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広島の風景 : 松原町 ~残された市場と通り道の街


【広島の風景:シリーズ・変わりゆく広島駅東側の風景】

   (1)猿侯橋・荒神町 ~橋がつなぐ街と喧騒の残り香
   (2)松原町 ~残された市場と通り道の街
   (3)荒神陸橋・曙町 ~激流の中で消えゆく狭間の街
   (4)尾長 ~取り残される下町

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第二回: 松原町 ~残された市場と通り道の街

通り道の街、とは失礼な!と怒られそうですが、広島駅を出て直ぐ左側にある松原町は現在、二重の意味で通り道です。

まずは明治より続く愛宕踏み切り。
荒神陸橋が出来る前までは、駅の東側にある越線道路はここだけでしたから、無論主要なルートだったわけです。
「愛宕」の名前は松原町とは線路を越えて反対側に京都の愛宕神社の分霊をお祀りした愛宕神社ができた事に由来します。
ついでに言うと、「松原町」という名前は、かつてこの辺りが街道松に囲まれたあたりであったため、ついた名前と言われています。広島駅が出来る前、と言うか出来た頃も、この辺りは山陽道の外れ、という位置づけで、市内(広島城付近)から見ると猿候川を超えた郊外、という認識だった様です。
この松原に関しては、幾つかの写真にも残っていますよ。

愛宕踏切は山陽本線を初め、呉線、芸備線や貨物線路を越えてる事もあって、結構広くて長い。
そんなもんで、開かずの踏み切りと言われたり、事故が多いとか、自転車が移動できないとか、まぁ結構文句を言われた。でも、今じゃあエレベーターまでついて、まぁ立派な踏切です。

RIMG0168  RIMG0172
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二つ目は、マツダスタジアムへの通り道。
これはちょっと前からですね。でも広島駅から松原町を抜けて行く人が結構多いでしょう。松原町に寄って、という意識がある人は殆どいないでしょうが、結構な人が線路脇を通ってスタジアムに行くんです。

じゃあ、松原町って何があるの?と言えば、やっぱりそれは愛友市場ってことになるでしょう。
戦前からずっと荒神市場と呼ばれて親しまれてきたんですが、なぜか突然30年余り前に愛友市場に名前を変えました。
まぁ、暴力沙汰とか、色んな負のイメージがあったのかも知れませんが、友元神社にちなんだ名前、ということでこの名になったようです。

しかしまぁ、この規模の地方都市で、駅の真横という好立地。さぞや買い物客で賑わってることかと思いきや、これがそうでもない。広島の市場ってのはどこもまぁそうですが、卸的な役割や地元の台所としての役割を除いては、通常の買い物客の姿は殆ど無い。
なにせ、自分達で「ウルトラC級市場で逢いましょう」なんてイベントを毎月開催してるぐらいですからね。

いつ頃まで活気があったんでしょうねぇ。
幼い頃には、結構年末とか、お客さんいたようにも思うのですが。そうすると、ちょうど名前を変えた辺りから雲行きが怪しくなった、という皮肉な感じかも知れない。
まぁ、それはたまたまでしょうが、世間的にもスーパーが市場に取って代わり出す頃ですからね。

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(愛友市場のまだらな人影と空の見えるトタン屋根)
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じゃあ、マツダスタジアムが出来て、十字の通り道になった(しかも歩行者!)ところで、どうにか市場を立て直そう!ってなってるか、と言うと、どうもそうは見えない。
もちろん、そういう人達もいますよ。でも、市場をあげて、とは見えない。

わしゃこの今の市場が好きじゃけぇ、となるのも分からなくも無いし、どうせ長続きはせんのじゃ(潰れるか、再開発か)、というムードが漂うのも、まぁもっともな状態なのかも知れません。
元が闇市的な感じで膨れ上がってきた市場だけに、100年を越えて長くやってらっしゃるお店が少ないのも、そういったムードに拍車をかけているのかも知れません。

