ご存知、フジテレビのアナウンサーです。
最近は内勤が多いようで、あまりテレビで見ることはありませんが、
他の若手アナウンサーには出せない好々爺風の味をまだ若いうちから出していた希少な人です。
出身は広島市内。
広島駅のすぐ近くだそうです。
ご存知の方も多いかもしれませんが、広島はアナウンサー天国。
フジテレビのアナウンサーには広島出身の方が多いです。
福井アナのほかにも、山中秀樹アナ(現フリー)、三宅正治アナ、西山喜久恵アナなどなど。
また、NHKでは、広島放送局を経て、全国ニュースにデビューするルートが仙台ルートと並んで有名です。
なぜ方言の強い広島からそんなに多くのアナウンサーが出て行くのかさっぱりわかりませんが、都市のサイズや政治・スポーツ界へのコネクションの強さがそうさせているのかも知れません。
西山アナの実家なんかは古くからの旅館・料亭で、政治家や実業家とのつながりも強いですしね。
ちなみに皆さんカープファンだそうです。
福井アナは修道高校出身。
駅近くの実家からは市内中心部を越えて反対側になります。
市内には古くから福井アナごひいきの店も多いそうです。
このブログでも取り上げた、地蔵通りにあるお好み焼き屋「もり」でも何度か見かけたことがあります。
おそらく野球中継なんかで広島に戻ってきたときにでも立ち寄っているのでしょう。
店の隅っこで、小さな身体を丸めながら一人でハフハフ食べている姿は、テレビで見る姿と大差ないです。
その辺の公立学校の先生、という感じで、威張ることもコソコソすることもなく、好感が持てる雰囲気でしたよ。
今、40代から50代くらいの世代の広島出身者はすごいですね。
テレビを見ると、必ず毎日スクリーンに映ってる。
アナウンサーもそうですが、ミュージシャンやスポーツ解説者など、本当に多い。
30代や20代になるとその数が一気に減ってきます。
と言うよりは、関西圏と沖縄を除く、地方出身者の数がものすごく減ってきている。
交通手段が便利になり、インターネットが普及して、地方と首都圏とのコミュニケーション格差は一見なくなったように見えます。
実際に、物理的な格差はほとんどない。
一方で、そういった進化は、沖縄や韓国、中国と言った、さらに外側の文化圏とのコミュニケーションも容易にしました。
そんな中、大きな地方都市の文化圏は次第に吸収されていき、首都圏と比べて人口の少ない都市でしかなくなってきている。
現フジテレビ野球解説者の達川さんなんてのは化石ですよ、ほとんど。
福井さんを初め、メディアに関わっている広島、あるいは地方都市出身者にはがんばって欲しいですね。
全国に同じ情報を同じタイミングで、そして皆が分かる言葉で伝えるのがメディアの使命であるという時代は終わりました。
そんなものはほっておいてもインターネットがやってくれる。
アナウンサーが方言で喋る日があってもいいはずです。
2009年のプロ野球オールスターは2日目が広島で行われます。
副音声で広島弁実況解説やってくれませんかね?達川さん呼んで。
面白いと思うんじゃけどねぇ。。
コメント
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