しらかみさんの秋祭り(白神社 秋季例大祭)が終われば、次はえべっさんです。
えべっさんとは、胡子(えびす)神社の秋季大祭のことで、地元では、「えべっさん」とか、「えびすこう」という名で親しまれています。
八丁堀の交差点から中央通りを平和大通方面に下るとえびす通りのアーケードがあり、それを流川方面に進めば胡子神社があります。
丁度、天満屋があって、三越があって、その三越の入口の奥ですかね。
ちょっと奥まった感じでひっそりとアーケード内に佇んでいます。
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(左がえびす通り入口(本通り方面)。右はアーケードに紛れる胡子神社)
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今年(2010年)のえべっさんは11月18日(木)~11月20日(土)だそうですね。
えべっさんの胡子は当然、七福神の恵比寿様に由来していて、商売繁昌の守り神です。
場所柄この辺りは、八丁堀のデパート群や本通りの商店、流川の飲み屋さんと商売屋さんの多い、うってつけの場所。
特に神社付近の商店街は「誓文払い」の大売出しを行い、20日に向けて、一週間ほどセールをやります。
つまり、広島の冬のセールは一ヶ月早く訪れるわけです。
えべっさんのシンボルは熊手ですから、当然、熊手も大いに売られます。
バブル期の大熊手の売れ行きはすごかったですよね。
流川でも本通りでも、どの店が一番大きな熊手を飾るか競ったぐらい。
まぁ、庶民にとっては、とうかさんは広島に夏の訪れを告げる祭り。
そしてこのえべっさんは冬の訪れを告げる祭りです。
子供の頃を思い出しても、えべっさんが来ると、あぁもう年末って感じでしたね。
むしろ大人になってから、ありゃ、まだ大晦日まで一ヶ月以上もあったんじゃ、とビックリしたぐらい。
まぁえべっさんが微笑んだら後は師走ですからね。かけるように過ぎていく。
昔は広島ドリミネーション(平和大通りイルミネーション)とか無かったですからね。
夏はとうかさん -> 宮島水中花火大会 と続いたけど、冬は年末がきて終わりだった。
何か寒かった記憶がすごいあるけど、この胡子神社の境内辺りだけは白熱球のすごい灯りと賑わいでね。
福袋とか買ってもらってたかなぁ。
何か屋台が出て、という感じのとうかさんやしらかみさんとはちょっと違った雰囲気だった。
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(平日の午後のえびす通り。この細いアーケードが熊手と人で埋まります)
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何だかんだで、実は十年ぐらいえべっさんには行ってないですね。
すごく懐かしい。
とうかさんもそうですけど、フラワーフェスティバルなんかに比べて、特にえべっさんは住んでる人のお祭りって感じがしますよね。
まぁ、特に私は地元だったからそう思うのかも知れないですが、家族的な温かさのあるお祭りだと思います。
えべっさんまでは、 広島駅からだと、バスもしくは広電で胡町まで。10分ほどですかね。
紙屋町からなら歩いても本通り歩いてくれば15分ほどでたどり着きます。
祭りの詳細はこちらを参照ください↓
http://www.chushinren.jp/eventinfo/ebisu.htm
今年は一つ、小さな熊手でもいかがですか?
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コメント
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