ちょっと前まで、広島で「コンビニ」と言えば、それはセブンイレブンでもファミリーマートでもローソンでも無く、「ポプラ」を浮かべる人が多かったんじゃないでしょうか。
ポプラは広島市安佐北区に本社を置くコンビニチェーンで、その昔は流川の酒卸販売業者さんだったようです。
昭和50年ぐらいにコンビニ化して、それ以降、広島を中心に中国地方、四国地方、九州地方などに拡大していきました。今では本拠地の広島でも業界4位だそうですが、その昔は街中にはほとんどポプラしか無かったぐらいです。
実際、私が住んでいたあたりも、ポプラの他はローソンやデイリーストアがチラホラある程度。セブンイレブンなんてのはほとんど見なかったですね。
学校帰りに立ち読みをしたのも、肉まんを食ったのも、ガチャポンやカードダスをせびったのも、全部ポプラ。
実に思い出深いコンビニです。
主に行ったのはじぞう通りの店舗と大手町かな。なんか大手町にはやたらと多かったです。
今じゃあ東京都内でもチラホラ見るようになったあの赤い看板。ポプラの葉のマークにやや広い店内。レンタルビデオの「ポパイ」と並ぶ、広島のローカル文化です。
ポプラさんの特徴は弁当。ご飯を後から入れてくれるんです。だからレンジが無くてもご飯が温かい。夜まで開いてる弁当屋、と言うのがあまり無かったですからね。その影響か、今でも広島市内では「ホカ弁」の類はあまり見かけないです。
個人的にポプラと聞いて思い出すのは雑誌の置き方でしょうか。
今ではそういった店舗は少なくなりましたが、昔は雑誌が平積みだったんですよ。棚じゃなくてね。店の前にはガチャポンとカードダスの機械が並んでて、他のコンビニとは一線を画してました。様は土地に余裕を持った構えになってた、ってことでしょう。
店員の制服なんてあったかなぁ。どうだろう。あっても着て無い人が多かったのかな。記憶に無いですね。赤い前掛けしてたのは覚えてるけれど(笑)
なんかオバちゃんと高校生が多かった気がするなぁ。恐らく時給が安かったんでしょう。大学生の店員とかはあんまり見なかった。むしろ高校の制服着たままバイトしてた奴がいたような気がするんですが、皆さん見たことありません?
こういう業界のローカルチェーンは厳しいんでしょうね。
実際ポプラも拡大戦略をとってますが、まぁ苦戦してるんだろうな、と思います。
幸い、生活彩家(総菜屋)やキリン堂(薬局)といったチェーン店もあることですし、他と一線を画したつくりのコンビニにはできそうですが、同じ土俵で勝負するとね。やっぱり厳しい。
広島におる人はもちろんポプラを使っていただいて、他県に住む広島の人はポプラを見つけたら何かを買うように(笑)
え?何で「ポプラ」かって?
それは公式ホームページで探してみてください。なんのひねりも無い理由ですが。
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