広島に行く人も広島におる人も

ブログカテゴリ

  • トップページ

    広島の写真集

    広島の街(広島の街マップ)

    広島の風景

  • 広島の郊外

    広島のニュース

    広島の店

    広島の会社

    広島の人

    広島から始めよう

    広島の作り話

    Title

    English site

カテゴリー

  • トップページ
  • 広島から始めよう
  • 広島のチーム
  • 広島のニュース
  • 広島の人
  • 広島の会社
  • 広島の作り話
  • 広島の写真集
  • 広島の店
  • 広島の文化
  • 広島の街
  • 広島の郊外
  • 広島の風景

広島ブログ


  • 広島ブログ

    Linkfree_180x50

Recommended


  • 021019
    ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)
    伊藤計劃

広島の会社 : オタフクソース(2)


RIMG2564「かぁさんの味、ますやみそ」というCMが、広島ではもう長いこと流れていますが(広島におる人はみんな知っとりますよね?)、ますやみそががぁさんの味なら、オタフクソースは「おばちゃんの味」って感じでしょうか。
まろやかな甘みと塩気。程よい酸味と、ほのかに感じる渋み。そして散りばめられたスパイスの味。コクがあって、それでいて親しみ深い。そんな味のソースです。

そんなオタフクさんの本社は西区の商工センターにあるんですが、そのそばに、Wood Egg という資料館のようなもの(?)があります。広電の井口駅から歩いて5分ほど、なんとも不思議な形の、まぁ卵型、というか、ハッキリと言わしてもらやぁ、へんてこなドームが目印です。
オタフクソース Wood Egg ウェブサイト(外部サイト)

なぜ「へら型」にせんかったんか、疑問でならんです。お好み焼きと言やぁ、へらじゃろうが、と言いたいのをぐっとこらえて(笑)、中へと入ってみましょうか。

「広島の会社」 Top Page
広島の会社 : オタフクソース(1)
【広島を美しい街にする提案⑤】 広島メシを、見直そう

Wood Eggの中は「おこのミュージアム」という資料館と、あと教室や研修センターのある、キッチンとに分かれとります。キッチンは予約が必要で、研修センターは、もちろんプロの方用、という訳です。
ここがちょっと普通のミュージアムとは違うところですな。観光客だけじゃなく、プロの方に対しても開かれている。私はもちろん素人なもんですから、研修センターには入れさせてもらえんかったですが、どんなもんでしょうか。ちょっと見てみたいような気もします。

◆おこのミュージアム
おこのミュージアムに行ってみるとなかなかこれが面白い。おたふくソースの歴史だけじゃなくて、お好み焼き自体の歴史が紹介されとります。昔の戦後の屋台で売りよった時代の再現セットやら、土間に鉄板を置いた、古いタイプのお好み焼き屋さんの風景とかね。
あぁ、こうして戦後の広島は再スタートしたんじゃのぅ、と思いました。

RIMG2568 RIMG2566

RIMG2569 RIMG2570
.

話はちぃとそれますが、市内の地蔵通りに「もり」というお好み焼き屋さんがあって(広島の店 : もり(地蔵通り))、そこがやっぱり土間づくりでしてね。鉄板の後ろにキャベツ切る小さい台と、洗い場があって、隣に戸棚が置いてある。食べ終わったら、みんなヘラやらコップやらを流し台にもっていって水につけてました。
今もちょこっとだけ綺麗になってしまったけど、そんなに雰囲気は変わってません。皆さんも気が向いたら、ちょっと行ってみてください。地蔵通りを並木通りとは反対側に向かって、平和大通りから4-5分。味は、言うことなしですけぇ。

そんなセットの裏側に回ると、パネルなんかが置いてあって、お好み焼きの、そしておたふくソースの歴史が解説されとります。初めて知ったようなことも、ちょいちょいありました。下の写真を拡大してみてください。ちぃと興味が、湧いてくるでしょう?

RIMG2571 RIMG2574 RIMG2573
.

全体を通して言うと、まぁ1-2時間は十分に楽しめるかのぅ、というミュージアムです。予約なしでも、せめてソースの試食ができるとか、工場見学っぽいこともさせてもらえるとか、もうちょっとミュージアムショップが充実しとったりすると、なおいいと思うんですけどねぇ。まぁ、これはこれで、創業者の性格が伝わってくるような、愚直な、ミュージアムです。

◆(広島風)お好み焼き
さてわしらのおこのみ(別称「広島風お好み焼き」)とはどのようなもんか。今さらですが、この記事の最後に紹介しておきましょう。
今でこそ全国的に名の知られつつあるおこのみですが、ちょっと前までは広島以外では「関西風」が主流でした。その名残で、今でも関東なんかじゃあ「広島焼」ゆぅ言い方がされるわけですが、広島もんにとっちゃぁ、おこのみはおこのみ、ゆぅ訳。

RIMG0599広島のおこのみを有名にした一つの理由が、その栄養価の高さです。大量のキャベツ、豚肉、ネギなど、ビタミンが豊富で、店によっては鰹節の粉をまいたり、青のりを載せたりしますんで、お好み焼きとレモンジュースでも飲めば、必要な栄養の多くがカバーされるという優れものです。
中に入れる一般的なものは、下から、小麦粉、鰹節の粉、キャベツ、モヤシ、豚肉、ネギ、ソバ(もしくはウドン)、卵、青のり、あたりでしょうかね。
最もオーソドックスなおこのみが、「肉玉ソバ」と呼ばれるもので、これは豚肉・卵・ソバがトッピングされとりますよ、ゆぅことです。ウドンにしたきゃ、「肉玉ウドン」になる。肉と卵は、特段のアレルギーがなかったら入れた方がえぇですね。人によっちゃぁ、チーズやら、キムチやら、カキやら入れる人もおってですが、メジャーなトッピングは、「ネギかけ(のせ)」と、「イカ天」です。私はいつでも「肉玉ソバイカ天」(学生の頃はイカ天は入れれんかったです)。

