ひろこう)さんのバスで、県北方面の方の足になっているバスです。

実は、今の広島市街地が形作られたのは毛利施政下においてなので、その前はもっと県北の吉田あたりに中心がありました。むろん現広島中心部も山陽道の主要な街であったわけで、その両者を結ぶ、という意味で、可部や以前取り上げた古市なんかは栄えたわけです。

現在も旧街道沿いには立派な蔵や格子造りの窓を持った商家が並んでたりして、竹原にも似た雰囲気を持っています。あと、寺院仏閣が立派なのもやはりその頃の栄華を残したものと言えるかも知れません。江戸に入ってからも結構栄えていたらしいです。

RIMG3090 RIMG3075
(酒屋さん・米屋さん・醤油屋さんなど、「らしい」商家が今も残されている)
.

RIMG3098 RIMG3104
(可部の寺社は手入れも含めて、景色が素晴らしいです)
.

島根あたりに抜けるにも可部から先が、いよいよ中国山地、という感じだし、市内から歩けば丸一日、ここで一泊して険しい山に挑む人も多かったんで しょうね。逆に山を越えてきた人には、広島まであと一歩、という高揚感もあったかもしれない。酒屋さんが多いのはそのせいでしょうか(笑)

このあたりは先の第二次世界大戦でもあまり街並みが破壊されなかったこともあって、市内中心部にはない、古い造りの建物や施設が残されていて、まだ安芸の国と呼ばれていた頃の面影を感じることができます。市内からもさほど離れていないこともあって、結構定年後の方とか、散歩好きの方には人気のコースみたいですね。有名「福王寺」さんに行かれる方も可部を中継地点にして向かわれる方が多いみたいです。
ただ、旧街道は思いのほか車通りが多いので、散策される方は注意してください。

RIMG3100 RIMG3079 RIMG3094
(美しい庭を感じさせる旧家。旧街道沿いには昭和的な美しい建物もチラホラあって楽しい)
.

旧街道と現可部街道の間には、路地なんかも結構残されてますから、散策するならそちらもぜひ行ってみられるといいですよ。水路が流れていて、木々が庭先からのぞく様子はなかなか風情があります。パッと前が開けたかと思ったら、また迷宮のような路地が続いたりね。
これもまたやはり、市内では無くなってしまった安芸の街の景色なんじゃないでしょうか。

現在の可部の姿、そして可部線の話は次回にしましょうかね。
そこには中継地点として栄えた街ならではの苦悩と未来がありそうです。

****************************************************

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

「広島の郊外」 Top Page

【関連する過去ブログ】
広島の写真集 : 2. 広島の祭り

広島の風景 : 山間の緑
広島の風景 : 緑の広島
広島の風景 : 春の訪れ
広島の風景 : 2012年 -広島の夏

広島の風景 : 呉線
広島の風景 : 路面電車
広島の風景 : 七つの川① 「太田川放水路」

広島の郊外 : 竹原(1)
広島の郊外 : 三滝(1)
広島の郊外 : 戸坂(1)

広島の郊外 : 中筋
広島の郊外 : 古市

広島の会社 : 広島高速交通(アストラムライン)

****************************************************


■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

-

投稿情報: 16:59 カテゴリー: 広島の郊外 | 個別ページ | コメント (0)

広島の郊外 : 竹原(4)


RIMG2476(広島の郊外 : 竹原(3) より続き)

昭和の波に呑まれ、平成に入って衰退の一途を辿った竹原。そんな竹原も、ようやく近年になって新たな方向へと、再出発しようとしています。
前回にも触れましたが、竹原の魅力は、江戸後期の街並みと、昭和初期の産業遺産、それに高度経済成長期に造られ、その後衰退した昭和後期の街並みが併存しているところにあります。

