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  • 021019
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広島の街 : 鶴見町

京橋川を挟んで比治山の向かい側、平和大通の南にあるのが鶴見町です。

フジグランの裏側とでも言ったらいいですかね。
お隣、竹屋町の文字を冠した竹屋小学校を中心とする住宅街です。

広島の街Top Page :「広島の街マップ」

住宅街と言っても、マンションが多いですけどね。
流川が近いせいもあるのかもしれませんが、一頃にはあちら側の方が多い、と言われ、少し近寄りがたい雰囲気もあったみたいですが、最近はカープの緒方選手が住むマンションをはじめ、大手不動産の物件も増え、住む人も多いようです。

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(現在改装中のフジグラン)

やはり京橋川が流れ、平和大通と比治山があり緑が豊かで、スーパーがあって、八丁堀あたりにも歩いていけるという立地が、にもかかわらず比較的安価な地価と併せて人気の秘密でしょう。
中央通りを超えて少し行けば、じぞう通りがあり、並木通りまで歩いても十五分程。
もちろん、平和大通まで行けばバスも通っています。

古くから広島に住む方にとっての鶴見町は、竹屋小学校と、素朴な利休饅頭で有名な鶴屋安芸さんがある街、というイメージかも知れません。
主婦の方だとパン屋のアロフトのイメージが強いかもしません。
アロフトは本通りにあるアンデルセンさんと比べても劣らない人気誇るパン屋さんで、私も小さい頃はよく行きました。食パンも美味ですが、何と言っても種類豊富で見ているだけでワクワク、ついついたくさん買い込んでしまう菓子パン、惣菜パン、洗練された、それでいて庶民的なサンドウィッチ。
菓子パンにしても、モーツアルトやマリオさんとは違って、しっかりご飯なんですよね。食事、と言うか。
アロフトさんは隣に食事スペースも併設していて、シチューも絶品・人気です。
そこで出している惣菜の多くはパン屋でも買えます。夕方には割引にもなっているのでおススメです。

アロフトの裏側には公園や保育園もあって、夕方になると多くのお子さん、お母様方で賑わう街でもあります。
京橋川や平和大通沿いのマンションが並ぶ地域と、一歩中に入ってからの風景が大きく違うなぁ、という印象がある街です。
土橋とは違った意味で、鶴見町もまた中区の下町、という感じです。
 

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(左は竹屋小学校。右は鶴屋安芸さん。おススメは栗饅頭です)
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(アロフトさんの入口。向かって右側がレストランスペース。右写真は見ているだけでウキウキのパン。あぁ、食べたい・・・)
 

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(アロフトの隣にある洋菓子屋パストラルさん)

  • 鶴屋安芸さんウェブページ
  • アロフトさんウェブページ
  • パストラルさんe-グルメのページ

アロフトさんのパンは、是非一度食べてみて欲しいです。
レストラン利用なら車でも買いに行けるので、ランチを食べたら夕食もパンになること間違いなし。
食べ過ぎたら、比治山でも散歩してください。

 

広島の街Top Page :「広島の街マップ」

 

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広島の街 : 舟入

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広島市の中心、やや西を流れる、本川と天満川に囲まれた中州、そのうち、平和大通から南の大部分を、「舟入」と呼びます。
広電の江波線に沿って、北から順に辿るなら、土橋を超えて、舟入町、舟入本町、舟入幸町、舟入川口町、舟入南町と続いて、後は江波を残すのみです。

広島の街Top Page :「広島の街マップ」

これは、即ち、江戸時代後期以降、海岸線=舟入場が、徐々に南に移動していったことを示しています。
江波山はかつて海に浮かぶ山だった、と言われ、ちょうど、元宇品と千田町あたりの関係に近いかも知れません。

南北に長い舟入ですが、中心はやはり舟入本町でしょう。
広電線路と国道二号線が交わり、車通りが耐えることは無く、広電のガタゴトいう音と、国道を走るトラックのガシャガシャ鳴る音、バス、自家用車など、広い交差点らしい風景が見られます。

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(こちらが舟入本町の交差点)
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一方舟入本町から南に百メートル余り行ったところに路地があり、こちらではかつての観音橋-鷹の橋の街道の賑わいも僅かに感じられます。
目印は角にあるちからさんの赤い看板ですかね。
そこから観音橋側にはお好み焼き屋など、飲食店が並びます。
観音橋は無くなってしまいましたが、この辺りの風景は余り変わらないですね。

