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「広島を美しい街に」 広島におる人、広島を訪れる人が、誇りを持ち、大好きになるような街づくりへ。
僭越ながら10の提案をいたします。中には、はぁ?ってものもあるかと思いますが(笑)
広島を変えるのは市長や大企業だけじゃない。我々だってアイデアだけなら出せるはず。
10が100になったって構いませんっ!皆さんのご意見や提案お待ちしています!
新しい街づくりを、広島から始めませんか?
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【提案⑦】 広島は川の街じゃけぇ
広島の風景 : 七つの川① 「太田川放水路」
広島の風景 : 緑の広島
広島の風景 : 広島市郷土資料館
広島の風景 : 路面電車
県外の方に「広島のイメージは?」と伺うと、多く返ってくるのは、宮島・原爆ドームの世界遺産系、牡蠣・お好み焼きといったフード系、それにカープ・サンフレッチェといったスポーツ系。
いっぺん来られた方だと、路面電車や呉、瀬戸内あたりを挙げられる方もいらっしゃるかもしれません。
意外に知られていない、あるいはパッと出てこんのが、広島は川の街である、ということです。
広島ではよく「七つの川」なんて言い方をしますよね。
これは、山手川、福島川、天満川、本川、元安川、京橋川、猿猴川のことで、現在は山手川と福島川が太田川放水路に代わって、六つの川になっとります。
もちろんそれだけじゃなくて、己斐、草津あたりにも川は流れとるし、安佐に行けば、太田川の支流も流れとる。
広島の風景 : 七つの川⑦ 「消えた川」でも書きましたが、ここ100年で消えた川も結構いっぱいあります。
まさに、川は広島市民にとって、空気のように「当然そこにある」存在です。
しかし、これって、結構もったいない、と思うんです。
日本の大都市で、なかなかこれぐらい、市内を川が何本も流れとるような街、ないんですよ。川の街として謳われる、福岡・博多だって、広島ほどじゃないです。もっと、この川を有効活用できんもんかなぁ、と思いますよ。
ほら、例えば京都に行くと、鴨川がすごく上手に街に取り込まれとるでしょう?
あそこまで、とは言わんまでも、金沢あたりもうまく川を活用した街づくりをしてますよね。
何も、税金投入して、河原を整備するだけが、川を使う方法じゃないんです。
・子供を河原に連れていきましょう!
・河原での店づくりを、認めましょう!
ほんまは、流川にもう一度、小さな川を、と言いたいところなんですがね。まぁ金をかけるばっかりがえぇ訳じゃない。市民が河原に子供を連れて行って遊ばせ、またそこにちょこっと休めるような、あるいは地産物の買える仮設商店を作ることを認めてやる。これだけでも違うと思うんです。
春になると花見客で賑わう河原ですが、できれば、夏のビールフェスや、秋の収穫祭なんてお祭りもやりたい。
広島市内には、いくつもの川が流れ、それぞれの場所で、またいろんな風景を見せてくれます。
親水性の高い場所、コンクリートで固められた場所、公園があったり、草むらがあったり。桜の木、菜の花、松、モクレン、ツツジ、いろんな草木が生えとります。
幼い頃は私も母親に連れられて、ツクシとりや、ヨモギとりに行ったもんです。サッカーや野球をしたり、高校ぐらいになると、学校帰りに河原でマンガ読んで肉まん食べたり。そうした思い出の割に、広島が「川の街」というイメージで語られることは少ないように思います。
瀬戸内海の風景も格別に美しいですが、河原の風景も、また、季節ごとに思い出深いです。
あんまりケバケバして欲しくはないですが、場所や時期を決めて、季節のイベントをやってもらったら、どうですかねぇ。お店の出店も認めて。
例えば、春の天満川で歌会、を皮切りに、太田川野草摘み、元安川 vs. 京橋川花見大会、猿猴川鯉のぼり祭り、太田川草野球大会、夏になれば、古市は古川でバーベキュー、京橋川でビールフェス、とゆー具合に。
ターゲットを子供、男性、女性、年配者、などに分けてやっていく。アストラムラインや広電、広島バス、JRなんかとコラボレーションしたってえぇと思います。
そして、それぞれのイベントで、なるべく川との距離を物理的に縮めて、しっかり目の行き届かせて、安全性を確保したうえで、親水できる工夫をしていく。子供を自由に遊ばせる時間や、区間を決めてもいい。ほら、夏の海水浴場に、海の監視員がおるようなもんです。
子供たちに、上流、下流、四季、時間、いろんな季節の、いろんな風景を、見て欲しい。
生活の中に、川とその風景があって、それとの距離がもうちょっと縮まれば、その美しい川の風景を持つ街も、きっと好きになる。県外の方から見たら、うらやましくてしょうがないと思いますよ。
ちなみに、私の最もお気に入りのアイデアは、「夕凪の日」。
夏なんか、瀬戸の夕凪の中、ただ夕暮れに河原でボーっとするだけの、夕凪の日。例えば毎年8月は、水曜日は会社は5時に終わり。商店も、終わり。もしくは、いったん休憩。でもって、ご近所さんも、会社員も、子供たちも、観光客も、みんな、近くの河原に行って、ただ夕暮れの河原でボーっと夕涼みする。
最初は細々と始まったアイデアが、やがて十年ぐらいかけて、街中に広がっていく。
どうかなぁ、世界に誇れるイベントになると思うんですけどねぇ。
(川へ行かれる方、ごみ処理だけは、きっちりやって帰ってくださいね!!)
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【関連する過去ブログ】
広島の風景 : 七つの川⑦ 「消えた川」
広島の風景 : 七つの川⑥ 「猿侯川」
広島の風景 : 七つの川⑤ 「京橋川」
広島の風景 : 七つの川④ 「元安川」
広島の風景 : 七つの川③ 「本川」
広島の風景 : 七つの川② 「天満川」
広島の風景 : 七つの川① 「太田川放水路」
広島の風景 : 変わりゆく広島駅東側の風景
広島の風景 : 路面電車
広島の風景 : 広島市郷土資料館
広島の風景 : 広島の夜景
広島の風景 : 2012年 -広島の夏
広島の風景 : 2012年フラワーフェスティバル
広島の風景 : 晩秋の瀬戸路
広島の風景 : 夏の終わりと秋の始まり
広島の風景 : 広島の夏と花火大会
広島の風景 : 緑の広島
広島の風景 : 春の訪れ
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