広島駅前(新幹線口)から出て、横川方面にトコトコ歩いていくと、「二葉の里」という一風変わった地名の場所に出ます。
駅から二葉の里まではJR鉄道病院があったり、JRの保有する土地や国有地があったりで空き地が目立つのですが、二葉通りと呼ばれる通りに沿ってしばらく歩くと、チラホラ建物が見えてきます。
二葉通りから離れて北側、つまり通称仏舎利塔の見える山側に向かって歩けば、光が丘という場所で、広島東照宮や金光稲荷神社があります。
二葉通りに沿っていけば、やがて右手に鶴羽根神社があって、更に行くと饒津(にぎつ)神社です。
神社仏閣が多くて、ありがたい地域なのですが、大きさから言えば東照宮と饒津神社が大きいです。
個人的に好きなのは鶴羽根神社で、立派な境内があって、夕暮れに訪れると何だか身の引き締まる思いがします。
(鶴羽根神社とその境内)
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(饒津神社の夕暮れ)
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この辺りはアパートが多くて、京橋川・猿侯川超えて幟町に比べるとグッと庶民的な雰囲気なります。
二葉通りは饒津ガードと呼ばれるJRのガードを潜って城北通りと交わり、やがて猿侯川(京橋川)に架かる常盤橋を超えて、白島に至ります。
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この饒津ガードってのは北側も南側も三叉路みたいになっていて、結構車どおりが多いんですよね。
西日が差し掛かる頃には広島駅前(南口)に並ぶ予備校に通う高校生が自転車で常盤橋を渡ってきて、夕暮れには営業車が外回りから戻ってきて、夜の帳が降りる頃には原付で帰宅する人が通る。
時間と共に生活の出る三叉路で、私の非常に好きな広島の交差点の一つです。
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(饒津ガード北側(左)と、南側(右))
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(常盤橋を越えて広島駅方面に向かう女子学生と、饒津ガードを原付で帰宅(?)する会社員)
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何度も述べているように、広島駅の東側が今、急速に発展を遂げています。
それに対して、西側にあたる二葉の里はどうも昔と変わらない。
これは先に書いた国有地・JR保有地の空き地が大きく関係しています。
実際、貨物ヤード跡にMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島が出来たことで、東側は大きく変わりました。
二葉の里側の空き地はずっと空き地のままで、おそらく東側のマンションが完売し尽くされることは無いでしょうから、ここにマンションが出来る可能性は低いように思います。
であれば、何を作るのか。
これまた何度も書いているように、広大跡地と並んで大きなポイントです。
広大跡地の様にマンションを建てても買い手はいないでしょうし、市民球場跡の様に公園にする訳にも行かない。
しかしよくよく考えれば、東側と比べても八丁堀などの繁華街にも程近く、饒津ガードさえ超えてしまえば交通の便もさほど悪くない。
さぁ、どうしますかね?
何れにせよ、このままずっと眠らせておくには勿体無い土地ですからね。
東側の状況を見て、ということになるでしょう。
良くも悪くも、饒津ガードが今の街の風景を保っているとも言えるかも知れないですね。
(左写真:二葉通り、右側には空き地が広がる。右写真:鶴羽根神社入口、この辺りにはアパートが並ぶ)
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