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(ちからさんと、その奥に並ぶ飲食店)
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(今は無き観音橋に続く道)

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一方、舟入本町の交差点から平和大通側に登っていくと、かつての舟入町があります。
ちょうど、アステールプラザから本川を渡って裏側になりますね。
こっちは、とにかくマンションが立ち並びます。
舟入本町-江波間もそうですが、この辺りは広島でも有数のマンション街。
特に二号線より北側は需要が多く、十階建て程のあまり大きくは無いマンションが立ち並びます。
一本裏側に入ってしまえば、学校があったり、少し古いマンションがあったりと景色が変わるのも印象的。
周囲の環境の良さ、市内までのアクセスなどがあって、東側に街がシフトしてきた今でも、相変わらず人気のようです。
実際、舟入を抜ける江波線は、十日市町の交差点を境に、横川 から来るものと、広島駅前(南口)から八丁堀、紙屋町を抜けてくるものがあり、また、二号線沿いには市役所、本通り、紙屋町と抜けるバスもあるので、交通の便はかなりいいですね。
自転車でも本通り辺りからだと十五分程でしょうし、市内中心部よりは家賃も高くないので、一人暮らしや、子供のいないご家庭で住むにはおススメの場所だと思います。

 

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(左は電車通り沿いの並ぶマンション、右は一本本川寄りに入った風景)

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(横川に向かうレトロな記念車両)

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舟入は、ある意味においては東北方面に街がシフトしていくのを食い止める最後の砦でしょう。
西広島(己斐)よりも世帯数が多く、例えば白島あたりと比べても、便利さで言えば大差無いです。
唯一、広島駅へのアクセスでは劣りますが、市街地を通らずに郊外に出られる、というメリットもあります。
どちらかと言うと、車生活の方に向いてるかも知れません。
今後、市内に大型のショッピングモールがさらにできるとしたら、それは舟入南町を置いて他にはありません。

今後の道路整備も含めて、密かに注目しているエリアです。

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広島の街 : 広島市文化交流会館(旧厚生年金会館)とアステールプラザ

 

平和公園から南に二百メートルほど。市役所からだと、元安川に架かる万代橋を超えると見えてくるのが、 広島市文化交流会館(旧厚生年金会館)とアステールプラザです。平和公園からだと、広島市文化交流会館が先に見えます。市役所からだと向かって右手が、広島市文化交流会館で左手がアステールプラザ。

広島の街Top Page :「広島の街マップ」

これらは、音楽ホール、図書館、演舞場、会議室、カフェ、宿泊施設などを隣接した、複合型文化施設です。
今から二~三十年ほど前、全国の主要地方都市には例外なくこの手の「ハコモノ」が作られました。
大半は、厚生年金系と、郵便局系です。
広島でも紙屋町そごうと、旧市民球場の間に、郵便局系の「メルパルク」があり、そちらは中央公園や広島城に至るまで、厚生年金系とは異なった文化施設が並びます。プール、公園、プラネタリウム、美術館などですね。
ホールと図書館はなぜかどちらにもある。

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(左写真がアステールプラザ、右写真が広島市文化交流会館)

こうした「ハコモノ」はほぼ間違いなく、その後経営難にさらされ、名前を変えて、施設の一部を民間に売却して、という流れを辿っています。
厚生年金会館も、例外ではなく、民間への譲渡が検討されましたが、思ったように、というか思ったとおりというか、出資者が集まらず、広島市が引き受けることになりました。
不謹慎ながらおもしろのは、ほぼ同時期に、白島 にある広島郵便貯金ホール(現ALSOKホール)の閉鎖問題も浮上し、その結果、厚生年金会館は市が、郵貯ホールは県が主体となり取り組むことになったそうです。
なぜかは分かりませんが、興味深いですね。

個人的にも何度か行きました。どちらも。
ホールの中は、まぁ普通のホールですが、奥が本川に向かってガラス張りでね。気持ちがいいです。
それから、横手に楽屋に通じる大型自動車駐車場があるんだけど、トラックから機材を運び出したりしているのを学校帰りによく見ました。
あぁ、今度は誰が来てんのかなぁ、ってね。
川沿いなんで今ぐらいの時期になると瀬戸の夕凪もおさまって、夕方はちょっと涼しい風が吹く。
そう言えば高校生ぐらいだったでしょうか。八月の終わりにコンサートに行って、帰りに川沿いに停めた自転車を取りに行ったら、もう涼しい風が半袖から出た腕を這ってね。
あぁ、夏も終わりかぁって思ったのを覚えてます。