隠し味に粉チーズをふるお店もあるんですが、悪くないです。マヨネーズは、かけん人の方が多いです。頑固一徹、ソース一筋が広島男子、と思われとる節がある。まぁ、かく言う、私もかけんです。紅ショウガもやめていただきたい。関西風じゃないんじゃけぇ、と言うのが、広島もん。

おこのみは店で食べるのもえぇですが、家族でホットプレートで焼くのも、それはそれでえぇです。味は落ちるけど、自分でひっくり返したりするのも、また楽しい。今でも私の実家は、週に一回はおこのみやっとりますよ。
-

なんか、書いとったら、食べたくなってきちゃいました。というか、もう暖簾やら幟やら見ただけで、食べたくてたまらんです。都内の方、いらっしゃったら、ぜひおススメを教えてやって下さい。気軽に通える、えぇ店、知らんですか?

ソースは、やっぱり王道のオタフクソースで!

>> 広島の会社 : オタフクソース(1) へ
-

****************************************************

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

  • 「広島の会社」 Top Page

【関連する過去ブログ】
【広島を美しい街にする提案⑤】 広島メシを、見直そう

【広島を美しい街にする提案⑥】 広島Tシャツを着んさい

広島の会社 : マツダ - MAZDA (2)
広島の会社 : マツダ - MAZDA (1)
広島の会社 : ポプラ
広島の会社 : 広島電鉄株式会社 
広島の会社 : 新庄みそ
広島の会社 : フジグラン

広島の店 : 鉄ぱん屋 弁兵衛
広島の店 : もり(地蔵通り)

広島の風景 : 広島、冬の味覚

広島のニュース : 広島アンテナショップ「TAU」7/16開店へ(2)
広島のニュース : 広島アンテナショップ「TAU」7/16開店へ
広島のニュース : 広島市観光、最多1067万人に

広島の郊外 : アルパーク

【関連する他のウェブサイト】
オタフクソース ウェブサイト
オタフクソース Wood Egg ウェブサイト

****************************************************

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

-

投稿情報: 21:53 カテゴリー: 広島の会社 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

広島の会社 : オタフクソース(1)


広島人の生活に、無くてはならないもの。必ず一つは冷蔵庫の奥に潜んでいる必需品。それは言わずもがな、「お好みソース」であります。
お好みソースって何?という無知、いや、哀れな方のために、念のために解説しますと、それはお好み(俗にいう広島風お好み焼き)にかけてもよし、野菜炒めに使ってもよし、カレーに入れてもよし、はたまたポトフに、ハンバーグに、とんかつやコロッケにかけてもよし、何でもありの万能調味料、それが「お好みソース」であります。

RIMG2874中でも圧倒的知名度で、全国に名をと轟かせる企業と言えば、押しも押されぬ日本第二位のソースメーカー、オタフクソースをおいて他にはないでしょう。

オタフクソース ウェブサイト(外部サイト)

広島のお好み野郎どもには、「いやぁ、ワシはやっぱりカープソースよ」と育ったお好み焼き屋の味を思い出す者あり、「うんにゃ、CGCじゃろ」とオタフクソースの系列にもかかわらず味の違いを主張してみる者あり、「ミツワのね、ピリッとしたんがえぇんよ」と知ったげなことを言ってみたりする者、後を絶ちませんが、結局他県に行ってスーパーを除いたときに、こっそり隅っこの方で微笑むお多福様、その顔を見たとき、「やっぱりソースは広島ん(オタフク)ソースよのぅ」、と、こっちまで笑顔になってしまうのが、広島野郎です。

かく言う私は「カープソース派」でしたが、やはり都内でカープソースに出会う機会は、東出選手のホームランよりもレア。それに比べて、オタフクソースの認知度は、それはやっぱり、すごいものであります。

  • 「広島の会社」 Top Page
  • 広島の会社 : マツダ - MAZDA (1)
  • 広島の会社 : ポプラ

オタフクソース、と言うのは、正式にはお多福グループ(株)の下にある、オタフクソース(株)でありまして、本社は広島市西区商工センターにございます。1922年に創業した酒・醤油を卸小売りする「佐々木商店」が、やがて戦後になって作り始めたのが、お好みソースです。
創業者は佐々木清一氏。お好みソースの前にはお酢も作っておりました。そのノウハウを活かしたんですな。

RIMG2597 RIMG2598 RIMG0641
(広島の一般的なスーパーのソース売場。今年で50周年を迎えたお好み村。そしてオタフクソースが提供している街角のお好み焼き屋さんの暖簾)
-

なぜそこでお好みソースか、それにはお好み焼きの歴史とソースの歴史をちょっと話さなきゃなりません。ちぃと我慢して読んでつかぁさいね。

◆お好み焼きの歴史
諸説ありますが、基本的には戦前、関西を中心に「箸巻き」という間食が発端だと言われています。まぁ全国的に似たようなものはあって、関東のもんじゃや、信州のおやき、沖縄のひらやーち、要は、粉ものですな。コメが高かった時代ですから、間食には水で伸ばせる粉ものが重宝されたんでしょう。
戦後になって、ピカドンでボロクソになった広島の街ですが、米軍からの支給品、呉海軍の残品、戦地から帰ってきた軍人さんたちの持ち帰り品、闇市の流れ品なんかから、要は大量の小麦粉が広島にあまったんだそうです。コメなんて、ありゃあせんわけでね。