「広島の郊外」 Top Page
広島の街 Top Page (広島の街マップ)
広島の風景 Top Page

それらの特殊な要素を結びつけたのも、それは意外にも「アニメ」でした。
2011年の放送以降、NHKで「アニメの聖地」してクローズアップされるなど、竹原に住む当の住人の期待以上の効果を発揮し、慌てて観光マップを作成するなど、竹原に再び脚光を当てることになりました。

竹原の魅力ってのは、残る街並み以外にも、その街のサイズ、それに瀬戸内の諸島と結ぶ連絡船、何とも言えず、呉線沿線だなぁというゆったりした田舎の空気、街のどこからでも見渡せる煙突、そんなところにあって、尾道や福山とかとはやっぱり異なるんだろうな、と思います。
だからかえって、いろんな街並みも残ったわけですしね。

それらをアニメがまとめて紹介しちゃった。色んな地域間の対立。旧住民と新住民との微妙な齟齬を、全部ひっくるめて、「でも竹原が好きじゃし」と定義した。そこが実は住人にとっても新鮮だった一面もあったんじゃないでしょうか。アニメ放送開始と前後して、竹原の観光地化行事のトーンにも、少なからず変化が生まれたような気がします。

RIMG2436 RIMG2448
-

なんでもかんでもアニメ(二次元)にすればいい、ってもんじゃないのは周知のとおり。竹原が幸運だったのは、アニメが竹原を愛していたこと。これは「かみちゅ」の尾道や大崎下島の「ももへの手紙」なんかでも言えることですが、やはりその土地の魅力があって、それを巧みに取り入れた作品が存在する。そこがポイントなんでしょう。
「たまゆら」にしても、かつて「安芸の小京都」と謳われた竹原の街並みを、そこだけにこだわらず紹介した点が、竹原にとっては幸せでした。

近年では「竹原町並み雛めぐり」と題して、竹原の街並みを利用しながら、ひな祭りの前に色んな雛人形を飾るようなお祭り(2-3月)をしてみたり、5月には竹まつりを、秋にはライトアップを、といった具合に季節ごとの魅力的なイベントも充実してきました。
竹原観光案内-イベント情報のウェブサイト

ウェブサイトを見てみても、結構「お、行ってみたいのぅ」と思わせるイベントも多いです。
夏の花火大会なんかも綺麗じゃろうなぁと思います。バスセンター(広島紙屋町)からの臨時便も出とるといいですね。

RIMG2490 RIMG2475
-

あとね、竹原の魅力っていうのは、やっぱり瀬戸内への連絡船の風景にあります。時間がある方は、街の散策だけじゃなく、ぜひ船に乗って、小さな島に渡ってみていただきたいです。これからの季節、それらの島々から見る夕焼けなんか、もう涙が出るぐらいに美しいこと請け合いです。
能美島ほどじゃないけど、船着き場も、いかにも瀬戸内の、昔ながらの船着き場って感じでね。ゆったりと船が出ていく。

竹原の駅から歩くとちょっとありますが、バスセンター(広島紙屋町)からも、駅に寄った後で港まで行きますし、もちろん市内バスも駅から出てます。自転車を押した学生さんなんかに混じって島に渡るのも、またいい。
江戸の街並みとは、また違った竹原の一面を感じることができますよ。

RIMG2501 RIMG2498 RIMG2500
-

あと、竹原の課題としてはやっぱりメシでしょうね。竹原のお好み焼きなんかもありますが、ちょっとイマイチ押すほどじゃない(【広島を美しい街にする提案⑤】 広島メシを、見直そう )。
タケノコといっても、そんな年中あるわけじゃないですからね。せっかくの「塩」を活かしてもうちょっとできんものか、と思います。山の幸、海の幸、そして酒があれば、広島市内にアンテナショップを出してみるのもアリかも知れないですしね。

繰り返しになりますが、広島市内からは1時間ほどで着く竹原の街。
私は初めて行きましたが、小雪のちらつく中、結構楽しむことができました。他の街にはない、魅力がある。そんな所だと思います。また季節がいい時にゆっくり行きたいなぁ、と思わせてくれた。
皆さんも、ゴールデンウィークなど、もし近年行っていなかったら、久々に行ってみてください。

