広島で最も有名な景色の一つ、広島市民球場。
長い長いその役割に2008年終止符を打ちました。(オープン戦は2009年まで)
写真は公式戦、市民球場最後の敗戦ゲーム、2008年9月24日の巨人戦のものです。
残念な話ですが、市民球場には敗戦が似合います。
最後の年ということで、いっぱい写真集が出回っとりましたが、
上のような写真が一番好きです。(自分で撮ってます)
負けても負けても行き続けました。
ぼくは1981年(昭和56年)生まれなので、強い時代をほとんど知りません。
日本シリーズは小学生のときに一度だけ行きました。
市民球場には勝敗以上の興奮がありました。
書き出すとキリがないんですが・・・
広島の街とカープは新しい時代へと一歩を踏み出すことになりそうです。
下は建設中の新球場。
もう市民の球場じゃないけぇの、なんて言っていた広島っ子も、
新しい球場に向けて、徐々に胸が高鳴り始めています。
ぼくも、新球場に行ってみたいと思っています。
そういえば広島は、数十年前、最も新しい球場を作った球団でした。
今でこそ保守的なイメージもある広島ですが、
戦前までは、日本で最も最先端を行く街の一つでした。
東京で球場が一つ出来ても、それは街や人の流れを変える程度に過ぎないかもしれません。
広島では球場が一つ出来ると、きっとそこに住む人の暮らしや文化、
街の空気まで変わると思います。
新球場が出来るあたりは、最近まで広島の中でも最も暗く、
闇の中にあり、新しくなっていく街を見続けていた、取り残された場所でした。
球場の新設が、綺麗なだけの街を作るのか、
再び文化的な最先端へと広島の街を動かしていくのか。
そんな新しいボールパークのこけら落としを楽しみに。
新球場は広島駅から徒歩5分あまりのところにあります。
広島におる人だけじゃなく、行く人も、是非。