そこにもってきて、これまた余っていたモヤシやら、キャベツやら豚肉の切れ端やらをほうり込んで、ついでに中華そばをくっつけてボリュームをあげたのが”広島風”お好み焼き、というわけでます。こりゃぁ腹も膨れてえぇわぃ、というわけで、このお好み焼きは、広島の闇市屋台を中心に瞬く間に広がりました。その一つが、今の新天地公園。パルコの前、要は、お好み村のあるところですな。
それが大体、1945年から50年ぐらいのお話。

Aa◆ソースの歴史
ソースは明治時代になって(おそらく)フランスあたりから入ってきたと言われています。それを日本人が、自分たちの舌に合うように、また国産の材料に合うように改良したのが、「ウスターソース」なんだそうです。関西のお好み焼きで使われているのは、未だにこの「ウスターソース」に近いものですね。
広島風とどこが違うんか、と言われたら、まぁ材料も多少は違うんでしょうが、主には「ドロッとしとるところ」ということになるでしょう。この「ドロッ」を始めたのが、オタフクソースさんだと言われています。

なんでも、最初ウスターソースを付けていたら、やれ鉄板が焦げるだの、麺にソースがからまんだの、焼けると苦いだの、広島人がぐちゃぐちゃゆぅたわけですな。それを佐々木清一さんが、改良なすったわけです。ほんまに偉い人じゃ。
おかげで我々は今のようなオタフクソース(濃厚ソース)が食べられるようになった、というわけ。

オタフクソース味は他のお好みソースに比べると、ちょっと甘めですかね。デーツというナツメヤシの果実が入っているためだ、と言われています。他にもいろんな具材が入っとるし、商品ラインナップによって、味の配分も異なります。まぁ気になる人は買って試してみてください。

なんかあまりオタフクさんの話はできませんでしたが、続きは次回、ということでご勘弁ください。オタフクさんのWood Egg という資料館(?)にも行った来ましたよ。

>>広島の会社 : オタフクソース(2) へ
-

****************************************************

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

  • 「広島の会社」 Top Page

【関連する過去ブログ】
【広島を美しい街にする提案⑤】 広島メシを、見直そう

【広島を美しい街にする提案⑥】 広島Tシャツを着んさい

広島の会社 : マツダ - MAZDA (2)
広島の会社 : マツダ - MAZDA (1)
広島の会社 : ポプラ
広島の会社 : 広島電鉄株式会社 
広島の会社 : 新庄みそ
広島の会社 : フジグラン

広島の店 : 鉄ぱん屋 弁兵衛
広島の店 : もり(地蔵通り)

広島の風景 : 広島、冬の味覚

広島のニュース : 広島アンテナショップ「TAU」7/16開店へ(2)
広島のニュース : 広島アンテナショップ「TAU」7/16開店へ
広島のニュース : 広島市観光、最多1067万人に

広島の郊外 : アルパーク

【関連する他のウェブサイト】
オタフクソース ウェブサイト

****************************************************

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

-

投稿情報: 21:51 カテゴリー: 広島の会社 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

広島の会社 : マツダ - MAZDA (2)


RIMG0656日本銀行のウェブサイトにこんな記述があります。 

製造業の中では、自動車・同附属品が19.7%(製造品出荷額等<平成18年>シェア)を占め、当県におけるマツダ系列のウェイトの大きさを示しているほか、鉄鋼14.8%など、いわゆる重厚長大業種のウェイトも大きくなっています。

日本銀行広島支店ウェブサイト「県内経済の特徴」

実際その通りで、製造業に限らず、広島でマツダと関係なく営業している会社は非常に少ない。建設業、広告代理店、ホテル、電機メーカーを始め、飲食店に至るまで「マツダが広島に無かったら」と考えると空恐ろしい程です。

  • 広島の会社 : マツダ - MAZDA (1)
  • 広島の風景 : 路面電車
  • 広島の郊外 : 広島高速
  • 広島の街 : MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

一般に自動車メーカーの競合というと、鉄道やバスなんかを思い浮かべる方もいらっしゃるかも知れませんが、広島ではJR広島駅の中にも、路面電車・広電の車体広告にも、またバスの車体広告にもマツダは多くの出資をしています。
テレビコマーシャルはもちろん、「MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島」もそうですし、マツダの名前を見ることなく広島で一日を過ごす事はできない、と言っても良いでしょう。

RIMG0758  RIMG0764
(広電の車体広告と、広島駅構内イベントスペースに置かれたMAZDAの「新世代デミオ」)
.

それじゃあ、広島ではマツダ車ばかりが走っていて、マツダが会社としても大人気か?と言えば、意外にもそんなことは無い。そりゃあ昭和50年代ぐらいまでは高いシェアだったんでしょうけど、昨今で言えば、然程目立つほどでもないんじゃないでしょうか。
値下げ率が別に県内だから、と言って高くないこともあるけれど、良くも悪くも広島の経済がマツダとリンクしすぎてるんじゃないかと思います。直近で言えばバブル崩壊後の1990年代、マツダが傾いた際に、これはもう広島の経済はメチャクチャになった。そのあたりの事は前回紹介した記事(日経BP: 国内生産堅持、マツダの大義に勝算はあるか)にもありますが、良い目も見たけど、労働問題も含め、辛い思いもした、って人が多いような気がする。

万年Bクラスのカープに対する愛憎もあってでしょうね。何だか県内に置けるマツダの位置づけは微妙ですが、これは愛知におけるトヨタさんもそうなんでしょうかね。似たようなものなのかもしれない。まぁ近年のカープの弱さは特筆ものですし、「カープが弱いんじゃ!オールスターに出資しとる場合か!」とね(笑)

DSC01307  RIMG0662
.