広島の郊外 : 竹原(3)
広島の郊外 : 竹原(2)
広島の郊外 : 竹原(1) 

次回は打って変わって、市内の「ふたつの山」を再訪してみたいと思います。
広島におる人でも、きっと心打たれる景色がそこには広がっていました。

****************************************************

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

「広島の郊外」 Top Page

【関連する過去ブログ】
広島の郊外 : 竹原(3)
広島の郊外 : 竹原(2)
広島の郊外 : 竹原(1)

広島の郊外 : 尾道(1)
広島の郊外 : 福山(1)
広島の郊外 : 厳島(宮島) Part1: 宮島口
広島の郊外 : 西条

広島の街 : バスセンター(広島紙屋町)
広島の街 : 広島駅前(新幹線口)
広島の街 : 広島駅前(南口)
広島の街 : 草津(1)

広島の風景 : 広島市郷土資料館
広島の風景 : 市内では珍しい大雪の日に
広島の風景 : 呉線
広島の風景 : 広島、冬の味覚

【広島を美しい街にする提案⑤】 広島メシを、見直そう

【関連する他のウェブサイト】
竹原観光案内-イベント情報のウェブサイト
竹原観光案内のウェブサイト
「かぐや姫号」を運行する芸陽バスウェブサイト
-

****************************************************

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

-

投稿情報: 21:40 カテゴリー: 広島の郊外 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

広島の郊外 : 竹原(3)


(広島の郊外 : 竹原(2) より続き)

RIMG2430「塩の街」として全国に名をとどろかせた竹原にも、ついには昭和近代化の波がやってきます。
呉に海軍基地ができ、江田島に海軍兵学校がつくられ、また、対岸の大久野島に兵器製造所がつくられると、尾道(1)、福山(1)同様、竹原もまた、瀬戸内の主要な港として工業へと舵を切ります。

「広島の郊外」 Top Page

もとより塩田が広がっていた竹原の港は、瞬く間に一大工業地帯への変貌を遂げました。そもそもが塩田で土地の接収が容易だったんでしょうね。呉線の開通も手伝って、三井系の工場が進出。水がきれいだったこともあって、主に金属・化学工場がつくられました。それが、今に残る三井金属鉱業株式会社ってわけです。

実際、海沿いの高い煙突は、竹原市内のどこからでも見ることができます。江戸時代には想像もつかなかった、シンボルですね。閉塞した土地に成る竹原の街にあって、空に突き出るようにニョキっと一本伸びた、昭和の夢です。
昭和の40年代までは、高度経済成長に潤った竹原の街。近隣の造船業-尾道、鉄鋼業-福山ほどではないにせよ、盛り場ができ、街の景色が塗り替えられました。

今、その姿は駅前にわずかに見ることができます。シャッターの下りた駅前の商店街。アーケードと、暖簾。タクシーのロータリー。人が戻れば、いつでも動き出しそうなほど30年前そのままに、街が残されています。まさに、江戸の街並み保存地区に対する、昭和の街並み残存地区。
竹原は福山なんかと比べて平地面積が少なく、また山陽道が通っていなかったことも、衰退に拍車をかけました。哀しい、昭和の夢の残り香です。

RIMG2426 RIMG2431 RIMG2435
(駅前のロータリーと、商店街。シャッターの下りたその向こうに、夢の煙突が見える)
.

