平和大通を西に西に。その先にあるのが、己斐、つまり西広島になります。
広島駅からだとJRで横川駅の次、二駅目になります。
己斐はずっと閑静な住宅街の並ぶ己斐の山の麓にある賑やかで、それでいて親しみのある駅でした。
山の中腹には有名私立学校が並び、庶民的な駅前の雰囲気と、何ともいえない調和があったように思います。
横川の妖しい庶民さと比べると、ぐっと大人びた住民の街という雰囲気があった。
その後、バブル期に広島の街が西へ西へと広がり、西広島バイパス沿いに幾つもの団地ができました。
その頃が一番賑やかだったかもしれないですね。
ただ、ここ数年は、他の西側の駅同様、すっかり人通りが少なくなり、客足の少ない商店が並ぶだけの、寂しげな街になってしまいました。
それでも己斐が救われているのは付近に中学校や高校が多い点でしょう。
先日久々に行って、やはり彼らの存在は大きいな、と思いました。
そう、己斐と言えば「ズッコケ三人組」が有名ですよね。
作者の那須さんはこの街の出身で、作品の中にもそれが投影されてると言われています。
確かに市内電車の風景とか、何となく似ている。
ちなみに広電は己斐を境に西側は宮島線になります。
さて、そんな広電とJRの交わる西広島(己斐)なのですが、私の提案は、ここを「自転車優先地域」にしてはどうでしょう?というものです。
己斐は横川同様、街が古く、歩道が狭い。それでいて学生が多く、自転車が多い。
はっきりいって、すごく歩きづらい。
そこで思い切って、車道をちょっと削ってでも、自転車道路を作る。
これ、どうでしょうね?
うまくいけば平和大通を今度は東に向かってそのエリアを広げていったらいいし。
己斐から始まる、なんてもうしばらくなかったんじゃないですか?
これなら街の雰囲気を損なうこともないし、面白いと思うんですけどねぇ。
学生の姿が目に付く夕暮れの西広島駅
活気の減った駅前の風景
広電宮島線ターミナルと並ぶ自転車
市内からやってくる広電
大田川放水路上から望む駅前
コメント
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