あとは何で広島市に入らないんだ?ってのもよく聞く議論ですよね。入ったとして何がどれだけ変わるのか分かりませんが、景気がよくなるとこの話が出てくる。現金なもんと言えば現金なもんです。
結局は広島の人にとってみると、マツダはそこに在って当たり前、マツダを育てたのは広島市民、そういう自負が強すぎるんじゃないかと思います。本当はもっともっと感謝して、大切にしなきゃならない企業のはずなのに、「むしろワシらのおかげでマツダは成り立っとるんよ」という意識が強すぎる気がします。
広島人らしいっちゃー広島人らしいですが。

個人的なマツダさんのイメージと言うと、やっぱりカープかなぁ。うちの実家は昔はマツダ車だったのに、今はトヨタ車に変えてしまいました。私は車を持っていないですが、買うならやはりマツダ車ですよね。県外に出た広島の人には結構そういう人が多いような気がします。「機能や性能の問題ではない」と。ポルシェかマツダぐらいですよ。そんなこと言われるの(笑)

ちょっとカッコつけて言うならば、広島の少年なんですよね。マツダって。ドキドキさせてくれると言うか、させられるというか。性能重視で傾いてみたり、価格破壊して自分のところが破壊寸前になったりしながら、井の中で頑張り続ける少年。なんて言ったら失礼かな。もちろん、良い意味で、です。

RIMG0661  RIMG0665
.

それにしても上の写真にあるように黄金山に抱かれ、安芸の子富士を望み、猿候川に沿って立つ本社、及び工場の美しいこと。
こういった会社が広島にある。世界に名前の通じる会社が広島にある。経済そっちのけで、それだけでやっぱり嬉しい。

マツダさんではミュージアム等の見学も可能です。
http://www.mazda.co.jp/philosophy/museum/

広島におる人、広島を訪れた人、秋晴れの日にでも、そんなマツダに是非お出かけしてみてはいかがでしょう?

****************************************************

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

  • 「広島の会社」 Top Page

【関連する過去ブログ】
広島の会社 : マツダ - MAZDA (1)
広島の会社 : 広島電鉄株式会社

広島の街 : MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

広島の風景 : 七つの川⑥ 「猿侯川」
広島の風景 : 路面電車
広島の風景 : 安芸の子富士

広島の郊外 : 広島高速
広島の郊外 : 海田(海田市)
広島の郊外 : 黄金山

【関連する他のウェブサイト】
マツダ ウェブサイト

****************************************************

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

-

投稿情報: 18:50 カテゴリー: 広島の会社 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

広島の会社 : マツダ - MAZDA (1)


RIMG0669言わずと知れた、広島を代表する企業、マツダ。
元々、コルクメーカーから始まったその会社の歴史は90年に達し、今や、日本のみならず世界的にも最も有名な企業の一つになりました。

広島にルーツのある世界的企業はカルビー、フマキラーなど多いですが、現在も広島に本社がある会社は実は少ない。かねがねそれが残念なのですが、マツダは違います。本社は今も広島県安芸郡府中町。先日は↓の様なテレビCMで我々を喜ばせてくれました。

マツダTV CM 「そして今も、広島でクルマをつくっている。」

こんなCMうてるのはマツダさんぐらいですよね。カッコよかった。これがどう車の売り上げにつながるのかは分からないけど(笑)

マツダ、と言うと全国的にも物づくり、職人的なイメージを抱く人が多いみたいです。ロードスター、ロータリーエンジン、RX、そういった特徴が浮かんでくるんでしょうね。
その職人的気質の会社が、大衆におもねらず、ローカル色満載の「広島にある」。それがカッコいいところなんでしょう。

RIMG0656  RIMG0659
(マツダの本社は猿候川下流、向洋にある。呉線で広島駅から3駅の向洋が最寄り駅)
.

マツダは広島にとって二重三重に「広島の会社」です。
まず、広島を代表する企業であり、県民の誇りであること。仮に乗っている車がトヨタだろうが、日産だろうが、やはりいざ「広島を代表する企業は?」と聞かれれば、多くの県民が「マツダです」と答えることでしょう。
無論、税金収入も県民に大きく貢献してくれており、マツダの恩恵にあずかっていない県民は「おらん」と言ってもいい。

ここで「県民」と書くところで、広島におる人は「そぉよねぇ~」と思うんじゃないでしょうか。
実はマツダ、広島市じゃないんです。広島市に囲まれるように存在する安芸郡。逆に言えばそれだけ税収があり、安芸郡が広島市に入る必要が無いってことです。
これまでにもあまたの議論がなされてきましたが、今もって、マツダは広島市に無い。それでも回りまわって広島市にとっても非常に重要な企業である事には疑いありません。子会社孫会社の例を出すまでも無く、ね。

RIMG0660  RIMG0662
(現在も一部の工場、研究施設は本社の傍にある。子会社孫会社にとっては有難く、年々減少傾向にはあるが、それが広島の経済全体に対して果たしている役割も大きい)
.

広島高速の例を出すまでも無く、広島に対して与えている影響力の大きなマツダですが、一県民・市民にとってみると、やはりカープ・サンフレッチェと切っても切れない関係にあるのがマツダでしょう。
特にカープとのつながりは強い。

  • 「広島の会社」 Top Page
  • 広島の風景 : 七つの川⑥ 「猿侯川」
  • 広島の郊外 : 広島高速
  • 広島の街 : MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島


市民球場後の新スタジアムは「MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島」、ですよ。松田さん(マツダ創業家一族)がオーナーである事も合わせて、市民の球団であり、マツダの球団であると言って いい。それが極めてイコールに近い関係で成り立つのがやっぱり広島ですよね。
実際オーナーもほとんど経営に口を出す事は無く、また、市民の意思に反するよ うな決断をすることはほとんど無い。むしろ、市民代表として松田さんがオーナーをやっている、というイメージでしょう。

もっとも、マツダとの関係で言えばサンフレッチェも負けていません。なにせサンフレッチェ広島の前身・東洋工業サッカー部の初代監督はマツダの元社長である山崎芳樹さんと言う方です。
この他、広島にある数々の団体に対する補助金の額なんかもマツダは群を抜いて多い。企業規模が大きい、というだけでなく、やはり「広島の会社」である、という点を大切にされてる、という印象はあります。

DSC00643  RIMG0176
(MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島。文化面でもマツダが戦後広島に対して果たしてきた役割は大きい)
.