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実はこの広島市文化交流会館とアステールプラザの裏手ってのはおススメの散歩道です。
その名もずばり「文化の道」って道なんですが、これからは木々も色づいてね。朗らかな風が吹く、市内でも有数の散歩道です。
比治山みたいに寂しくならないし、市街地も近いから行きやすい。車が通らないから平和大通りよりは落ち着いてるしね。

今回行ってみたら、何だか大きな銀の玉があってビックリした。
昔からあったような気もするし、無かったような気もする。
パチンコ屋が出資に乗り出したのかと思いましたよ。
玉の後ろにあるカフェも今ぐらいの気候なら気持ち良さそう。

特にイベントが無い時の午前中か、昼下がりがおススメです。
帰りがけにモーツアルトがすぐお向かいにあるから、秋の焼き菓子でも買って帰れば、言うことはないですよ。

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(文化の道と、そこから見える本川の遊覧船)

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(写真は広島市文化交流会館正面から平和公園に向かって撮ったもの。中心やや左に見える赤い看板がモーツアルトです)

元々この広島市文化交流会館がある場所は、広島市中央卸売市場だったそうです。
公設市場になる前から卸や商店が並んでいたらしく、平和公園の辺りも戦前までは賑やかな商店街で、今は原爆ドームになっている広島県産業奨励館辺りまで、人通りが絶えなかったと聞いたことがあります。

今ではどちらも、すごく静かで穏やかな時間が流れる空間になりました。
昔の人も喧騒の中、たまの秋晴れには、鰯雲眺めながら歩いたりしたんでしょうかねぇ。

 

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広島の街 : 白島

山陽本線で広島駅との隣の駅は横川になりますが、その間、丁度、太田川(本川)と猿侯川の間に抱かれるようにあるのが、白島です。

白島は元々かなり大きな場所を指しており、現在でも白島北町、西白島町、白島九軒町など、白島の名を持つ町は広範囲に辺り、広島城より北側にある中州の町は全て「白島」の名がついています。
その中でも特に、「白島の交差点」と言えば、八丁堀から中央通り沿いに伸びる、広電白島線の終点がある交差点を指すことが多いですね。

広島の街Top Page :「広島の街マップ」

広島駅からだと広島駅前(新幹線口)でも、広島駅前(南口)でも、常盤橋を渡って徒歩で10分~15分ほど。不思議と、賑わいの途絶えない交差点です。

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広電白島線、というのは広電の中でもちょっと変わった線路で、その距離は二キロ弱しかなく、料金体系も他の路線とは異なります。
八丁堀から乗れば、幟町を右手に見ながら10分余りで白島まで着いてしまう。
それでも結構乗っている人がいるんですよね。

また、道路のど真ん中が始発・終着駅というのも、珍しい。
八丁堀側より、白島側の方が風情があって好きです。
裁判所の前ってのが、何とも言えないですが、夕暮れは白島に"帰る"便も、八丁堀に"向かう"便も、風情がある。
丁度、音戸や尾道の渡し舟みたいなもんですかね。

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上の写真の車両は、「金閣」という名の車両で、かなり昔から走ってます。
色と言い、「八丁堀」と書かれた行き先表示板の光りの色といい、現役で走ってくれている、というだけで、すごく嬉しい。
白島に住む人たちは、これで買い物に行ったり、学校から帰ったり、八丁堀を経由して、流川あたりにくりだしたり、短くても、車窓の風景の違いが、気分に濃淡をつけてくれます。

白島の交差点と言えば、もう一つ浮かんでくるのは「フレッシュパントリー」でしょうか。言わば、高級スーパーですね。
交差点から百メートルほどの場所にあり、飲食店などを併設した、今で言う「小型モール」のような業務形態です。
高いけど、品は良い、という路線で売り出した店では、デパートを除けば、広島では初めてではないでしょうか。
子供のころ、ここで外国のお菓子を買ってもらったりしたのを覚えています。

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白島の賑わいは、もちろん立地のよさもありますが、ずっと住んでいる住民が多いこともあるでしょう。
特に山陽本線よりも北側は一軒家が立ち並び、十年、二十年、それ以上と住んでいる人がいっぱいいる。
八丁堀が近いためか、街のサイズに比べて、飲食店が少ないもの特徴かもしれません。