それでも、やっぱり美しいんですよね。昭和の街並みが。哀しいけれども、美しい。
江戸時代の保存地区とは別に、こちらもぜひ残していってほしい。10年先、20年先、竹原は江戸の街並みと、昭和の街並みをともに残した、稀有な街として知れ渡ることになると思います。これは、もしかすると、逆に人の出入りの多い、福山や、観光地化されてしまった尾道ではできないことかも知れません。

実際歩いて回っていると、冬で小雪がちらついていたせいもあるんでしょうかね。どことなく、北九州の小都市にも似通った、何とも言えない空気が、この街にはあるような気がします。瀬戸内っぽくない、と言い換えればいいのかも知れません。賀茂あたりの影響が強いのかな。じわじわくる魅力がある。
もっとも、暮される方々にとっては、まったく意味合いが変わってくるのでしょうから、あくまで一日滞在しただけの、無責任な意見です。

RIMG2437 RIMG2438 RIMG2478
(じわじわとくる、昭和の造りの家々。そして看板たち)
.

そんな竹原の街に、昭和の夢が残した爪痕は、実は街並みの変化だけじゃないんです。そもそも人口があまり多くなかった竹原には、人口比で言えば、尾道、福山、呉以上に人口の流入が激しかったと言われています。山陰、瀬戸内海の島々、四国、あるいは九州、関西から、様々な人が入ってきて、また近年になって出て行っています。そんなわけで、竹原の人口分布は、全国比でも、異様に60-80歳の比率が高い。その結果、竹原の街は、平成になっても塗り替えられることなかったのかも知れません。

それとね、前回ちょっと触れた、「竹原に行ってみると、驚くほど、この市が生んだ二人の偉人(池田勇人、竹鶴政孝)に関して取り上げていない」というのも、このあたりから来ているような気がするんです。二人は古くからの竹原人ですが、質素で慎ましやかな彼ら竹原人は、すでに一部の寺社系を除いて、街への影響力を失っています。街の経済界の中心には、他県からいらっしゃった方々、あるいはその後継者の方が多い、と聞きます。彼らが「同じ竹原人」として、二人の偉人を街のシンボルにしていくまでには、もう少し時間がかかりそうに思うわけです。

RIMG2488 RIMG2483 RIMG2482
(仮に三井金属が撤退したら、この街はどうなってしまうのだろうか)
.

結果、なんだか街並み保存も中途半端になっているような気がするんですよね。海沿いの工場で働く人たちにとっては、江戸時代の街並みが保存されていようとも、んなこたぁ関係ありゃせんじゃないの、という空気が漂っている。

ただ、少しずつ、そんな竹原の街にも、変化の兆しが見えてきています。
両者をつなぐ可能性の一端を見せたものは、意外なあるものだった、という話を、次回最後にしたいと思います。ちょっと竹原が長くなっちゃいましたけど、ちぃと勘弁してくださいね。

⇒ 広島の郊外 : 竹原(4) へ

****************************************************

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

「広島の郊外」 Top Page

【関連する過去ブログ】
広島の郊外 : 竹原(2)
広島の郊外 : 竹原(1)

広島の郊外 : 尾道(1)
広島の郊外 : 福山(1)
広島の郊外 : 厳島(宮島) Part1: 宮島口
広島の郊外 : 西条

広島の街 : バスセンター(広島紙屋町)
広島の街 : 広島駅前(新幹線口)
広島の街 : 広島駅前(南口)
広島の街 : 草津(1)

広島の風景 : 広島市郷土資料館
広島の風景 : 市内では珍しい大雪の日に
広島の風景 : 呉線
広島の風景 : 広島、冬の味覚


【関連する他のウェブサイト】
竹原観光案内のウェブサイト
「かぐや姫号」を運行する芸陽バスウェブサイト
-

****************************************************

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

-

投稿情報: 23:34 カテゴリー: 広島の郊外 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

広島の郊外 : 竹原(2)


(広島の郊外 : 竹原(1) より続き)

竹原の話でしたね。街並み保存地区を歩き回ること数十分、徐々に小雪が舞い始め、木造りの素敵な格子戸に、白い雪が溶けます。おぉ、寒い、寒い。
それにしても、この街の清廉で、凛とした造りの家々には、冬の冷たい風がよく似合います。それでいて、どこか気品漂う街なんですよね。