もちろんマツダもこの90年、常に広島県、あるいは市民と蜜月関係にあったわけではありません。経営的に苦しい時代もありましたしね。
ただ、やはり広島にとっては大切な、実に大切な企業である事は疑いないですね。

広島を彩るマツダという企業について、日を変えてもうちょっと見ていきたいと思います。
その前に、何故マツダが上のCMをうったのか、そしてマツダが、どういう企業であるか、一つの記事をご紹介して、また次回。

日経BP: 国内生産堅持、マツダの大義に勝算はあるか

>>広島の会社 : マツダ - MAZDA (2) へ

****************************************************

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

  • 「広島の会社」 Top Page

【関連する過去ブログ】
広島の会社 : 広島電鉄株式会社

広島の街 : MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島
広島の街 : 広島駅前(南口)

広島の風景 : 七つの川⑥ 「猿侯川」
広島の風景 : 呉線
広島の風景 : 路面電車

広島の郊外 : 広島高速
広島の郊外 : 海田(海田市)

【関連する他のウェブサイト】
マツダ ウェブサイト

****************************************************

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

-

投稿情報: 21:26 カテゴリー: 広島の会社 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

広島の会社 : ポプラ


ちょっと前まで、広島で「コンビニ」と言えば、それはセブンイレブンでもファミリーマートでもローソンでも無く、「ポプラ」を浮かべる人が多かったんじゃないでしょうか。

ポプラ公式ウェブサイト

ポプラは広島市安佐北区に本社を置くコンビニチェーンで、その昔は流川の酒卸販売業者さんだったようです。
昭和50年ぐらいにコンビニ化して、それ以降、広島を中心に中国地方、四国地方、九州地方などに拡大していきました。今では本拠地の広島でも業界4位だそうですが、その昔は街中にはほとんどポプラしか無かったぐらいです。

RIMG0601

実際、私が住んでいたあたりも、ポプラの他はローソンやデイリーストアがチラホラある程度。セブンイレブンなんてのはほとんど見なかったですね。
学校帰りに立ち読みをしたのも、肉まんを食ったのも、ガチャポンやカードダスをせびったのも、全部ポプラ。
実に思い出深いコンビニです。

主に行ったのはじぞう通りの店舗と大手町かな。なんか大手町にはやたらと多かったです。

今じゃあ東京都内でもチラホラ見るようになったあの赤い看板。ポプラの葉のマークにやや広い店内。レンタルビデオの「ポパイ」と並ぶ、広島のローカル文化です。
ポプラさんの特徴は弁当。ご飯を後から入れてくれるんです。だからレンジが無くてもご飯が温かい。夜まで開いてる弁当屋、と言うのがあまり無かったですからね。その影響か、今でも広島市内では「ホカ弁」の類はあまり見かけないです。

  • 広島の街Top Page :「広島の街マップ」
  • 広島の会社 : フジグラン
  • 広島の会社 : 福屋
  • 広島の街 : じぞう通り
  • 広島の街 : 大手町(2) ~ 三丁目・四丁目・五丁目 ~

個人的にポプラと聞いて思い出すのは雑誌の置き方でしょうか。
今ではそういった店舗は少なくなりましたが、昔は雑誌が平積みだったんですよ。棚じゃなくてね。店の前にはガチャポンとカードダスの機械が並んでて、他のコンビニとは一線を画してました。様は土地に余裕を持った構えになってた、ってことでしょう。

RIMG0639  RIMG0602
(広い店構えと炊き立てご飯のお弁当)
.

店員の制服なんてあったかなぁ。どうだろう。あっても着て無い人が多かったのかな。記憶に無いですね。赤い前掛けしてたのは覚えてるけれど(笑)
なんかオバちゃんと高校生が多かった気がするなぁ。恐らく時給が安かったんでしょう。大学生の店員とかはあんまり見なかった。むしろ高校の制服着たままバイトしてた奴がいたような気がするんですが、皆さん見たことありません?

こういう業界のローカルチェーンは厳しいんでしょうね。
実際ポプラも拡大戦略をとってますが、まぁ苦戦してるんだろうな、と思います。
幸い、生活彩家(総菜屋)やキリン堂(薬局)といったチェーン店もあることですし、他と一線を画したつくりのコンビニにはできそうですが、同じ土俵で勝負するとね。やっぱり厳しい。

広島におる人はもちろんポプラを使っていただいて、他県に住む広島の人はポプラを見つけたら何かを買うように(笑)

え?何で「ポプラ」かって?
それは公式ホームページで探してみてください。なんのひねりも無い理由ですが。

****************************************************

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

  • 「広島の会社」 Top Page

【関連する過去ブログ】
広島の会社 : フジグラン
広島の会社 : 福屋

広島の街 : 大手町(1) ~ 一丁目・二丁目 ~
広島の街 : 大手町(2) ~ 三丁目・四丁目・五丁目 ~
広島の街 : じぞう通り
広島の街 : 富士見町

広島の街 : 流川(昼の風景)
広島の街 : 流川(夜の風景)

【関連する他のウェブサイト】
ポプラ公式ウェブサイト

****************************************************


■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

-

投稿情報: 17:04 カテゴリー: 広島の会社 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

広島の会社 : 広島高速交通(アストラムライン)


1987年創立。94年から広島アジア大会の開催に合わせて運行を開始した広島新交通一号線、通称「アストラムライン」を管理する会社です。

アストラムラインは「アトム」の愛称でも呼ばれ、市内本通りとビッグアーチのある広域公園を結ぶ、広島では珍しい南北に伸びる路線です。
紙屋町から本通りにかけての地下街「シャレオ」が作られたのもアトム開業に合わせてで、実際にアトムは牛田から本通りまでは地下を走っています。

RIMG0221  RIMG0246
(白島・牛田あたりを走るアトム)
.