そんな訳で、街が落ち着いているんでしょうね。栄枯盛衰が穏やか、といいますかね。
白島の交差点にはパン屋さんがあります。
晴れた初秋の午後に、そこでパンでも買って、ふらふら歩いてみましょうか。えぇ街ですよ。

  

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投稿情報: 14:02 カテゴリー: 広島の街 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

広島の街 : 大手町(2) ~ 三丁目・四丁目・五丁目 ~

紙屋町二丁目から本通りを境に平和大通まで下りてきた大手町(広島の街 : 大手町(1) ~ 一丁目・二丁目 ~)ですが、実は、大手町自体は、実は広島市でも有数の「南北に長い町」で、その南は元安川沿いに市役所を超えて、鷹の橋を超えてもまだ続きます。
三丁目と広電の通る、鯉城通りを挟んで、そのお向かいには中国電力とその病院が、四丁目のお向かいには市役所と中区役所があり、官公庁色が強まります。
鷹の橋を挟んで五丁目は、小商店とマンション。

そう言えば、紙屋町を越えた先には、県庁が、そしてさらに行くと広島城があるわけですから、官と官に挟まれていると言ってもいいかもしれません。

広島の街Top Page :「広島の街マップ」
 

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(左が大手町三丁目中国電力付近、右が四丁目の対面に立つ広島市役所)

 

平和大通を一本挟んだだけですが、大手町も一丁目二丁目と三丁目では随分と雰囲気が変わります。
鯉城通りから一本元安川方向に入ると、一丁目二丁目は駐車場や飲食店が多いのですが、三丁目になると、マンションが増えてくる。
四丁目、五丁目に入り国道二号線、鷹の橋を超えると、さらに庶民的な雰囲気が、グッと強まる。

四丁目はドコモの近代的なタワービルができたりして、少し雰囲気が変わりましたが、五丁目は見るたびに雰囲気が町外れになっていく。
私はすごい好きですけどね。夕暮れの五丁目には生活観があります。
前のカゴにネギ突っ込んでフラフラ動き出す自転車の隣を、日焼けした中学生が自転車で通り抜けて行ってね。

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(五丁目の鷹の橋商店街アーケード)
 

大手町は鯉城通り沿いのスーツ姿の行き交う喧騒と、平和公園を対岸に望む元安川沿いの風景、本通りあたりに代表される商業地域、大手町公園に代表さ れる都市のポケットと、三丁目や四丁目の裏道。五丁目に入って生活観の溢れる町外れの街。色んな風景で成り立つ、広島の内臓のような場所。
当然、休日と平日、朝方と夕方、北と南、東と西でも風景が変わる、不思議な街です。

美味しいお店、というのはあまり聞いたことがないですし、カフェなんかも少ない。
並木通りやじぞう通りのような楽しさはない。
それでもフラフラ散歩をしてると思いがけない街角があったりもする。

ちょっと、広島の他の街とは、イメージの異なる光景に出会うことができるかもしれません。

 

広島の街 : 大手町(1) ~ 一丁目・二丁目 ~へ

  

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投稿情報: 18:23 カテゴリー: 広島の街 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

広島の街 : 大手町(1) ~ 一丁目・二丁目 ~

広島は江戸時代、山陽道の中心地として栄え、商業が発展しました。明治時代に入ると、軍都広島として、物づくりの中心地として、瀬戸内に点在する、呉や宇部といった近隣の都市のまとめ役として発展を遂げた、と言えるかも知れません。
前者は、まさに山陽道沿いだった、本通りの商店群や八丁堀のデパート群に見て取れますし、鷹の橋や広島駅前(南口)の荒神市場辺りにもその面影を残しています。

広島の街Top Page :「広島の街マップ」

また、物づくりの面では、マツダはもとより、カルビー、モルテン、フマキラーなど、現在は広島に本社を置いていない企業も含め、創業が広島市内、という会社を見つけることができます。

その一方で、サービス業、特に金融機関は、このレベルのサイズの都市としては珍しく発展を遂げませんでした。もちろん、広島銀行、もみじ銀行といった、所謂地場の金融機関はありますが、100万都市としては数も少なく、規模も大きいとは言えない。
県民性でしょうかね。保守的なのか、特に証券会社にとっては厳しい土地柄と言えるかも知れません。