私自身は、この変わらない雰囲気、駅の傍で微かに飛び交うキツイ広島弁、そういうのは好きなんですけどね。
小学生と思しき子供達が親の仕入れを手伝って、隣のおじいちゃんにオヤツをもらって、そのじぃさんにばぁさんが今夜は(飲みに)行くんかい、と聞いていて、原付でオッサンがばぁさん危ないよ、と言いながら別の店に商品を持っていく。
昼下がりの一時間もいれば、そんな光景に何度も出会います。

横川駅脇の商店街もまた、同じような感じかな。
それは明らかに、昭和の風景。私達の知る、広島駅脇の風景です。
まぁ、もう街の色からしてそうですね。

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直接的な再開発案と言うのはまだ聞いた事がないのですが、やがて及ぶんだろうなぁ、ということは容易に想像がつく。ただ、一発逆転をするならば、駅の裏、つまり北口側の再開発が行われていることでしょう。
賛否両論は置いておいても、確実に駅周辺の人口が増えるわけだし、もとより愛宕踏み切り越えれば市場までは直ぐ五分ほどですからね。
彼らの台所になり得たら、活気も戻ってくるに違いない。
それがいいのかどうかは、分からないですけどね。

ともあれ、もうちょっと市場に一般人も入れる美味い料理屋があってくれると、もっと足も向かうと思うんですが、どうでしょう。
もしかして知らないだけですかね?!

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広島の風景 : 猿侯橋・荒神町 ~橋がつなぐ街と喧騒の残り香


【広島の風景:シリーズ・変わりゆく広島駅東側の風景】

   (1)猿侯橋・荒神町 ~橋がつなぐ街と喧騒の残り香
   (2)松原町 ~残された市場と通り道の街
   (3)荒神陸橋・曙町 ~激流の中で消えゆく狭間の街
   (4)尾長 ~取り残される下町

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第一回: 猿侯橋・荒神町 ~橋がつなぐ街と喧騒の残り香

広島駅を出て目の前に見える駅前大橋を渡って、猿侯橋沿いに左に折れると、間もなく左手に古ぼけた橋が見えます。
石灯籠を模した橋の欄干。隣の駅前大橋と対照的な小さな橋が、川の名前と同じ猿侯橋です。

冬の雪にも、春の雨にも、夏のカンカン照りにも、秋の月夜にも映えるシンプルながらに洒落た、風情豊かな橋。長らく駅前のシンボルであった橋です。

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(雨の日の猿侯橋)
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京橋も猿侯橋もこういった橋には優しさや深みがあって、古くなったからと言って一向に色褪せない、むしろ暖かさがある、と言っては言いすぎでしょうか。
その猿侯橋をもうちょっと過ぎたら、広電の走る荒神橋が見えてきます。

こちらは猿侯橋に比べるとどっしりとしたつくりで、なんだが庶民と軍部。一杯飲み屋と帝国ホテル、といった感じでしょうか。
広電は天満橋や相生橋、御幸橋などいくつもの橋を越えますが、ここ荒神橋を越えていく姿も実に美しい。

猿侯橋や荒神橋でつながる猿候川の東側(広島駅側)と西側(八丁堀側)は、特に戦後は喧騒の街だったそうです。
広島駅が今の場所に出来てから戦争までが50年ぐらい。その間はちょっと郊外の駅前の盛り場、と言った風情だったそうですが、原爆で中心部、特に盛り場だった中島町あたりが酷くやられたこともあり、また、広島駅自体が復員の人々が通る主要中継地点だったこともあり、相当活況を呈したそうです。