中国地方初の地下鉄といった言われ方をすることもありますが、実際には鉄道ではないんですよね。バスに近いかも。専用軌道の上をタイヤのついたバスが走っているような感じです。(国土交通省の統計資料では、何故か「地下鉄」として扱われています)
様々な期待や批判を浴びつつも、創業十六年。ようやく広島の風景として馴染んできたような気がしますね。

「一号線」と言われる事からもわかる様に、実際には様々な計画もあったんですけどね。
バブルの崩壊や、市内電車の復興もあって、今のところ一号線しかなく、目立った二号線計画も無いようです。
広島市が51%の株主で、所謂第三セクター方式なんですが、面白いのは広電も出資している所ですよね。
当初の計画だと、路面電車にかわる新たな交通、という側面もあったようです。路面電車は整備が大変だし、拡張・新路線も非常に困難、とのことだったようですが、その後、エコロジーの観点なんかからも見直しが進んで、どうやら広島駅前の路線変更も現在の路面電車の形態を保ったままで行われるみたいです。

RIMG0244  RIMG0246
(アストラムライン牛田駅)
.

昔は広域公園から五日市に抜けて、ぐるりと環状線にする、なんていう壮大な計画があったそうですが、今じゃあ五日市まで通るかも怪しいですよね。
そりゃそうですよ。五日市から市内なら広電かJRの方が早いわけだし、五日市から広域公園に行く人が毎日そんなにいるとも思えない。赤字覚悟の公共交通が可能な時代でもないでしょうしね。

別路線の可能性があるとすれば、牛田から広島駅の裏側(新幹線口)を通って、マツダスタジアムあるいはその先のソレイユ付近に伸びる便では?との噂もありますが、まぁこちらも収益がどれほど見込めるかは怪しいです。
如何せん、シャレオがさっぱりですからねぇ。卵が先か鶏が先かって話ですが、もうちょっと紙屋町・シャレオが賑わってこないと需要が増えてこないかもしれない。

RIMG0253  RIMG0254
(もうちょっとパッとして欲しい紙屋町シャレオ。無駄に広い)
.

出来た当初は未来的だなぁと思いましたね~。
当時中学生とかだったのかな。色使いとか、カーブを上手く使ったホームの形状とか。近未来的デザインでしたね。初めて地下鉄が出来たってのも嬉しくて、本通りから牛田ぐらいまでの区間を意味もなく乗ってみたりとかしましたよ。結構そういう広島の人は多かったんじゃないでしょうか。

その後、自動改札を導入したのも広島では初だったと思います。
今では、バスも市電もアトムも全部PASPYで乗れますからね。あぁ、ICOCAも使えるんだ。便利ですねぇ。JRとは接続悪いけど(笑)。

今では久々に見ると、何だか「懐かしい近未来」って感じです。
おかしな表現ですけどね。80年代から90年代にかけて流行った近未来の形状だなって思います。広島以外にも「新交通」とかって名前で結構似たような路線が作られました。そのどれもが赤字で苦しんだりしましたが、アトムは少しだけ持ち直してきたかな。
ホームなんかも当時のまま美しく保たれていて、駅員さんの努力が垣間見れます。

RIMG0248  RIMG0249
RIMG0252  RIMG0251
(アトム牛田駅の改札とホーム。はてなマークの路線図が何だかアトムそのものを表している気もする)
.

何だか広島を未来都市に連れて行ってくれるような気がしたアトムも出来て17年ですか。そりゃこっちも年を取っていく(笑)
今の中学生、高校生はアトム後の世代ですもんね。そういうこともあって、徐々に根付いてきたのかも知れません。牛田なんかには学校も多いから、結構学生さんの乗車も見かけますしね。

これから広島をどんな街につれていってくれるでしょうね。
結構好きですよ。アトム。自動車専用の広島高速作るよか、よっぽどいい。そんな金あったらアトムもう一路線つくってみたら?って思います。広電との乗り換えももっとスムーズに出来るようにして欲しいし、広電みたいに季節ごとにカラーの違う電車を走らせても面白いかも。

あと、もっと設立当初の理念に戻って近未来路線を打ち出して欲しいですね。
「懐かしい近未来」なんて言われないように。広島をまた近未来に連れて行ってくださいよ。

RIMG0247

****************************************************

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

  • 「広島の会社」 Top Page
  • 広島の街Top Page :「広島の街マップ」

【関連する過去ブログ】
広島の街 : シャレオ
広島の街 : 白島
広島の街 : 紙屋町
広島の街 : 本通り
広島の街 : 広島駅前(新幹線口)
広島の街 : 広島駅前(南口)

広島の風景 : 路面電車
広島の風景 : 自転車専用路

広島の郊外 : 広島高速
広島の郊外 : ソレイユ

広島のニュース : 紙屋町プロジェクト

広島の会社 : 広島電鉄株式会社

【関連する他のウェブサイト】
アストラムライン広島高速交通ホームページ

****************************************************


■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

-

投稿情報: 11:49 カテゴリー: 広島の会社 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

広島の会社 : 福屋

 

