別に最新のニュースって訳ではないんですが、紙屋町プロジェクトが、順調に進んでいますね。
変化していく、紙屋町の風景。旧広島市民球場の今と紙屋町プロジェクト
広島紙屋町プロジェクト 2011年10月完成!そごう前に複合ビル
紙屋町プロジェクト、というのは、三井不動産を中心に、そごう斜向かい、元の広島電鉄ビルの立替に伴う紙屋町再開発プロジェクトの仮称で、プロジェクトには、広島からも広電やもみじ銀行なんかが参加しています。
完成は今年(2011年)の10月を予定しており、当然、旧市民球場跡地利用とも絡んだ、「紙屋町復権プロジェクト」という訳です。
この復権プロジェクト、市民球場もそうですが、当然、意識しているのは「官」を主体とした広島駅南口・新幹線口再開発プロジェクト。
勢いで出遅れ、凋落の酷い暗澹たる状況の紙屋町が一等地に手をつけ、シャレオ開発の失敗にも目を瞑って、実に紙屋町らしい「商」による大掛かりなやり方で起死回生を狙ったプロジェクト、と言うと言いすぎでしょうか。
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しかし、場所が場所ですからね。集客力は広島駅の比じゃないでしょう。
シャレオはともかくとして、アストラムラインの終着エリアであり、バスセンター(広島紙屋町)はあり、路面電車は絶え間なく走り、本通り、八丁堀というその他の商業圏とも徒歩圏内。
車両客をどうするか、と言う点に問題はあるものの、まぁここのところ紙屋町から大手町にかけての駐車場もガラガラですからね。どうにでもなるでしょう。
成功して欲しいなぁ。成功して欲しいですよ。本当に。
正午前だと言うのにいくら寒いからって誰も人が待っていないそごう前。
前を通る人ばかりで人の入らないデオデオは一等地のウォッチ館がつぶれ、シャレオはガラガラ。
これじゃあやっぱり悲しい。
(左:人のいないそごう前。右:シャッターの閉まったデオデオウォッチ&カメラ館)
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鍵はやっぱり市民球場の跡地利用でしょうね。
流川が八丁堀の発展に寄与しているとは思わないですが、やっぱり流川があって、本通りがあって、並木通りがあって、と商業施設が並んでいるのが、紙屋町に対して優位な点ですよね。
福屋さんも、もちろん頑張っていますが、同時に天満屋もあって、三越もあって。
それからえべっさんやとうかさんみたいな祭りがあって。
それに対して紙屋町は、県庁、広島城、空き地、平和公園、中央公園。これじゃあ厳しい。
となると、やはり市民球場跡地にある程度集客性のある施設なりができれば、、、イベント性の高い活動が行われれば、、、と思わざるを得ない。
じゃなかったら、もう思い切って、紙屋町と八丁堀の役割を決め込んじゃって、そごうさんやデオデオさんみたいな大型商店さんには立町・幟町・銀山町あたりに移動していただくってのもありですけどね。
広島駅前・八丁堀・紙屋町、と似たような街をこんな近場で三つ作る必要なんて無いんだから。
でもね、個人的にはこのプロジェクト、期待してるんです。
なんと言っても紙屋町ですからね。
広島の中心ですよ。広島の中心に恥ずかしいものだけは勘弁願いたいですよね。
まぁ、プロジェクトのメンツ見る限り、これまでに他の地方都市で痛い目見た会社も入ってますから、大丈夫なんじゃないか、と思うんですけど。ハコモノだけ立派ってなっちゃうかもしれない。
どんな施設になりますかねぇ。半年も経てばもう見えてるでしょう。
紙屋町を歩く人達が吸い込まれていくような、そんな場所になるといいですね。
実は紙屋町にはもう一つ秘策があるらしいですが、それはまた今度。
コメント
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