西広島(己斐)からさらに西に十分ほどの新井口駅傍にあるショッピングモールが「アルパーク」です。
20周年だそうですね。
元々工場や倉庫や更地の並んでいた商工センターと呼ばれる辺りで海と島の博覧会という博覧会が開かれたのが二十数年前。そしてその跡地を中心に作られたのが「アルパーク」です。
広島駅からでもJRで新井口駅まで二十分かからないし、紙屋町あたりからだと広電使って広電商工センター入口駅まで三十分ぐらいですかね。
共に駅からは三分ほどだし、動く歩道もついてます。
市内から近いわけじゃないけれど、そんなに遠いわけでもない。
広島駅新幹線口の向こう側にあるソレイユと、そんなに変わらないかな。
交通の便でいうと、むしろアルパークの方がいいぐらい。
実はあまりいい印象がなかったんですよ、アルパークって。
できた当初から田舎臭かったというか、田舎にデパートが作られた、って感じで。
確か天満屋さんが中心になって作ってたような気がするんですが、単に車で行きやすい、というぐらいしかメリットは無かった。
学校が近かったのに、ほとんど行った記憶はないです。
ところが先日十五年ぶりぐらいに行ってみて、びっくりしました。
東京都心の豊洲再開発プロジェクトなんかにも参加してた「ららぽーとマネジメント株式会社」が手を加えたことは知っていたのですが、すごくよくなってた。
中高年を対象にしたデパート中心の西棟、三十代ぐらいまでをターゲットにした専門店の並ぶ東棟、それから映画館や大きな本屋なんかの揃った北棟。間に公園もあって、ゆっくり楽しめるモールになってる。
住んでる場所にも寄るでしょうが、やたら広くて人が多いソレイユよりこっちの方が過ごしやすいかもしれません。
あとはこの周りに何ができるか、でしょうね。
ショッピングモールの衰勢は結構それにかかってくるところが大きい。
現在のところ隣にヤマダ電機の中規模店が出来ているぐらいですが、もうちょっと揃ってこないと厳しい。
その意味での将来性はソレイユの方が上かもしれません。
でも本当は、人が多すぎない今ぐらいのアルパークが、丁度いいかも。
JR新井口駅、広電商工センター入口駅からアルパークに続く動く歩道
専門店の並ぶ東棟とその中
天満屋が入っている西棟
エンターテイメント施設の並ぶ北棟