皆実町と言えば、六丁目の交差点を思い浮かべる人が多いんじゃないでしょうか。
ちょうど広島電鉄宇品線の紙屋町経由線と比治山下線とが交わる場所で、御幸橋から下れば右手が宇品(広島港)、左手が広島駅前(南口)につながっていきます。
かつてのこの交差点のイメージと言うと、三叉路と専売公社とパチンコ屋、という感じでしたでしょうか。
本当は小さい道がいっぱい走っていて、三叉路どころか六叉路ぐらいだったんだと思いますが、路面電車のイメージが強いですからね。
ゴミゴミと賑わっていて、ちょっと前の広島駅前から荒神町にかけての感じと似てると言えば似てたかもしれない。
(左が皆実町六丁目三叉路の写真(正面が宇品方面)。右は六丁目の電停)
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ご存じの通り、かつてのっぺりとした専売公社の壁が見えた北西側にJTと猫田記念体育館ができて、さらには巨大なショッピングモールが出現し、いつの間にやら三叉路の脇のショッピングアーケードは消えうせて、パチンコ屋は新装開店したけど、エロ本屋はつぶれて、三叉路から黄金山方向に片道三車線のぶっとい道路が出来上がって、雑踏の様な賑わいは消えうせて、ついには市内中心部から宇品への最短距離も御幸橋じゃなくて宇品橋経由になって、皆実町六丁目は様変わりしました。
雑踏や賑わいは無くなったのに、六丁目を歩く人が増えたのは、やっぱりショッピングモールの集客力なんでしょうか。
でも車通りも、人の流れも変わったけれど、皆実町の雰囲気が排水溝や電柱や錆びたトタンなんかから漂ってくるのは、やっぱりそこを走る広電の音とクモの巣のように空を這った路面電車の電線のお陰かもしれません。
さて、では古くからの皆実町商店街はショッピングモールにどう対抗しているかと言うと・・・
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出口(入口)が狭い!!笑
なんか、二つの世界が完全に別のものとして共存してる、という感じです。路地の多い裏通りと、巨大の並ぶ表通り。
まぁ最近は広島も何処行ってもそんな風景ばっかりですがね。それはそれで皆実町らしいと言えばらしい。
皆実町の路地は基本的に碁盤の目みたいに規則正しく直線ですが、電車通りに対しては斜めの角度で伸びているので、住民の方々以外が入っていくことがほとんどない。しかもT字交差点が多い多い。さすが三叉路の六丁目。
これらはたまたまなんでしょうが、入口は狭く、閉鎖的な街を造るにはこれ以上の方法は無いですよね。
ショッピングモールに行く機会があったら、是非電停横切って反対側の世界にも行ってみてくださいよ。
狭い入口に負けずに。もちろん徒歩で行ってくださいね。
それから基本的に住宅地なんで、まぁ住んでる人の裏庭にお邪魔させていただくような感じでね。
なんか、ここで育った子供が羨ましい、って感覚が分かっていただければ嬉しいです。
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はじめまして。
生まれてから小3直前まで皆実町・西旭町に住んでいたので懐かしいです。
あのレトロな商店街はリアルタイムで満喫していました。
写真館で誕生日に写真を撮り、近くの玩具店へ行き、銭湯にも行ったなぁ。
現・パチンコ屋(旧マルショク)の横に、回転寿司店がオープンした時に
子供だった私は最初にプリンを取ろうとして、「お寿司を食べてから!」と叱られ
トラウマになったのかオッサンになった今でも寿司屋では寿司以外食べませんw
三叉路時代は御幸橋側から宇品へ右折する時に、車を大きく左へ振ってから
無理矢理右折する車が多かったですよね。
長文失礼しました。
投稿情報: みやっち | 2011/03/23 00:06
みやっちさん、コメントありがとうございます。
そうですよね。昔は写真館とかありましたよね。
あんな感じの路面店舗というか一軒店舗みたいなのはかなり数が減ってしまいましたが、とても懐かしいです。
かつてお好み焼き屋で、知らないオッサンに「マンガ読みながらお好み食うんじゃねぇ!」って私も怒られて、それ以来、今でもお好み食べるときは集中して食べていますw
また是非おススメの街などあれば教えてください。
投稿情報: 管理者 | 2011/03/24 20:10