行ってきました、MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島。
長すぎる名称が未だにしっくりきませんが、そこは完全に新しい広島の球場。
そこかしこに「ならでは」の仕掛けがしてあり、チーム愛や愛郷心を煽るようなつくりになっていました。
ゲームは案の定負けましたのでさておき、球場の作りそのものは非常に良いです。
単に新しい試みがあるとか、使いやすい、とかそういうことではなく、
街の風景として、とても良い。
作り手の意図としては外から見たときに、というのが大きかったのかも知れませんが、
実際に行ってみると、中から見たときにとても良い。
レフト側を望んだときにJRの在来線や新幹線、その奥に仏舎利塔が見える風景も郷愁を感じさせますし、球場全体が市民球場以上にアットホームな雰囲気があります。
球場に出ている広告看板一つとっても、
「このまちが好き」とか、そんな感じのものが多いです。
地方都市にプロ野球球団がある有り難味がふつふつとわいてくる、
そんな思いにさせられる球場です。
もちろん、よく言われているように、広いコンコースにはたくさんの飲食店もあり、
利便性もずいぶん高まっています。
ある意味でこの球場は、地方都市に今後こういったイベント施設、
あるいはオフィスビルや住居ではない何かの施設(遊園地なども含めて)、
を作る際の、一つのベンチマークになっていくように思います。
もちろんコンセプトやデザインだけではなく、寄付などの資金調達や入札、
広告出資企業の募り方など、そういったノウハウの部分も含めてです。
今後、施設としての新球場建設を「てこ」に、どういった新しい街づくりを
広島市がやっていくのか、それにどうこの経験が生かされていくのか、
それもすごく注目したいですね。
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