RIMG2467前回も少し触れましたが、竹原の繁栄の礎を作ったもの、それは「塩」に他ありません。そもそも、竹原は下賀茂神社の荘園として、古くは鎌倉幕府以前から村ができました。この街の「気品」は、あるいはそのあたりから始まったものかもしれないのですが、竹原が、本格的に街として発展したのは、江戸時代、18世紀半ばになって、竹原に塩田が作られるようになってからです。「竹原の塩」の評判は一気に高まり、日本一の塩と謳われるようになったんですね。塩田は、やがて昭和に入り、軍需産業にその場をとって代られるまで、実に300年近く、竹原経済の中心産業として栄えます。

「広島の郊外」 Top Page
広島の郊外 : 尾道(1)
広島の郊外 : 福山(1)
広島の郊外 : 呉

この頃の竹原はよほど栄えていたと見え、当時の建物の格子戸の優美さに、その様子を垣間見ることができます。竹原の人、と言うのは、基本的には、質素、合 理的で、信仰心に富み、賀茂・安芸津の性格を色濃く出していて、例えば立派なお屋敷でも、最上階は驚くほど高い天井の塩工場、あるいは貯蔵庫で、贅沢な飾 りつけなど皆無な造りになっています。
そういった竹原の塩豪商たちが、唯一「凝った」のが、左の写真にあるような、竹原格子と呼ばれる、独特の木細工だったそうです。

今見ても、質素で、オシャレで、実に美しい細工ですよね。結構いろんな建物に残されていて、家紋をかたどったもの、商号にまつわるもの、など、我々の目を楽しませてくれます。ゴテゴテしていないのが、竹原らしい。

そのあたりの竹原発展の様子は、竹原市歴史民俗資料館(公式ウェブサイト)に詳しいです。造り自体も美しい資料館で、街並み保存地区の真ん中にあるので、ぜひ訪れてみてください。

RIMG2461 RIMG2445 RIMG2473
(一枚目から、民族資料館、建物の最上階に造られた塩加工場、そして美しい格子戸を持つ竹原民家)
.

さて、塩により街が発展すると、合わせて色んな産業が生まれてきます。そのうちの一つが、竹原の日本酒です。近くに名水の賀茂川が流れ、寒暖に富んだ竹原の気候は、まさに酒造りにうってつけ。賀茂川の上流に位置する西条ほどではないにせよ、多くの日本酒メーカーが江戸時代から生まれました。

有名な話ですが、ニッカウィスキーを興した竹鶴政孝さんは、この竹原で酒造業・製塩業を営む竹鶴家のご子息さんですね。まさに、竹原が生んだ、味覚のサラブレッドであったわけです。
ニッカウィスキー竹鶴政考紹介サイト

余談ですが、面白いのは、この竹鶴政孝が中学生時代に、寮生の一つ下の学年にいたのが、同じく竹原の造り酒屋出身の、池田勇人元総理大臣になります。お父さんは、郵便局長もやっておられたそうです。

RIMG2468 RIMG2472 RIMG2462
(竹原酒造交流館と、酒蔵の白壁。民俗資料館の中の酒関連展示)
.

ただ、竹原に行ってみると、驚くほど、この市が生んだ二人の偉人に関して取り上げていないことがわかります。ほんのちょびっと記述があるか、無いか。むしろなぜか、一般的な知名度のはるかに低い、頼山陽ばかりが取り上げられている(笑)
二人がまだ、「過去の人」になっていない、というのはもちろんあるでしょう。ただ、同時に、戦前・戦後を通じて竹原が歩んだ「昭和時代」というものも、色濃くこの街の今の性格を形作ったような気も、私はするんです。

では、竹原はどんな「昭和時代」を歩んできたのか。そのあたりの話は、また次回。

⇒ 広島の郊外 : 竹原(3) へ

****************************************************

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

「広島の郊外」 Top Page

【関連する過去ブログ】
広島の郊外 : 竹原(1)
広島の郊外 : 尾道(1)
広島の郊外 : 福山(1)
広島の郊外 : 厳島(宮島) Part1: 宮島口
広島の郊外 : 西条