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(荒神橋の欄干。少し赤みがかったレンガっぽい石が使われている)
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(荒神橋を渡る路面電車と、荒神橋から眺めた猿侯橋)
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町名で言えば、駅側が猿侯橋町と荒神町、西側が的場町になります。
この辺りは20年ほど前まではまだ喧騒の残り香が漂う地域でした。
猿侯橋町には有名なパチンコ屋「国際会館」があり、的場町には場外馬券発売所があったことも拍車をかけたんでしょうが(国際会館は名前を変えて営業中)、お好み焼き屋や一杯飲み屋、喫茶店などが軒をつらね、休日になると怪しげな時計やベルトを並べた露天商が店を広げていた。
それは所謂、住みやすい素敵な街ではなかったんでしょうが、まぁ、活気はあった。

今では二つの橋と、周囲に残る古ぼけた建物に、かろうじて当時の空気を察するしかありません。
特に、駅に程近い猿侯橋町あたりは川沿いも猿侯橋沿いも結構そういった建物が残ってますよね。
中には営業中の店もちらほらあって、例えば駅に程近い喫茶店「PEARL(パール)」さん何かはモダンな、と言うか昭和的な美しさが外観にも残っていて、目を楽しませてくれますね。

あ、そうそう。幸か不幸かマツダスタジアムがすぐ傍にできて、的場町電停や猿侯橋電停は、マツダスタジアムへの最寄駅になりました(とは言え7. 8分かかりますが・・・)。
荒神町のマンホールがカープ坊やになってて笑った。
まぁ、この街にカープと、あの赤色は似合うかもしれません。結果的にマツダスタジアムの存在がこの街の風景を変えることになっても、訳の分からん再開発の波にただ飲まれるよりは、カープの赤い波に飲まれてくれた方が、と思うのは、私がそこに暮らさない者だからかも知れませんが。

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(荒神橋を渡る路面電車、奥に見えるのは黄金山。荒神町をカーブして猿侯橋町、そして広島駅へと続く線路)
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(猿猴橋町の喫茶店PEARLと、綺麗になっちゃった駅前のパチンコ屋)
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戦後、この辺りは喧騒の地だったと書きましたが、それはつまり、数々の暴力沙汰、事件、金、酒びん、色んなものが飛び交った街だった、と言う事かもしれません。
高校生の頃なんかも、何となく、近寄りがたい雰囲気がありました。
年を取って今はもう別に、と思うようになってしまいましたが、そういった闇の部分を持つ街だったのは確かです。

広島駅北口(新幹線口)の再開発がひと段落して、これから広電の軌道変更など、ここで挙げた様な街は激流に飲み込まれていくのかも知れません。
でも、結果的にこれらの街の喧騒は広島駅の喧騒があってこそ、のものですし、もう少し穿って見ると市内中心部が沈下した時の一時的なものであったのかも知れません。

それでもこれらの街が本当に消えてしまうのは、猿侯橋や荒神橋が建て替えられちゃった時なんだろうなぁ、と思います。
それまでは、もうちょっとだけ、残り香を漂わせる街であって欲しいですね。

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投稿情報: 18:33 カテゴリー: 広島の風景 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

広島の風景 : 変わりゆく広島駅東側の風景


広島駅周辺の再開発が宣言されて久しいですが、北側(新幹線口)に関しては大方開発の目処が立ってきました。
また、南口は広電の軌道を何処に設置するかと言う点で揉めてはいますが、猿候川までの距離も短く、開発の範囲は限定的です。また、西側も同様に線路などがあって開発しづらい。

そこで、目玉になってくる、そして最大の懸案が、広島駅東側の再開発です。

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これは元々バックヤードを軸にずっと言われていたことなのですが、マツダスタジアムができ、また段原の再開発が進んだ事で、より一層現実の問題として昨今取り上げられています。

しかし、ここでは開発後の街を取り上げるのではなく、今の風景を切り取りたいと思っています。
そこはディープな広島の残る場所。戦後の香りの残された、市内でも数少ない場所だから。

   (1)猿侯橋・荒神町 ~橋がつなぐ街と喧騒の残り香
   (2)松原町 ~残された市場と通り道の街
   (3)荒神陸橋・曙町 ~激流の中で消えゆく狭間の街
   (4)尾長 ~取り残される下町

