広島で最もオシャレな通り、と言われる並木通りです。
このあたりで生まれ育った私にとっては、そうなん?と言いたくなるような一面もありますが、現在では洋服屋、食事処、カフェ、美容院、菓子屋などが軒を連ね、休日の人通りも本通りに引けを取りません。
並木通りは南を平和大通り、北を本通りや新天地に囲まれた通りのことで、全長は500メートルほどしかありません。
近くに市内電車もバスも通っておらず、それが逆に落ち着いてゆっくりショッピングや買い物の出来る空間を作り出しています。
広島は比較的カフェや美容院の多い街ですが、並木通り周辺は特に多い。
加えてこのあたりは、洋菓子屋も多い。
ただ、並木通り一番の老舗と言えば、「バッケン・モーツアルト」さんになるでしょう。
古くからこの場所にある洋菓子屋はいつも広島の手土産人気トップクラスのお店です。
並木通りの一番北側には数年前から、飲食店「マリオ」系列のケーキ屋さんが、両店の間にもワッフルやクレープ、アイスクリームを食べることの出来るお店が点在しています。
広島三台寺社祭 「とうかさん」の記事にも書きましたが、並木通りにある「ハーゲンダッツ」さんでは、ゆかたを着ている人に対する割引があるなど、全国チェーンのお店でも、どこかローカルに溶け込んだ雰囲気があるのもこうした地元のお店の存在が大きいように思います。
こちらはモーツアルトさん
そしてこちらがマリオさん
さほど高い建物も無くてゆったりとした雰囲気と程よい活気のある並木通りには、その名の通り並木が通りの両側に置かれ、冬場は広島ドリミネーション(平和大通りイルミネーション)と並行してライトアップも行われます。
こちらは並木通り南側入り口付近から撮影した風景
こちらが北側(パルコ前)から撮影した風景
今後はおそらくもう少し低い年齢層にターゲットをあてたお店が増えるんじゃないでしょうか。
市内中心部の児童の数は減っていっているものの、やはり休日を中心にこのあたりに出てくる小中学生は多いですから。
一方で並木通りはそこに店を出すだけで価値が出るような場所にもしていかなければならない。
「並木通りブランド」を今後どのように確立していくのか、大都市にある裏手オシャレゾーンの物真似ではなく、ローカルな魅力を活かしつつのブランド確立は課題でもあり、楽しみでもあります。
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