広島の街 : バスセンター(広島紙屋町)
広島の街 : 広島駅前(新幹線口)
広島の街 : 広島駅前(南口)
広島の街 : 草津(1)

広島の風景 : 広島市郷土資料館
広島の風景 : 市内では珍しい大雪の日に
広島の風景 : 呉線
広島の風景 : 広島、冬の味覚


【関連する他のウェブサイト】
竹原観光案内のウェブサイト
竹原市歴史民俗資料館公式ウェブサイト
ニッカウィスキー竹鶴政考紹介サイト
「かぐや姫号」を運行する芸陽バスウェブサイト

-

****************************************************

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

-

投稿情報: 18:29 カテゴリー: 広島の郊外 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

広島の郊外 : 竹原(1)


RIMG2469これから春の行楽シーズン。ちょっと天気のえぇ日に、日帰りでどっかに行ってみたくなったり。
市内に住んでいらっしゃる方なら、三滝、宮島、音戸あたり。ちょっと足をのばして、尾道や錦帯橋といったあたりがメジャーでしょうか。竹原も、そんな街の一つです。

竹原と言えば、古くは塩の街でした。日本の塩の中でも、最も高級なのは「竹原の塩」と謳われた時代もあったようです。
昭和になって、塩田は無くなり、造船、化学工場、で少し栄えました。昭和後半になって、街の経済が衰退していく中で、見直されたのが、その古い街並み。観光客を集める様々な工夫がされて、最近ではアニメや映画の舞台にも結構なってますね。時代の風情残る、街です。

「広島の郊外」 Top Page
広島の街 : バスセンター(広島紙屋町)

市内からだとバスで一時間半。呉線経由で電車で行くのも旅情がありますが、便利さで言えば、断然バスでしょう。車で行けば、たぶん一時間かかるか、かからないかです。結構近い。

バスは広島ではメジャーな「かぐや姫号」。2通りのルートがあるようでしたが、私が乗ったバスは、西条から、賀茂川温泉の脇をぬけ、川沿いを竹原まで行くルートのものでした。私が竹原を訪れたのは、小雪ちらつく冬の日でしたが、途中の車窓も、冬の山間を走っていく、という風情になり、いつも海側が多い私には結構新鮮でした。
「かぐや姫号」を運行する芸陽バスウェブサイト
-

実は今回、私は初めて竹原に行ったんです。ぜひ、訪れてみたかった。だから、結構乗る前からワクワクしながらバスセンターに向かいました。「かぐや姫号」も何度も市内で見かけていたけど、乗るのは初めて。
小雪予報も全然気にせず、まぁどうせ一昨年の雨中の尾道より寒いこたぁないじゃろう、と言い聞かせ、一路竹原に向かいます。(広島の郊外 : 尾道(1)、尾道(2)、尾道(3))

RIMG2420 RIMG2422 RIMG2425
(かぐや姫号に乗っていざ出発!車窓の風景は、実に寒そうな風景・・・)
-

うつらうつらしながら竹原の市内に入り、JRの駅前で降車します。なんとも質素で、古い駅です。
駅から、いわゆる竹原の「街並み保存地区」までは、歩いて15分ほど。駅前の観光案内所で地図と行き方を教わったら、壁に貼られている、「安芸の小京都 きてみんさい竹原」というポスターに、「もうきとるわぃ」と一人突っ込みを入れつつ、出発です。

「街並み保存地区」は、正式には「竹原市重要伝統的建造物群保存地区」という長ったらしい名前らしく、目安は「道の駅たけはら」と、「頼山陽の銅像」です。本川、という川が市内東側を流れているんですが、駅から言えば、順番に、駅、道の駅、頼山陽、保存地区、という感じ。まぁ小さな街なんで迷うことはありません。

