広島で最も有名な飲食店の一つ、「むさし」です。
本社は広島市中区榎町にあり、広島県内に8店舗(マツダスタジアム内店舗を除く)を構えています。
広島に着いて新幹線を降り、ホームからエスカレーターで改札に向かう途中、
むさしの弁当を売る屋台風の出店ののぼりが見えたとき、
あぁ広島に帰ってきたなぁ、と実感する人も多いのではないでしょうか。
むさしは、店舗に行けばコースや宴会も可能ですが、やはり「むすびのむさし」と言われるだけあって、塩味の濃い大きなむすびが印象的です。
俵型のむすびの他にも山賊むすびという通常のむすびの3つ分はあろうかというサイズのむすびも好評です。
広島にはもう一つ、「ちから」という有名な老舗のうどん屋さんがあります。
ちからは和歌山から広島にやってきて74年。
むさしは創業から51年を数えます。
共にうどんとむすびを主力商品として市民に親しまれてきました。
店舗数では圧倒的にちからのほうが多いですが、
「肉うどんとむすびのむさし」か、「きつねうどんとお稲荷のちから」か、
とよく頭を悩ましたもんです。
ここ数年はむさしも広島出身の奥田民生さんとコラボレーションしたり、
旧市民球場や、新マツダスタジアムでの積極的な店舗展開を行うなど、
随分と観光で訪れた方からの知名度も上がってきました。
広島にコンサートや番組などで来た歌手やタレントの方にもむさしの弁当はお好み焼きと並んで人気だそうです。
むさしのホームページを見るとわかりますが、むさしは2つの標語をよく使います。
一つは、「広島の味 来んさい 見んさい 食べんさい」というもの。
もう一つは、「『手打ちうどんとむすび』ひと筋に こころをこめた人づくり」というもの。
これはむさしの味と、店舗の雰囲気をとてもよく表しています。
広島の味、と言った後、来る->見る->食べる、と飲食店にもかかわらず、「食べる」が最後に来ているところ。
そしてこころをこめた「人」づくり、とこちらも飲食店にもかかわらず、「食」づくり、ではないところ。
広島を訪れたらお弁当もいいですが、是非店舗にもお昼ご飯を食べに訪れてみてください。きっと帰りの新幹線にお弁当を買って帰りたくなりますから。
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