全4回の特集予定です。
昭和の広島の風景。これからの広島の風景。
八丁堀や紙屋町とは、また違った広島の風景が残り、作られていく街を写真を交えながらご紹介していければと思っています。

また、これらのルートは広島駅から半日もあれば歩いて回れるぐらいの風景です。
晴れた日の午後にでも、トボトボと歩いてみて欲しいと思います。

それでは、広島駅を南口から降りて、駅前大橋を渡り、猿候川沿いに左にぐるっと回って的場町の電停がある辺りから、散策を始める事にしましょう。

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投稿情報: 20:37 カテゴリー: 広島の風景 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

広島の風景: 春の訪れ

 
RIMG0006 季節それぞれに街の色や匂い、あるいは音ってのがありますが、広島の街も、もう時期やってくる春を感じさせてくれる季節になりました。

広島の春は、中央通りの白木蓮(ハクモクレン)に始まって、比治山や黄金山の桜で花開き、鯉のぼりの季節が訪れ、フラワーフェスティバルをハイライトに、後続の季節に引き継がれていきます。
その間、七つの川はゆっくりと花びらを浮かべて流れ、瀬戸の海や安芸の山では生き物が顔を出し、黄砂と花粉の舞う空が夕方になるとオレンジ色に染まります。

既に中央通り白木蓮は満開ですね。
白木蓮はマグノリア、と呼んだ方が通りがいいかもしれません。
この花は昼間も美しいですが、夕暮れからネオン時にかけて街の灯りを反射させてる時間が一番綺麗だと思います。
中央通りという場所柄、八丁堀や流川に向かう人々の活気を浴びて、なんだか妖艶な感じがします。

広島はまだ晴れたり雨降りだったり、寒かったり暖かかったりですが、黄砂はお構いなく飛んできてらっしゃるみたいで、夕方になれば空はすっかりオレンジ色の夕日に覆われます。
市内から見れば、己斐から宮島にかけての辺りの空が何とも穏やかな橙に染まり、そこから白い雲が藍色の空に飛び跳ねます。これは何とも綺麗ですねぇ。

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(天満川沿いの山桜とその後ろを街に向かって走る夕暮れの広電)
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やはり春先は何となく、街に高揚感があって、元気がでますよね。
それこそ天満川あたりから、ずっと市内に向かって歩いていくと川を渡るごとにその活気が伝わってきて、橋を越えるたびに気分が高揚する。
景色はぼんやりとしているけど美しく、なんだか街に色が増える。
私は花粉症もありますが、有難い事に然程ひどくは無いので、天気がよく暖かい日なんかも気分良く外を歩く事ができる。
ふと周りを見ると、卒業写真を撮る女子大生。残り少ない時を一緒に過ごす高校生に、自転車で市内に向けて駆けていく中学生。重たいコートを脱ぎ捨てた社会人に、元安川沿いで歌い始めたストリートミュージシャン。
広電がガタゴト音を鳴らして街に向かい、自転車が車輪をカラカラ鳴らして、橋を渡る。

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(中央通りに咲く白木蓮と、元安橋あたりから市内に向かって歩く人々)
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プロ野球の開幕は震災の影響で延期されましたが、天満川の山桜はそんなこと関係なく小さな握りこぶし大の花をこんもりとつけ、もう時期元安川沿いのソメイヨシノも咲くよ、と教えてくれます。
来週辺りからは花見も始まることでしょうね。

フラワーフェスティバルまであと一ヶ月半。
何だか少し懐かしくて、嬉しくて、こそばゆくて、目がかゆくて、ぼんやりしたオレンジ色の季節。
そんな春が、広島の街に訪れようとしています。

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投稿情報: 15:11 カテゴリー: 広島の風景 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