RIMG2427 RIMG2439 RIMG2440
(2枚目の写真、川沿い右手に見える白とグリーンの建物が道の駅です)
-

では、保存地区へと入ってみましょう。最近では、「たまゆら」というアニメでも舞台となったそのあたりは、まさに映画セットのよう。思っていたよりも、結構すごかったですね。古い街並みでは、津和野や倉敷が有名ですが、時代こそ違えども、竹原も十分に立派。
竹原観光案内のウェブサイトにより詳しいですが、中を拝見させていただくことのできる建物も結構あって、また一方で、実際にまだ使用されている住宅も結構あり、そのバランスがいいです。
死んだ街でもないし、そこそこ観光が楽しめる。

街並みからちょっとそれて、丘へと上がっていくと、西方寺・普明閣さんというお寺・建造物があります。普明閣自体もせり出した舞台のような作りで、立派なんですが、そこからの景色も絶景です。保存地区が眼下に見渡せ、遠くには瀬戸内海の島々。山には竹が茂り、初夏にでも行くと、バツグンに美しいんじゃないですかね。尾道は横に細長い街ですが、竹原は海に向かって広がる、三角形のような街並みなので、高いところからの景色に街並みが実に映えます。

今回は時間の都合で見ることができませんでしたが、夕暮れの風景なんて涙が出るほどだと思う(笑)。そういう季節や景色を連想させてくれる、情緒ある眺めです。

しばし、それらの写真を。

RIMG2444 RIMG2446 RIMG2474 RIMG2470 RIMG2454 RIMG2457 RIMG2452 RIMG2456 RIMG2459
-

ただでさえ、ワクワクしながら向かった竹原一日観光。想像以上の街並みに、私もテンションが上がって、しばしば舞う小雪も気にならず歩き回りました。どの家も、屋根瓦から軒下の造りから、本当に立派!おうちの中に入っても、結構しっかりと保存されていて、竹原人の特性の一面を垣間見させていただいたような気がしました。
さて、長くなってきたので、続きはまた次回。なんでそんな街並みが出来上がったのか、竹原の江戸時代にタイムスリップしてみましょう。

⇒ 広島の郊外 : 竹原(2) へ

****************************************************

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

「広島の郊外」 Top Page

【関連する過去ブログ】
広島の郊外 : 尾道(1)
広島の郊外 : 福山(1)
広島の郊外 : 厳島(宮島) Part1: 宮島口
広島の郊外 : 西条

広島の街 : バスセンター(広島紙屋町)
広島の街 : 広島駅前(新幹線口)
広島の街 : 広島駅前(南口)
広島の街 : 草津(1)

広島の風景 : 広島市郷土資料館
広島の風景 : 市内では珍しい大雪の日に
広島の風景 : 呉線
広島の風景 : 広島、冬の味覚


【関連する他のウェブサイト】
竹原観光案内のウェブサイト
「かぐや姫号」を運行する芸陽バスウェブサイト
-

****************************************************

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

-

投稿情報: 18:28 カテゴリー: 広島の郊外 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

次 »

最近の記事

  • 広島のニュース : 広島東洋カープ 前田智徳選手 引退
  • 広島のニュース : 広島東洋カープ CS進出決定
  • 広島の風景 : 変わりゆく広島駅南側の風景
  • 広島の郊外 : 鹿島
  • 広島の郊外 : 桂浜
  • 広島の街 : 牛田(牛田本町)
  • 広島の街 : 牛田(牛田早稲田)
  • 広島の郊外 : 呉 2013 (2)
  • 広島の郊外 : 呉 2013 (1)
  • 広島の郊外 : 可部(2)

アーカイブ

  • 2013年9 月
  • 2013年8 月
  • 2013年7 月
  • 2013年6 月
  • 2013年5 月
  • 2013年4 月
  • 2013年3 月
  • 2013年2 月
  • 2013年1 月
  • 2012年12 月
フィードを購読