古江(ふるえ)から国道二号線(旧)を宮島側に下っていけば庚午(こうご)という街に出ます。そこからもう少し行けば草津東。
ここら一体はずっと「草津」と呼ばれてました。太田川放水路の整備が進んで庚午と草津東ができたんで、草津って街はちょうど二号線(宮島街道)を境目にして、北側がもともとの古い草津の街並み、南側が新興住宅としての埋立地草津・庚午と二分されてる感じになります。
古江側から入っていけば、ちょうど中国電力の変電所がある辺りを目安に草津に入っていきます。正式には西広島変電所というのかな。結構立派な鉄塔が立っていて、目を惹きます。
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草津ってのは元々漁師町らしいですね。別の見方をすれば、太田川放水路が整備されて、海岸が埋め立てられるまでは、この辺りが瀬戸内海への海岸線だったってことです。草津浜町って地名も残ってるぐらい。
漁場としても良かったんじゃないかと思いますね。御幸川という立派な名前の川が流れ込んでて、昔の福島川なんかとぶつかって。
当時の繁栄をよりよく伝えてくれるのは素晴らしい草津の街なんですが、それは次回にとっておくとして、河口に近い辺りでそれを感じさせるのは海運と商売繁盛を祈った神社や祠なんかがチラホラ残っていることですかね。龍宮神社なんかはそのまんまでしょう。
(御幸川の河口付近。今は流れはあまり無い。それでもまだ漁師のボートがチラホラ見える)
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龍宮神社の脇にある、というか龍宮神社を脇に追いやっているのが草津公園野球場と西区スポーツセンターですね。庚午や、二号線より南側の草津東って街は、まぁ新しい街というか、中型のマンションが結構ある、これと言って風景に魅力のある街ではないんですが、野球場は何と言うか、ローカルな空気が満載で好きです。
今でも甲子園地区大会の初戦とか、二回戦が行われてたりするのかな。太田川放水路挟んで対岸の観音の野球場と比べても大きくは無いですが、その分魅力ある、昔ながらの「スタジアム」です。
一回ここで行われる試合を観てみたいなぁと思わせてくれる球場ですね。
この庚午・草津東(二号線以南)って街はちょっと触れたように結構マンションがあります。「二号線以南」と書いているのは、二号線を超えて北側に上がると、草津本町同様、西国街道沿いの古い町並みが続くんですね。マンションとかはあまり無い。
こんなに作って住む人はいるんだろうか?と思いますよ。新しいのも結構あるしね。確かに車やバスで市内に出られると言えば出られるけど、そんなに近いわけじゃないし、広電使ってもそうでしょう。そんなに生活に便利って感じもしない。アルパーク辺りに自転車で行こうと思ったら結構あるしね。
値段は手ごろなんでしょうが、不思議ですねぇ。
それに対して草津の旧西国街道付近、今で言う広電の草津駅周辺は、魅力ある街並みですね。
余所からちょっと入って住むってのはしづらいのかも知れないけど、情緒ある街です。その話は、また次回。
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