広島の風景: 自転車専用路

 
以前、広島の街 : 西広島(己斐)の中で、
「西広島(己斐)なのですが、私の提案は、ここを「自転車優先地域」にしてはどうでしょう?」
と、書きました。

肝心の西広島では見かけないのですが、昨年辺りから、チラホラ自転車専用路、あるいは自転車優先路の様なものを見かけるようになりました。

比較的よく見かけるところだと、平和大通、段原、それに国泰寺の市役所周辺あたりでしょうか。
意外なところでは大手町、デオデオの前辺りにも狭いですが専用路がある。

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(左は市役所前。右はデオデオの前)
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自転車優先路、と言うのは、歩道一部に自転車通行優先の部分を作り、様は、自転車の通る場所と歩く場所を区別して、安全に歩行できるようにしましょうね、というものです。
私が考えていた車道の一部を自転車専用にする、というアイデアとはまぁちょっと違うのですが、増えつつある自転車置き場と共に、今後の広島市内交通を考える上で、とても重要な取り組みだと思います。

ご存知の通り、広島市内には路面電車が走り、その他にも、自家用車、バス、タクシー、アストラムラインなど、様々交通手段があるのですが、都市の規模を考えると、自転車ってのはもうちょっと広まってもいいですよね。

現在、元安川と京橋川との間を中心に、平和大通沿いにも自転車置き場が作られたり、もっと中心だと、旧市民球場の脇あたりにもありますし、これは前からですけど、新天地広場の地下にもある。

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(平和大通、白神社(「しらかみさん」)前の自転車専用路)
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(平和大通沿いの自転車置き場)
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自転車で行き交う人が増えたら、是非、歩道じゃなくて、車道を減らして自転車専用レーンを作って欲しいですね。
オランダのアムステルダムみたいに。
あと、広電の路面電車と自転車の親和性も、もっと薦めてほしい。三両電車の一番最後の車両には、自転車を持って入っていい、とかね。
もちろん、アストラムラインも。あんな市内の路地に車が入っていかなくていいですよ。

車を減らして代わりに自転車を増やすメリットは、市内の店に人が帰ってくる、という点です。
郊外のショッピングモール隆盛の時代に、市内が対抗するにはこれしかないです。
逆説的な感じするかもしれないですが、車だから通り過ぎるばっかりで、ぷらぷらする人がいない。

一時的にはお客さん減るかもしれないけど、並木通りやじぞう通り、中の棚なんかは車止めたほうがむしろ来る人増えるんじゃないですかね。
本通りやシャレオはつくり上、難しいのかも知れないけど、まぁこれも駐輪場が増えれば大丈夫でしょう。

広島の街Top Page :「広島の街マップ」

是非、全国に先立って、平和大通、中央通り、鯉城通り、相生通りの車道を一車線自転車専用に、その内側を居住者などの許可車両と深夜を除いて自動車禁止区域にしませんかね。
せめて、土日だけでもやってみて欲しいなぁ。

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(段原にある自転車優先レーン)

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広島の風景: 広島、冬の味覚

 
広島の冬の味覚。どんなものを思い浮かべますか?

食卓に並ぶのはやっぱり鍋。それからみかん、カキ。
外で食べるなら、熱々の鉄板が前に置いてあるお好み焼き、ちからやむさしのうどんなんて人もいるかもしれない。

街を歩いていると、確かにみかんやカキが店頭に積まれているのをよく見ます。

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(左:福屋 (八丁堀)の地下一階果物売り場に並ぶみかん。右:この季節の宮島の風物詩、カキの販売)
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広島は瀬戸内海挟んだお向かいは愛媛ですし、瀬戸内海の島々ではよくみかんが取れます。
「カキは年が開けて冷え込んだら美味いんよ」、とよく広島の人は言いますが、今年は寒さも一層で、身が引き締まって十分に美味しいカキが食べられます。
宮島近海よりも、音戸や江田島(能美島)のものの方が美味しいと思います。