そんな広島ですが、この大手町だけは、さすがに雰囲気が違います。
特に、本通りを境に紙屋町を引き継いで平和大通まで続く大手町二丁目には、金融機関が軒を並べます。
そうそう、大手町は一丁目が原爆ドームのある元安川沿いから紙屋町を横手に始まり、二丁目は、紙屋町二丁目を引き継いで南に下っていく、という少し分かり難い形状をしています。
南から広電を横目に鯉城通り沿いに上がっていくと、大手町二丁目があって、紙屋町二丁目があって、あれ?っと左に曲がると大手町一丁目がある。

紙屋町二丁目には銀行が多く、大手町二丁目に入りNHKのビルが建つ平和大通との交差点までは、証券会社が多いです。
大手町一丁目は原爆ドームを別にすれば、商業ゾーンですね。

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(大手町二丁目付近。先に臨むのは紙屋町)

 

金融街の中心は、かつての日本銀行広島支店跡地です。
現在の日本銀行は、広島市民球場の脇に移っていますが、その立派な建物はまだ大手町の対面、袋町に残っています。
現在では、文化財として公開されている他、写真展などの催しも開かれているようです。

個人的には旧日本銀行の斜向かい、ちょうどNHKの近代的なビルの脇にひっそりとある喫煙所が好きで、広島に帰ると必ず行く場所ですね。
なんてことのない、サラリーマンの憩いの場ですが、喧騒から少し離れ、夜の静かな金融街の中で、白神社(しらかみさん)を望みながら、一息つくことのできる場所です。

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(昭和十一年竣工の旧日本銀行。昭和初期の軍都広島の反映を偲ばせる、数少ない建物)

 

広島の中心部が東にシフトしていく中でも、この紙屋町二丁目から大手町二丁目にかけての賑わいはあまり変わらないですね。
やはり、会社ビルが多いからでしょうか。全国規模のサービス・金融会社が多いのが、かえって幸いしているのかもしれません。

そうそう、紙屋町二丁目と大手町一丁目の境目にもう一つあるランドマークが、家電メーカーのデオデオ(旧ダイイチ)さんですが、それはまた別の機会に。

  

広島の街 : 大手町(2) ~ 三丁目・四丁目・五丁目 ~へ

 

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広島の街 : 十日市町

紙屋町から広島市民球場の前を通って、元安川と本川の分岐点に架かる相生橋を渡れば、その先が十日市町です。
紙屋町からは徒歩五分ほどですし、ちょうど広電がTの字に交わる、交通の要所でもあります。
T字の北には横川が、東には紙屋町が、南には土橋があり、各方面に向かう広電の音やバスの音が響く、重量感ある交差点が、十日市町の中心です。

広島の街Top Page :「広島の街マップ」

交差点には下の写真にもあるように、警備用の見晴台が立ち、かつて人の往来が盛んだった頃を忍ばせます。
今では見晴台も使われなくなり、人通りもまばらになりましたが、行き交う車の多さは変わりません。

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私の十日市町の記憶といえば、和菓子屋さんの高木さんでしょうか。
ちょうど、8月6日の平和記念式典が終わり、お盆に差し掛かるこの頃、土橋や寺町あたりのお墓をめぐって、最後にこの十日市の高木さんに来て、白玉ののった宇治金時を食べさせてもらうのが、幼い頃からの夏の楽しみの一つでした。
高木は最中でも有名で、昔は引き出物など冠婚葬祭の際や、お中元などでもよく見かけたものです。

高木ウェブサイト

高木に限らず、この辺りは実は今でも広島の隠れたグルメエリアでもあります。
むさしさんにしても、本店的位置づけの大きな一軒店が土橋との間にありますし、居酒屋、和菓子屋、ラーメン屋など、和系を中心に安くて美味い店が点在しています。

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十日市町は天満川に向かって、西十日市町も含めて広がる町ですが、T字型の印象が強いのか、西側は私も未開拓エリアですね。

以前相生橋でも触れたのですが、場所柄、この辺りは本来もっともっと、人が集まってもいい場所です。
幟町あたりと比べても、広島駅へのアクセスを除けば、立地条件にあまり遜色はないですからね。
そんなに皆が広島駅を使っているとも思えないし・・・

