暦の上では既に12月に入ったんですが、ふと街中の自然に目をやると如何にも晩秋、といった風情ですね。昔はえべっさん (胡子大祭・えびすこう) が終わると、広島に冬がやってくる、なんて言って、入れ替わるようにドリミネーションも始まるんですが、もみじの紅葉なんかは以前より遅くなっているような気がします。
ちょうど先週ぐらいがピークだったかな。紅葉は。真紅に色づいたもみじが瀬戸路の晩秋を感じさせてくれました。
1月に「広島の風景 : 広島、冬の味覚」で始めた広島の四季を巡る旅も、「広島の風景 : 春の訪れ(3月)」、「広島の風景 : 緑の広島(5月)」、「広島の風景 : 広島の夏と花火大会(7月)」、「広島の風景 : 夏の終わりと秋の始まり(9月)」ときて、今回で最終回ですね。
ちょうど二ヶ月おき。私にとってもそれぞれの季節の広島の風景を見る、いい機会になりました。
1年はあっという間(笑)。
11月後半から12月にかけての広島というと前述のえべっさんとドリミネーションと宮島のもみじと、って感じでしょうか。徐々に牡蠣も市場に出回り出してね。冬支度、って感じです。
例年秋晴れの日が続く時期でもありますね。山間部ではちらちら小雪がちらつき始めますが、瀬戸内は大概晴れる。関東のどんより晩秋曇り空に慣れると、瀬戸内の小春日和は新鮮です。
(この2枚目の真っ赤に染まったもみじの鮮やかな事。目が覚めるような青と赤)
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今回は結構色んな所に行ってきました。市内はもちろん、瀬戸内海、そして人生初の福山。いやぁ、実に魅力的で面白い街でした。晩秋の宮島には大挙して団塊世代が訪れ、広電の宮島線は小春日和の午前中にはリュックを背負った人で一杯です。
あ、そうそう。縮景園にも久々に行ってきました。20年ぶり。また更新しますね。
この季節は(も!)やっぱり食べ物が美味しいですね。海の幸が基本ですが、鉄板が恋しい季節でもありますし、鍋、日本酒、瀬戸内の魅力を堪能できる季節でもあります。先週あたり結構冷え込んだから、もう牡蠣も大丈夫でしょう。ハゲ(カワハギ)なんかもいいですね。
今年の年末は流川の景気はどうでしょうね。苦しいだろうなぁ。みんな仲間と連れ立って街にでましょう。
一年ぐるりと回ってきましたが、街全体が高揚感に包まれる春とは違って、年末風情の広島は瀬戸内特有の穏やかな日々って感じです。連日八丁堀あたりでは年越し支度の買い物の追われる人がいて、流川で忘年会やってってのはあるんですが、それでも街全体が一年を「畳んでいく」感じになる。
広島に行く人、のための街じゃなくて、おる人のための街になるって言うんですかね。旅行で行かれる方がいらっしゃったら春まで待つ事をおススメします(笑)。
広島におる人は、今年もあと一ヶ月、しっかり楽しんでくださいね!
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【関連する過去ブログ】
広島の風景 : 夏の終わりと秋の始まり
広島の風景 : 広島の夏と花火大会
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