それから、カキ(牡蠣)だけじゃなくて、カキ(柿)も美味しい。
ほら、西条柿とかってご存じないですかね?
ちょっと小ぶりで、やっぱり実が熟しすぎないのが美味い。

それから、忘れちゃいけないのは広島菜。これも冬の味覚ですよね。
ご飯を包んで食べれば、それだけで美味い。やっぱり今年ぐらい冬が寒いと早いうちから美味い。一層美味い。
賀茂鶴とか、辛口の日本酒を熱燗にすれば、つまみにもなる。
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(左:倉橋島のあたりにある牡蠣イカダ。右:中の棚にあるうどん屋、ちから)
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(左:中の棚の果物屋にならぶみかんや柿。右:福屋 (八丁堀)の地下一階食品売り場で見つけた広島菜)
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こうしてみると、案外広島の味覚ってのは、冬の方が多いような気がする。
うどんなんかでも、「ちから」さんのあの甘い「きつねうどん」は冬こそ美味いですし。
今年の冬は確かに寒いです。でも、寒いからこそ美味い広島の冬の味覚もいっぱいある。

せっかくならそういったものを食べて、寒い冬を楽しんでみましょう。
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広島の風景: ひろしま男子駅伝

 
日曜日の話ですが、天皇杯第16回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会(ひろしま男子駅伝)で広島県が3位に入りましたね。

中国新聞:栃木V、広島3位 男子駅伝

出遅れたんですが、後半よく追い上げて、3位はスリリングな展開でした。RIMG0241 
もちろん出来れば優勝して欲しかったですけどね。

この駅伝、コースは、平和公園を出発して、西広島(己斐)を抜けて、宮島口まで入ってから、もう一度、国道二号線、平和大通と通って、市内をぐるっと一周。平塚、広島駅前(南口)、広島城と回って、再び平和公園に戻る、というものです。
太田川を初めとした七つの川の内、5つの川を超え、更に3つの川を越えなおす最終区がやはり花形で、そこで逆転したんだから大したもんです。

Googleストリートビューでコースを見る 別ウィンドウで開きます

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このイベントは、広島には珍しい冬のイベントですね。
広島ドリミネーションが終わると、初詣、という全国共通のイベントを除いては、これぐらいじゃないかなぁ。
本来なら「広島のニュース」 になる記事でしょうが、あえて風景にしたのも、そんな理由からです。

折り返し地点間近の宮島口でも、前々日から中継カメラが出ていたりするなど、一色とまではいかないまでも、結構な人が関わるイベントです。今年は三十万人だったかな。

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(宮島口の有名な「あなごめし」の店、「うえの」の前にカメラを構えるNHKスタッフ)
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この大会はNHKがメインスポンサーなのですが、当然、大手町のNHK広島支局前では前日から各県のキャラクターが表に出て、寒い中イベントをやっていました。
これ、支局の前なんかじゃなくて、もうちょっと大々的にやればいいのに、と思うのですが・・・私だけですかね。

どうもスポーツって前提があるからなのか、単に寒いからなのか、せっかく結構な人が集まる割には、盛り上がった感じのしないイベントです。
フラワーフェスティバルとまではいかなくても、せっかく他県の方も集まるんですからねぇ。もうちょっと工夫して欲しいなぁ。

RIMG0143  RIMG0145
(こじんまりとしたイベント。右の写真中心が広島NHKのキャラクター)
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でも、週末はそれまでの寒さが若干和らいで、天気も良く、いい大会になったんじゃないでしょうか。
そうなんです、私、広島にいたんです。また、追々別の風景もUpしますね。
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広島の風景 : 呉線

 
広電の走る風景も路面電車の風景もいいですが、もう一つおススメなのが呉線の風景です。

呉線とはJR西日本の運行する広島-糸崎間の路線のことで、基本的には広島駅から呉、もしくは広までを指すことが多いです。
海田(海田市)までは山陽本線と並列に走り、そこから三原までが呉線固有の路線です。
接続も含めれば、最大で岩国or可部-岡山間を運行していますが、その多くは広島-広になります。

