広島駅と西条駅の丁度真ん中辺りに瀬野という街があります。
瀬野川に切り開かれた、所謂山間の盆地で、山陽本線と国道二号線の通る、小さな集落です。
川に沿って山陽本線と国道二号線は瀬野を左右に横断し、その北側と南側は直に山が迫っています。
駅を挟んで南側には昔の瀬野の集落が、北側の山腹には数年前より「みどり坂」という新たな団地が作られました。
このみどり坂という団地はJRから支線を引っ張っての大掛かりな団地造成でしたが、街の雰囲気を変えるには至ってないような気がします。
山に囲まれた、暗く、それでいてどこか妖力を持った雰囲気が瀬野にはあります。
みどり坂は、広島駅北口(新幹線口)からソレイユへ、そしてマツダスタジアムあたりも含めた所謂「広島駅東エリア」の再開発とセットで、ある程度人口が埋まりきった感のあった西側に(意識的・無意識的に)連携しながら対抗する形で進められたプロジェクトだったと思うのですが、如何せん、瀬野はイメージとして遠い。
そして何となく余所者が住むに適さない雰囲気がある。
安芸中野あたりにしとけばよかったんでしょうけどねぇ。
十分な敷地の確保ができなかったのかどうなのか。
やはり瀬野川沿いから向洋にかけての国道二号線の車線増加を含めた交通の整備無しには難しいでしょうね。
JRで広島駅まで十分あまり、と言っても、大抵の人はそこからさらに乗換えがいるわけですしね。
昨今の行政状況を考えるとバイパスの延長も難しそうですし、当面は瀬野らしい風景が続きそうです。
それはそれで何やら神秘めいた瀬野の雰囲気が残っていいですが・・・
手前が駅前の旧集落。奥がみどり坂団地
山間を通過する山陽本線
両側を山に囲まれた細長い瀬野の盆地
コメント
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