「あなたのそばに~寄り添う私~♪」「ララふ~く~や~♪」の福屋さんです。

まぁ、広島におる人だったら当然ご存知ですよね。
中央通りと広電の走る相生通りの交差点にある、広島のローカル老舗デパートです。

何と言っても場所がすごい。
並木通りを通っても、本通りを通っても、いつの間にかたどり着く、八丁堀のど真ん中にあって、例えばお向かいのらライバル天満屋さん、その向こうにある三越、紙屋町にあるそごうさんと比べても、まさに一等地です。

広島の街Top Page :「広島の街マップ」

特に、お向かいの天満屋さんとのライバル関係は熾烈ですね。
福屋:1929年創業、広島が本拠地
天満屋:1949年創業(デパート化)、1954年広島八丁堀進出

福屋が広島駅前(南口)に店舗を作れば、天満屋はアルパークへ。
ハッキリ言って、そごう呉店なんて相手じゃありません。
そごうさん、三越さんは言っても全国規模の助っ人外国人。既にその役割は終わりに近づいているとも言える。
しかし、福屋は広島で生きていかなきゃ、どこで生きていく!

とは言いつつも、80年代から90年代にかけての、過疎化小都市店舗開設ラッシュを経て企業体力が弱体化。
同じ広島に本拠地を持つ、スーパーイズミ(YouMeタウンブランド)の仕掛けた折からの「ショッピングモールブーム」に押され、青息吐息。
映画館「八丁座」ぐらいでは持ち直せないのが現状です。

DSC01293  DSC01291
(左:同じ八丁堀の交差点にある福屋さん(右)と、天満屋さん(左)。右:幟町方面から撮った福屋さん)
.

個人的な福屋の思いでと言えば、写真にもあるガラス張りのエレベーターですかね。
ちっちゃい頃は本当にドキドキしました。
天満屋にも同じものがあるんですが、福屋の方がドキドキした。
あと、当時は屋上に小さい遊園地があって、熱帯魚売ってたりしてね。一つ降りれば子供のオモチャ売り場があった。
ミニカーとか、買ってもらいましたねぇ。
まぁ、全国どこのデパートもそうですが、そんなのは遠い昔の話です。

何となくですが、そごうは食品、福屋はオモチャ、天満屋は服、三越はついて行くところ、ってそんなイメージがありましたよ。
冒頭の「ララ福屋~」ってのは、もう何回聴いたか分からない。

実は福屋ってのは本当に老舗で、地場産業の多くが恩恵をこうむってます。
有名なのはフマキラーさんですかね。あの、殺虫・虫除けなんかで有名な。
あれって、広島の企業で、福屋よりも古いんですが、今風に言えばグループ会社って関係だったと思います。
当然、中国新聞さんとの関係も深く、広島電鉄株式会社 との関係は押して図るべしでしょう。

DSC00536  DSC00540
(左:手前から三越、天満屋、福屋と並ぶ八丁堀の風景。右:広島駅前にあるエールエール店)
.

大人になってからの福屋ってのは、そうですねぇ、物産展行ったりってのはありますが、広島に住まなくなっちゃったこともあって、もっぱら待ち合わせですかね。
雨が降っても屋根があるし、流川あたりに飲みに行くにも都合がいいですからね。
なんとなく、あぁじゃあ福屋前で、ってなる。
十年ほど前まではパルコ前や新天地広場で待ち合わせてたのに、年取ったんでしょうか。福屋が落ち着く。
実際買い物をするって言ったら、残念ながらそごう(新館)の方が多いかも知れないですね。

どうしますかね?これから。
どこ行ったって、地方都市の地場デパートなんて苦戦一辺倒ですからね。
中国四国九州はまだつぶれていない方ですよ。
天満屋・福屋・山形屋・井筒屋、よく頑張ってるんじゃないですか。三越の方が苦戦してるぐらいですから。
これが、東北とか北陸あたりに行っちゃうと、どんどん潰れていっちゃってますもんね。

広島駅(新幹線口)の再開発とかに乗っかるんですかねぇ。
乗らない方がいいと思うんですけど。
それよりもやっぱり八丁堀本店ですよ。ここをメインに頑張っていくべき。
ここに魅力がなかったら、どこでやってもダメですよね。
そのためには、まずは八丁堀に人を増やさなきゃ。
紙屋町やシャレオなんかよりはずっとマシですけど、ボケっとしとると、どんどん郊外のモールに持っていかれちゃう。
パルコ・天満屋それに本通りあたりとも協力して、地味なのじゃなくて、パァっと、華やかに。
そうそう、えべっさんやとうかさんの時には、あれだけ人が集まるんですからねぇ。

実際、今だって、広島駅や白島方面から歩いて八丁堀に向かって、福屋のあたりの明かりが見えた時、ドキドキしますよ。
あぁ、広島だぁ、って思う。

(こっちが変わった、という話は棚に置いておいて、)
素敵な、あの幼い頃のドキドキするようなデパートに、また行きたいですね。

2009121218340000

 

「広島の会社」 Top Page

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■




投稿情報: 22:25 カテゴリー: 広島の会社 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

広島の会社 : 中国新聞

広島の企業で(広島におる人にとって)有名どころといえば、広電(広島電鉄)、中電(中国電力)、広銀(広島銀行)、広テレ(広島テレビ)、マツダ、RCC(中国放送)、などなど。
その中でも最古参は中国新聞社でしょう。

創刊は1982年5月5日。実に130年近い歴史を持っています。
平和大通と本川の交わる場所、町名で言えば土橋に、白く威厳のある本社が建っています。

中国新聞社ホームページ

このブログでもよくニュースを引用していますが(「広島のニュース」 Top Page)、地域の新聞としては圧倒的な存在感で、市内で行われるほとんどのメジャーイベントの協賛に名前があり、無論、カープやサンフレッチェなどスポーツの面でも抜きんでるメディアはありません。