DSC01334
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呉線の魅力は何と言ってもその風景と、単線が故ののんびりとした運行でしょう。
広島駅から呉方面に向かうなら、左に絶壁が、右には青い海が、そしてその向こうには安芸の子富士を望むことが出来ます。
大げさに言うならば、南仏を走る電車とドッコイドッコイ。

私が高校生の時には、こいのぼりが絡まって、単線の呉線が上下線共に止まる、なんて椿事もありましたが、その通り道らしく、風には弱い。
最近はあまり運休とかは無くなりましたけどね。技術革新されてるんですね。

晴れてる日の昼下がりに乗ってしまうと、ついつい坂あたりで眠っちゃって、肝心の風景を見過ごしてしまいます。
風景は、坂から吉浦あたりまで、あとは広を超えるなら、安浦から安芸津あたりまでが綺麗です。
安芸津以降は実は行ったことが無いのですが、安芸長浜から忠海を通って三原なんてのもきっと綺麗なんだろうなぁ。
いずれにしても、晴れている日が圧倒的におススメです。

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(左:坂駅あたりの海辺の風景。右:左手はこういった小高いが険しい山)
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あともう一つ呉線の魅力を上げるなら、その美しい駅舎でしょうね。
広島駅や呉駅なんかはもちろん普通の大きな駅ですが、下の写真にあるような吉浦の駅なんてのは半木造で、いい匂いがします。(実際にフローラルな訳ではない)

駅舎はどちらかと言うと広を越えてからがいいかなぁ。
古いんだけれども、海沿いの線路特有の開放感があります。
でも名前を聞いているだけでも、実に素朴であると同時に、私なんかとっても広島らしい名前だと感じるんですが、いかがでしょう?
「広島」や「安芸」にちなんだ、あるいはその元となった素敵な名前の駅が続きます。

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(こちらは吉浦の駅)
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季節は鯉のぼりの季節が、海はピカピカで新緑もまぶしく綺麗ですが、鯉のぼりが引っかかっても困るので、小春日和の日も中々いいです。
敢えて夏の夕凪を体験したい方は止めませんが、一歩電車を降りれば酷暑です。

せっかく電車で酒が飲めるなら、帰り道は呉の屋台で一杯どうぞ。
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広島の風景 : 路面電車

 

広島の風景と言って、誰もが思い浮かべるのは路面電車でしょう。
広島電鉄株式会社によって運営される市内電車は、「広電(ヒロデン)」とも「市電(市内電車)」とも、単に「電車」とも呼ばれ、広島におる人にとっては欠かせない足であり、広島に行く人にとっては懐かしい、あるいは目新しい風景であるかも知れません。

■広電路線図■

Rosenzu

広電は路線図にあるように北は広島駅前(南口)、あるいは横川から、東は比治山、南は宇品(広島港)や江波、そして西は西広島(己斐)を超えて宮島までを結びます。(宮島が南端でもある)
紙屋町や八丁堀、本通りはもちろん、広島の街(広島の街マップ)で紹介しているほとんどの場所には、広電を使って行くことができます。

広島の街Top Page :「広島の街マップ」

その姿は広島の写真集 : 3. 広電の走る街にも載せているので見ていただきたいのですが、実は路面電車は日本各地、至るところにあります。
広島に近い所だと愛媛の松山にもありますね。
道路の中央を走っているわけではないですが、東京・京都といった大都市にもあるし、北は札幌から南は鹿児島まで全国各地にあります。

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先日NHKの放送で、とあるアナウンサーが、「へぇ、路面電車の停留所のことを”電停”って言うんですか」と言っていましたが、広島生まれ広島育ちの私にとっては、それが衝撃。
逆に駅は全部「電停」って言うもんだと思ってたぐらいです。