穴場的な今の十日市も好きではあるのですが、私が子供の頃にカキ氷を食べに来た時のような、ワクワクするような街の雰囲気がまた戻ってくれば、その方がいいですね。

せっかくのポテンシャルがある街、立地。
住居と訪れる人と、商店と飲食店がしっかりと噛みあう様な、市民球場跡地利用を契機に、素敵な街に戻って欲しいです。

 

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投稿情報: 18:15 カテゴリー: 広島の街 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

広島の街 : 中央公園

紙屋町や広島市民球場の裏側、広島城に寄り添うように作られているのが、中央公園です。
横川からも離れておらず、寺町あたりから本川に架かる空鞘橋を渡ってすぐ左手に見える公園です。

広島の街Top Page :「広島の街マップ」

市民球場跡地利用の一つに「緑地・公園」というのがありますが、それじゃ中央公園は?と言いたくなるぐらいの場所ですし、実際、この辺りは本川沿いの緑地も含めて、既にかなり緑の多いエリアになります。
しかしながら、緑溢れる公園でワイワイ遊ぶ親子連れ、というのは、殆ど見ない。
犬の散歩に熱心なオジサンや、健康と時間つぶしのためのご老人が、やたら目に付く。

もちろん、悪いことじゃないんですけど、新しい公園がさらに必要か?と言いたくはなる。
それより前に、中央公園をもうちょっと整備しようよ、と。交通の便も含めて、ですけどね。

城南通りと呼ばれる、人が渡るのがちょっと困難な通りを挟んで紙屋町川には県立体育館(グリーンアリーナ)や、図書館、プールなんかもあって、少しずれれば県立美術館もあって、ひとしきり揃っているのに、夏休みや休日でもなければ、殆ど人影を目にすることはありません。
すぐ近くの本通りあたりの人の量と比べれば、不思議なぐらいですよ。

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(見事なまでに人影の無い公園)

 

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(何故か公園の一角にある中国庭園)

 

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(左から順に広島市こども文化科学館、グリーンアリーナ、ファミリープール)

 

少し語弊のある言い方になりますが、私たちが子供の頃、中央公園のあたりは「治安が悪い」とよく言われていたんです。
恐らく、全国的に色んな事件が起きていた頃だったし、もしかすると実際に中央公園でも何らかの事件もあったのかもしれない。
直接的に何かをするわけではなくても、住所不定の方が公園にいらっしゃって、子供を近づけたくなかったのかもしれない。
単に人の目が少なくなる場所に子供を置きたくなかったのかも知れないし、中央公園にたどり着くまでに紙屋町方面から伸びる「地下道」も不人気だった。

ただ、もう一つ、あったのは「基町アパート」と呼ばれていた、県営・市営のアパート群です。
実際の住人の方々には不愉快極まりない話ですが、「基町アパートの住人」は蔑まされて見られていたのは事実だと思います。そういう時期があったと言うか。
「基町アパート」の歴史に関してはまた触れますが、ここと、広島駅裏(新幹線口)、それから段原エリアは、どうもそういった色眼鏡で見られていた。
アストラムラインができたりして、だいぶ雰囲気も変わってきましたけどね。

市民球場からMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島へ。
そして、広島駅周辺から段原にかけての再開発と、市民球場跡地利用、という背景には、こんなこともあるような気がする、というのは考えすぎでしょうか。

せっかくの市内一等地にある公園、市内でも住民の多い場所に程近い訳ですし、ただの緑地にせずに、もうちょっと有意義に活かして欲しいんですけどね。

 

 

広島の街Top Page :「広島の街マップ」


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広島の街 : 宇品(広島港)

広島の海の玄関が広島港です。
広島に住んでいる人なら「宇品」の方が親しみやすいですね。
広島駅前(南口)がJRの玄関として広電の一方(北)の端だとしたら、八丁堀、紙屋町や本通りを挟んで反対側にある、もう一方(南)の端が宇品です。

広島の街Top Page :「広島の街マップ」

かつてはクリーム色をした、小学校の校舎の様な建物に赤い色で「広島港」と書かれた看板が目印だったローカルな港だった広島港も、今や国際ターミナルの名の下、随分と立派な建物ができ、なんだかだだっ広い港に変わってしまいました。

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こちらは市内電車の発着場。
少し横川のターミナルに雰囲気が似ているかもしれません。
昔の宇品は、今の西広島(己斐)みたいな雰囲気でした。

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こちらは国際ターミナルであることを示す看板と発券場。
人は少ないですが。