DSC00629
 

地域に対して果たしてきた役割も大きく、スポーツのみならず、地場企業、原爆、暴走族、といった「得意分野」では、全国紙すらも寄せ付けないクオリティーを維持しています。
その昔は、広島で「中国新聞です」と言えば、どこにでも入れたし、誰にでも話が聞けた、と言います。

もっとも、よく言われることですが、新聞社、あるいは新聞というメディアの将来は明るいとは言えない。
ただ、中国新聞の存在意義は必ずしも「ニュース」に無い、というところが強みでもあり、足かせにもなっているような気はします。
地元メディアの古豪として(仮に儲からなくても)果たさなければならない役割と、だからこその存在感、ということですが、存在感だけで会社は存続していかない、というのがジレンマでしょうね。

写真に写る中国新聞本社は清廉な白亜の殿堂でもあり、物悲しく地味な姿とも言える。

個人的には、イベント、地域活性など、広島の雄として、その経験を今後も一層、活かしていって欲しいんですけどね。
スポンサーの手前、難しい面もあるんでしょうが、逆に中国新聞だからこそ集められるスポンサーもあるわけで、フラワーフェスティバルに限らず、規模の大小を問わずに、もっと色んなイベントを参画していって欲しいんですよね。
単に「協賛する」という意味ではなく。

ついでに希望をいうなら、ウェブサイトが重たすぎる。
なんでなんでしょうね?
Top Pageを開くのすらもやたらと時間がかかります。これは本当に改善して欲しい。

それは別にしても、やはり地方都市におけるメディア、特にテレビ以外の媒体の在り方、というのは、今後の大きなキーポイントになることは間違いない。
Webサイトの使用方法も含めてですけどね。
Wink広島なんかでもそうですが、単に「記事を売る」という以外のビジネスモデルが求められていて、全国紙や全国規模メディアと比べても、そのビジネスモデルが「都市」そのものに与える影響がすごく大きいように思います。

有体ではありますが、地域文化をリードするような企業に、もう一度返り咲いて欲しいもんですね。

  

「広島の会社」 Top Page


■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

 

投稿情報: 22:07 カテゴリー: 広島の会社 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

「広島の会社」 Top Page

【広島の会社】

RIMG0669広島の会社 : オタフクソース(2) New12b
広島の会社 : オタフクソース(1) New12b
広島の会社 : マツダ - MAZDA (2)
広島の会社 : マツダ - MAZDA (1)
広島の会社 : ポプラ
広島の会社 : 広島高速交通(アストラムライン)
広島の会社 : 福屋
広島の会社 : 中国新聞
広島の会社 : 広島電鉄株式会社 
広島の会社 : 新庄みそ
広島の会社 : フジグラン
広島の会社 : 賀茂鶴
広島の会社 : Wink広島


■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■ 



投稿情報: 21:25 カテゴリー: 広島の会社 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

広島の会社 : 新庄みそ

広島には有名な味噌屋さんが二社あります。
一つはご存知、ますやみそさん。広島県南部の呉市に本社があり、「母さんの味、ますやみそ~♪」というコマーシャルが耳に残る会社で、全国的にはこちらの方が有名かもしれません。

もう一つが、新庄みそさん。首都圏でも大きなスーパーに行くと手に入るこちらの御味噌は、ますやみそさんに比べると、かなり甘め。
写真は麦みそですが、より甘さの強い『白みそ』が最も有名です。

2009101711490000

白みそというと京都を浮かべがちですが、かつてはだんごを入れた白みそベースのだんご汁京都から山口・福岡にかけて山陽道全域で親しまれていたと言われています。関東で飲まれているようなかつおだしベースの塩味の濃い味噌汁に慣れていると、少し違和感があるかもしれませんが、煮干なんかで出汁をとってやや薄めに味噌をといて作ります。広島あたりだと内陸部では山菜やマツタケをはじめとしたキノコなど山の具材と合わせて、瀬戸内だとつみれやアナゴなどと合わせて食べられたりします。
もちろん、カキとの相性も抜群。土手鍋には欠かせない味の決め手です。

新庄みそは、本社は市内西区新庄町の近く、西区三篠町にありますが、工場は広島県でも北部寄りの安芸高田市吉田町にあります。
非常に寒暖の差の激しい山間の盆地で、その気温差が味噌作りには適しているそうです。
思えば広島は山有り川有り海有りで、味噌汁の具材には事欠かない県です。だからこそ素材の良さを生かす甘めの御味噌が好まれるのかもしれません。

最近では手軽な出汁入り味噌パックに乾燥させたネギやワカメなんかがよく使われるみたいですが、これから秋ですし、マツタケやアナゴなど、たまには素材から全て広島のものにこだわった広島風だんご汁なんかはいかがでしょう?

新庄みそ紹介白みそ仕立てだんご汁

■ 広島に行く人も広島におる人もTopPage ■

 

投稿情報: 16:48 カテゴリー: 広島の会社 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

次 »

最近の記事

  • 広島のニュース : 広島東洋カープ 前田智徳選手 引退
  • 広島のニュース : 広島東洋カープ CS進出決定
  • 広島の風景 : 変わりゆく広島駅南側の風景
  • 広島の郊外 : 鹿島
  • 広島の郊外 : 桂浜
  • 広島の街 : 牛田(牛田本町)
  • 広島の街 : 牛田(牛田早稲田)
  • 広島の郊外 : 呉 2013 (2)
  • 広島の郊外 : 呉 2013 (1)
  • 広島の郊外 : 可部(2)

アーカイブ

  • 2013年9 月
  • 2013年8 月
  • 2013年7 月
  • 2013年6 月
  • 2013年5 月
  • 2013年4 月
  • 2013年3 月
  • 2013年2 月
  • 2013年1 月
  • 2012年12 月
フィードを購読