常に広島の中心であり続けた街、紙屋町です。
北には広島城。北東に県庁。東に八丁堀。南に本通り。西に平和公園と旧市民球場。デパート「そごう」を中心にバスセンターがあり、地上を広電が走り、地下をアストラムラインが走る。
まさに市内の中心地です。
「そごう」新館と隣接するパセーラの開発。アストラムライン開通に伴う広島初の地下街の開発などもある一方、「そごう」の経営悪化や市民球場の使用終了もあり、必ずしも明るいニュースばかりではないこの交差点ですが、現在も交差点南東にある広島電鉄ビルの立替が進み、旧市民球場跡地利用も併せ、また新たな姿を見せてくれそうです。
こちらは広電の線路が行き交う紙屋町交差点(北東方面より)
こちらが立替の進む広電ビル
左側がバスセンターを含むそごう本館、右側がパセーラを含むそごう新館、及び新館隣のパセーラ
ただ、紙屋町と言ってすぐに思い浮かぶのはやはりそごう(旧館)前の風景。
仕掛け時計の前を通ってそごうに入るのは子供心に楽しみでした。
市民球場に向かう前の待ち合わせも、かつてはこの場所。
下の写真の風景は、良くも悪くも二十年以上前から変わっていません。
交通の便利さを考えても、このまま紙屋町から人通りが減っていくとは思えません。
課題と言われる個人商店の少なさも、現在はチェーン店中心の地下街がもう少し誘致に取り組めばむ変わってくるのでは?と思います。
八丁堀と比べても、個人商店の少なさゆえに、街が見せる表情がやや貧しく、特に旧市民球場での試合がなくなってからは街にメリハリがなくなりました。
広島駅周辺もそうなのですが、やはりデパートなどの大型店舗だけでは限界があります。
ただ、核になるのはやはり旧市民球場の跡地利用でしょう。
公園も悪くないアイデアですが、ある程度集客力の見込める施設も是非作って欲しいものです。
なお、八丁堀同様、紙屋町も、東京都内に同じ地名の場所がありますが、東京の紙屋町がトーンを変えることなく読まれるのに対して、広島の紙屋町は、「や」に力を入れ、イメージとしては、「かみ”ヤ”ちょぉ」呼ばれます。
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