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なんだか、新しくなって広くなったせいか、余計に人が少なく感じて、青白い光の色や、やけに白い建物の壁が、人の来ない病院って感じがするし、あまり好きじゃないんですよ、実は。
元宇品あたりが開発されて、元安川・京橋川河口の出島辺りに橋ができたり開発が進んだり、宇品の手前あたりにショッピングセンターやホームセンターが乱立して、マンションができて、昔の宇品とはすごく雰囲気が変わりましたよね。
一気に新しい街になった。
別にそれはいいと思うんです。ほって置けば寂れてしまうエリアでしょうからね。
ただ、この港だけはどうも、ねぇ。
そこまでの道路も右曲がったり左曲がったりで訳が分からんし。
あれ、迷わなかった旅行者の方は奇跡ですよ。

もうちょっと、この港とその周辺だけは、機能的で瀬戸内海の風土にあったデザインにできなかったものかなぁ、と思いませんか?
能美島なんかからフラフラと船に揺られてやってきたじっつぁまには似合わんでしょ?

まぁただ、人気の少ないベンチに座って安芸の小富士を眺めたり、遠く西の方にゆったりと沈んでいく夕日を見るのは嫌いじゃないです。
ぼんやりとした風景がそこにはあって、寂しさと空腹を感じさせてくれる。
市内の喧騒のありがたさとね。
腹も減ったし広電に揺られて帰るかぁ、と思いますよ。

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広島の街Top Page :「広島の街マップ」


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広島の街 : 観音マリーナホップ

広島市街地の最南端、天満川の河口、広島西飛行場のさらに先にあるのが観音マリーナです。
広島駅前(南口)からだと、バスを利用して40分ぐらいですかね。
途中で八丁堀、紙屋町や本通りに止まる、観音マリーナ(マリーナホップ)行き、というバスがあります。

広島の街Top Page :「広島の街マップ」

平日は特にガラーンとした人のいない新しいゴーストタウンを作ったの?という雰囲気。
途中にある西飛行場も止まる飛行機も無く、廃墟が如く、という様相ですが、観音マリーナホップは新しいだけに、ポップな廃墟、という雰囲気です。
夏場、コンサートなどのイベントがあったりするときだけ、人が集まってきます。

こちらは実にポップな入口

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お店は完全に客より従業員の方が多くて、平日は一体なぜ営業しているのか分からないレベルです。
写真だけ見ると海外にでも行ってきたの?という外観なんですが、よく見ると空き店舗の土地もチラホラ。

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市内中心部ですら土地が余っていて、例えば広大跡地の利用問題だとか、市民球場跡地利用が検討される中、なぜここに作ったのか?と言うのが最大の疑問なのですが、イメージとしては案外、アルパークだったのかもしれません。
ただ、このサイトで何度も触れているように、如何せん西側に活気が無い。
特に京橋川より西は軒並み苦しんでいる中、まぁ敢えてのカンフル剤だったのかもしれませんが、商業的には明らかに失敗でしょうね。

じゃあどうすればよかったのか、というのは難しいところですが、せっかく近くにサッカーや野球のスタジアムもあったりすることですし、元宇品の様にスポーツ施設を充実させる、というのも、一つの手段だったように思いますし、「ちょっと離れた場所でもいい」「車で行ってもいい」「さほど混まずに何かができる」「常時ある程度の集客が見込める」という場所にする、ということを考えると、規模の大きな映画館とか、思い切って老人ホームも含めた医療コンプレックスだとか、全く別のアイデアも出てきたように思います。

その点で言えば、併設されているヨットハーバーは成功しているかもしれない。
失礼な話ですが、こんなに広島にヨット(もしくはクルーザー)を持っている人がいたのか、と思うほど、こちらは賑わっています。

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観音マリーナに限らず、一体に観音・庚午地区はめっきり人数が減った印象です。
飛行場を広島空港に移したのは、もちろん住民目線で見ると良かったことなんでしょうが、肝心の住民はどこへ?という印象も否めない。

こちらは寂れきった西広島飛行場

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唯一の救いは、未だに三菱重工さんが健在なことと、近くにある運動公園や野球場から上がる元気な声でしょうか。

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置いてあった小旗横断旗用の箱に、無くなった人通りを懐かしむのは、きっと私だけじゃないでしょう。
もっとも、その風景は、広島市内にあって、広島市街ではない風景。
ある種の魅力と開放感があるのも、また事実です。

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