路面電車ってのは何だか旅情をそそられるし、私なんかは逆に路面電車のある街に出くわすと広島を思い出します。
あの、ゴトゴトと動き出す音がたまらない。決して電車好きなわけではないのですが、景色と共にあって、何だか家にでもお邪魔しているように感じるあの雰囲気は路面電車ならではですよね。
中でも私が好きなのは鹿児島の路面電車です。
鹿児島の路面電車は、何といっても線路が芝生になってる!
これは始めて見た時はビックリしましたね。いいアイデアだと思います。
広島の石畳も美しいですが、芝生というのも美しい。温暖な鹿児島ならではの発想でしょうか。

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(鹿児島にある芝生の線路)
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広島は坂が少ない街で、川は多いですが、路面電車を走らせるには実に適した街だと言えますよね。
規模に比べて、特に中心部は大きな道路も少ないですから、渋滞の多い自動車(バス)よりも優れていますし。
値段も基本的には大人150円(2010年11月現在)で、格安です。
なんちゃら新交通とか言う全国各地のモノレールが、初乗り三百円とか取ることを考えれば、補助金が出ているとは言え、まさに市民の足です。

おススメは西広島までJRで行って、平和大通から土橋に天満川に架かる電車専用の橋を渡ってやってきて、十日市町の三叉路に出るルートですかね。
時間が無ければ相生橋を超えて、原爆ドームを右手に、旧広島市民球場を左手に見ながら紙屋町に戻ればいいし、時間があれば横川のターミナルも立派です。
西広島からだと紙屋町も横川も三十分ぐらいです。
うたた寝しながらガタンゴトン揺られれば丁度いい距離。曲がり角も多くて、景色も結構変わるので楽しめると思います。
あぁ、降りて外から見たくなっちゃうかも。
そんな人は一日パスにしてください。

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(左は十日市町の三叉路。右は横川のターミナル)
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これから新しい線路が増えることはまず無いでしょうねぇ。
コストもかかりますし、アストラムラインが伸びる分とも、広電が路面増やすことはちょっと無いかも。
可能性があるとしたら、MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島に行くルートですかね。
ここだけは比治山下線(皆実線)からでもちょっと距離がありますから。

貴重な財産ですよね。
増えなくても、減っちゃダメ。
その昔、駅と宇品を、今の段原のあたりを経由して結ぶ「宇品線」というこちらは国鉄の線路がありました(広電宇品船とは別物)が、それは1986年に無くなっちゃった。(旅客営業は1966年に原則廃止。貨物は1972年に廃止)
寂しいですよね。もしあのあたりを電車が通っていれば、今の再開発も、まったく違うものになってたでしょうし。

広電は、フラワーフェスティバル、宮島水中花火大会、広島みなと夢花火大会といったイベントでも、もちろん大活躍します。
その時だけの装飾も施されていたりするので、好きな人は、是非その車両を探してみてください。

その他にも、横川-江波線でレトロな車両を走らせていたり、逆にドイツから車両を輸入したり。
私は細かい性能とかは分からないので、最初の写真にあるような車両が馴染みがあって好きですけどね。

マイナーチェンジを繰り返しながら、これからもずっと残っていって欲しい。
音の出ない車両とか、うれし悲しですよ。
路面を石畳からコンクリートに変えるぐらいなら、芝生案だけは採用して欲しいんですけどねぇ。

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広島の風景 : 広島ドリミネーション 2010

 

えべっさん (胡子大祭・えびすこう)に続いて、今年も平和大通で広島ドリミネーションが始まりました。

広島の風景 : 広島ドリミネーション(平和大通りイルミネーション)(2009)

このイベントもすっかり定着してきましたね。
今週末には天気が良ければ多くの人が訪れることでしょう。

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LED技術の進化でしょうか、何だか今年は色鮮やかですよね。
去年と違うのは、紙屋町が実施地域に入っていないようです。
もちろん平和大通だけでなく、並木通りや本通り、中央通りは実施していますし、今年は元安川だけでなく、京橋川あたりも参加するみたいです。

広島の街Top Page :「広島の街マップ」

寒い手擦りながら、頑張って行ってみましょうか。

詳しくはこちらを参照ください↓
http://www.dreamination.com/back_2010/index.html

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