広島空港周辺にゴルフ場などを有する第三セクター「広島エアポートビレッジ開発」が民事再生法の適用を申請しました。
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個人的には、そりゃそうだよな、と思いますが、関係者の方々からすると気が気じゃない、という思いと、とうとうか、という思いとあるでしょう。
>>広島の風景 : 広島空港<< でも触れましたが、なぜこんな場所に、という疑問が結局未だに拭い去れない集客力のない広島空港と、その周辺施設。
空港は完全に「移動のための玄関」となってしまい、現西飛行場がかつて持っていたような、「空港としての集客力」は皆無になってしまいました。
これでは周辺施設の経営が上手くいく筈もなく・・・
再生法の適用を申請して以降も厳しい経営が続くでしょう。
広島、という場所は比較的地方都市にしては他県からの観光客の多い街です。
お祭りなども多いし、世界遺産もあって、日本に住んでいる人で広島に行ったことのない人、というのも少ないでしょう。
ただ、広島空港を利用した人、となると極端に少なくなると思います。
不便な空港に対して、広島駅の立地は抜群ですから。
むしろ「広島エアポートビレッジ開発」は、空港に抱っこされるような経営ではなく、不便な空港を牽引するような経営発想が求められていくことでしょう。
幸い、土地は十分にあり、交通の便もある程度整っています。
他県の方も訪れたくなるようイベントをすれば、自然と飛行機で皆さん訪れるはずです。
再生法適用を申請したことで、今後は経営の自由度もなくなり、大規模なイベントの企画などは難しいかもしれませんが、そこはせっかくの第三セクター。
官民学などがそろって、何か知恵を搾り出せないものでしょうか。
札幌のよさこい祭りなんかも、学生が発案のようですし、そういった新しい集客力向上に向けた取り組みが求められているように思います。
コメント
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